無明を精一杯生きる
今日から新年度ですね。
フレッシュマンがそれぞれの組織で活躍されることでしょう。その準備も始まります。ご苦労様でございます。人それぞれ、置かれた場所でやるしかないのであります。どうか、頑張ってくださりませ。
愚生の在籍校でも明日入学式です。大学院の博士後期には何人くらい入学されるのでしょうか。まったく知りませんが。それよりも、シラバスが若干変更されていて、学会での発表がないと単位を習得できないと書かれておりました。良かった。昨年三度ほどあちこちの学会で発表させていただきましたが、今年もやるっきゃない。そんなに世の中、甘くはござんせんなぁ。明日の午後から院生のオリエンテーションがありますけれども。楽しみです。師匠に会えるかもしれないからです。
モチベーションが高まらないというのが、愚生の唯一の悩みでして、どうにも年齢が高くてどうもならんのです。これから就職できるわけでもないし、精一杯働いてきたので余暇というか、老後を楽しみながら学問だけはやっていきたいというのが基本的なスタンスでありますから。これが収入に直結するというのでもないですからねぇ。ただし、チャレンジだけはしてみたいからやっているだけで、ダメならダメでリセットして新たに生涯学習でやるしかない。
今朝の朝刊に市の広報誌が入ってきて、新年度のいろいろな学習講座が紹介してありました。まだ、そっちの方には生徒としてお世話になりたくはないのであります。在籍校を退学したら、わかりませんが。まだまだチャレンジしていきたい分野がごまんとありますので。それに、10代のころからやっている印度哲学系の勉強も不十分であります。まだまだであります。完成なんかオレにはありません。だから、偉そうに人に教えるなんてできないわけであります。経験を語ったり、共に学ぶということならできそうですがね。なんてったってオレには実力がない。むむむとうなるしかない。
居住地に県立の大図書館があります。さらに在籍校にも同程度の大図書館があります。幸運です。Mailで書籍を予約して、なんでもお借りすることが可能です。一部貸し出し不能を除いては。両方の図書館に足繁く通っています。茅屋にもコピーを設置してありますから、ホントウに助かります。全部実費で購入することはできないからです。人文科学系は、読書量と、資料の優劣でその後の歩みが決まるでしょうから。これもまた真剣であります。
それも愚生が死ぬまでのことでしかないのですけれども。死んでも学ぶことはできないでしょうから。愚生のご臨終の朝まで、愚生は読書し、ノートをとっていたいとマジに思っています。それが愚生の執着です。お笑いくださいませ。
本来、大学進学なんてできない貧しい家庭に生まれ、それでも新聞配達までして進学をしてしまった無知蒙昧なる男であります。能力を顧みず、であります。オヤジは町役場の小役人、オフクロは一介の田舎教師でしたから、貧しい家庭でとてもとても大学進学なんて所詮ムリでした。それでも、能力もねぇのに進学をしてしまいました。高校の同級生たちが、愚生の時で、国立大学に180名くらい現役で進学していったから、影響されたんでしょう。たぶん。オレも大学っていうところに行ってみたいって、身分不相応の高望みをしちゃったわけです。それを執着と言えば、確かに執着でありましょう。いまなお、「無明」を生きている老兵でございますよん。悟れないのであります。ははははと笑っているしかない。
来月、郷土史の研究誌が出ます。愚生の研究論文が掲載されています。ここから新年度がスタートします。在籍校とは別の大学研究紀要にも、論文が出ます。道徳教育です。こちらは在籍校とは関係ありません。拙ブログではこっちの大学のことはまったく書いていませんが、そういうことです。そういうこと。
原稿書きが猛烈に始まります。あちこちと暴れまくる覚悟です。なにしろ、こっちは最低のところからスタートしているんです。やってもやらなくても誰にも期待されていませんが、オノレの道はオノレで歩いていくしかないようであります。茨の道でありますがねぇ。
今日は、そういうところから新年度の再スタートであります。還暦人生ここにありであります。
じゃぁ!
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