昨日、北ノ俣岳の登山中リスが食べたと思われるオオシラビソの球果を見つけました。
今年はオオシラビソが豊作という話を聞きましたが真相は私には観察眼が乏しいのか豊作なのか凶作なのかの判断ができません....
オオシラビソの種子はリスの大好物で9月の亜高山帯ではオオシラビソの上で一心不乱に食べるリスの姿を何度か見ています。
時には私の姿に気がつかず食べ続ける輩もいます。
あまりにも気がつかないので幹を蹴飛ばしてみると驚いて逃げるリス!木登りが上手なリスですが何故か木から下りて逃げますので足下をリスが通りすぎていきます。(まねしないでください)
人の姿に気がつかないほど好きな食べ物のようです。
オオシラビソに限らずリスはマツ科の種子が大好物のようで低山だとアカマツの種子を食べている姿を見かけます。
一番驚いたのは3年前に御岳登山をしていたときハイマツ帯で休憩していたらハイマツの下を動く気配が、ジーッと目をこらしてみるとリスがハイマツの種子を食べていました。
これには流石に驚きました!高山帯にもいるんだなーと。
時折、広葉樹が無いと鳥や動物は棲めないなんてことを耳にしますがリスにいたっては針葉樹が無いと生きていけない?なんて思います。
また、冬期にはカラ類が針葉樹の球果をしきりつついている姿をよく見かけますしアトリやマヒワの大群が来た!という年はスギ・ヒノキが豊作と重なっているように思います。(確信ではありませんが)
色々な鳥や動物が生きていくには広葉樹、針葉樹といった単純な話ではないと私は思っています。
生物多様性なんて言葉を最近よく耳にしますが我々の考え方も多様じゃないといけないですね。
偉そうなことをいえる身分ではないですが、この時期リスの食跡を目にすると考えてしまいます。(管理人)