ウツギ

　下呂市萩原町へ引っ越してから職場が近すぎて面白くないので益田川沿いを散歩しながら遠回りして出勤しています。
　下呂市にしては川原が広いので最近ではオオヨシキリのギョギョシという囀りや鳴きながら飛ぶイカルチドリを見ながら歩いている脇でオオルリの囀りを聞くという不思議な環境（この状況を不思議と思う私を不思議と思う人がおおいかな？）の中歩いています。
　初夏から、入梅へと季節が移り変わるころですので様々な花が咲いています。
　写真を一つ一つ撮ってブログに載せようと思ったりもするのですが出勤途中にそれをやると間違いなく遅刻するので自重しています・・・
　さて先週末ぐらいからウツギの花が咲き出し今見頃となっています。
　徒然写真帳で結構ウツギを題材にしているかと思い検索をかけると意外なことに始めたばかりの頃、複数の人で賑わっていた時に載せたきりでした。
　ウツギで検索すると予想に反しタニウツギが沢山・・・何でダニバナ（飛彈地方のウツギの方言）？なんて思います。
　さてウツギというと文学に大変疎い私が何故か万葉集の「霍公鳥(ほととぎす)、鳴く声聞くや、卯の花の、咲き散る岡に、葛引く娘女」なんてのを思い出します。
　この歌を本で見て万葉の歌人の自然を見る目の鋭さを感じたんです。
　この歌でいう卯の花はウツギのこと。
　ウツギの咲く頃にホトトギスが日本にやってくる。
　そんな時に今では雑草として嫌われるクズを引く乙女がいる。
　ウツギの花が咲くみだれる中、繊維を採るためか牛のエサにするためかは分からないですがクズを引く乙女がいる上空をホトトギスが囀っている。私が書くと文学のかけらも無い表現になってしまうのですが四季折々の日本の情景を表していると思います。
　何故、そんなことを書いたかというとクズとウツギはあるのですがホトトギスの囀りが無い・・・
　私の気のせいかどうか分かりませんが最近ホトトギスがめっきり減ってしまったと思うから。
　何だか題名とまったく違う結末となり今日のブログを終えようと思います。
　何だか後味が悪いですね！！（管理人）

　写真は昔撮ったものです・・・


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



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