ジムでえっちらおっちらトレーニングをしていた。そしたら知人がいて、しばし歓談をした。こういうのがあるから、世の中に出ていくのはいいものである。その知人、愚生より後輩であるが、ある学校のトップである。話しは必然高校入試のことになった。
そして愕然となった。まったく何も知らなかったという愚生の、のんき度に。後期選抜の各高等学校の倍率にである。そういうことにあまりにも関心が高くて、元教員かぜをふかすのもいかがなものかと思っていたが、こうまでのんきにやっているオレもオレである。
愚生が毎日読んでいる新聞では全く出て来ないからである。しかしである。インターネットで調べればわかるはずではないか。そう責められても仕方なし。ま、今は大学でやらしていただいてる分野しか関心がないと言えば言えるけれども。
もう住む世界が違っている。異界に行ってしまったのだ。オレの方が。つまり、寿命がつきたのだよ。オレは。そういうことだ。そういうこと。だからぐたぐた言わないほうがいいんだろうけど。
知人は、知人である。よくも言ったりである。ただ単に知っているという関係であるから、当然愚生が今何をしているかということなんかなんにもご存じなかった。当たり前である。愚生なんか、吹けば飛ぶような軽い存在であるから。ははははははは。
四方山の話しをしていた。楽しい話題であった。大学の機能とか、学者センセのクチの悪さぶりとか出てきて、呵々大笑した。まったく、学問をやるってぇことは人格向上のためにはならないんじゃないかと。確かに、論文を読んでいろいろ欠点を指摘するというのは、学者センセのお仕事でもある。だから、下手をすると無明を生きていってしまう危険性はある。
しかし、そんなことを言ったら、どんなレベルの学校の教員にもそれはあることであって、そんなもんにいちいち腹を立てていたら生きていけない。愚生だって、何を言われているかわからんであろうし。気にしないことである。他人は悪口を言うのが大好きであるからだ。なぜなら、人を貶めていることで、自己をいったん棚上げできるからである。これは快感であろう。
上から目線である。どこまでも上下の関係なのだ。100円ショップに行くのが好きでかなりいくが、あんな安価な買い物でも極端にお客様ぶっているのがいる。金を払えば、王サマであるという意識丸見えのバカがいる。ぞんざいなクチを店員の方々にきいて、ぶん投げるように代金を払っている。まったく無明を生きているなぁと思う。しかも、100円ショップですぜ。何様だと思っているのかね。こういうのが、学校の保護者ぶって・・・・もうやめましょう。異界にいっちまったんですから。ははははは。同じレベルになっちまうから。
だから愚生は知り合ったばかりの人間にため口をきかれるのを嫌う。愚生を知っている方は、愚生が異常に敬語を使うのを不思議がる。愚生はなかなかため口をきかない。なぜか。他者とはある程度の距離感を持っていたいからである。あまりべたべたした人間関係は不要であるからである。つかず離れずというのがいちばんいい。それに愚生は、言葉がきつい。ため口をきくと、たいていの方は愚生を暴力団関係者のように思われる。そしてヘッドスキンである。だから丁寧になるのだ。言葉が。
それだけであるけど。
それにしても今日は反省した。あまりにも異界過ぎる。イカンゾォである。明日からは、まともに生きていきまひょ。
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