今月の月刊「致知」も学びになる記事が満載である。
料理の鉄人(和の鉄人)道場六三郎氏は、次のように言っている。
「ものに対する執着心を捨ててしまいたい。だからこの間も、今までためてきた献立などを全部燃やしちゃったんですよ。」
「ああいうものがあると、昔のままの仕事をしてしまうんですよ。まぁ、それなら間違いもないんでしょうけどね。だけどせっかく生きているんだから、自分の年が80なら80の頭の展開でやればいい。でないと、新しいものができないですよ。」
「ためてきた献立などを全部燃やしちゃった。」
これは、教員ならば、これまでのレポートや指導案などを全て燃やしたということになるかもしれない。
執着心を捨てる。これができている道場氏の今の料理を食べたい。
芸事は、最終的には「軽み」になるときいたことがある。今の道場氏がそうかもしれない。
「ああいうもの(献立)があると、昔のままの仕事をしてしまうんですよ。」
ドキッとする。
今の自分を否定しながら、新しいものを作り続ける道場氏の気概が感じられる。
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