”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

すごいぞ!!静岡の梨

2012-08-01 10:42:35 | お勉強

静岡県経済産業部みかん園芸課様の主催で

落葉果樹セミナーが開催され、

県内在住の野菜ソムリエ26名が参加しました。

 

会場は浜松市北区都田町の

農林技術研究所果樹研究センター落葉果樹科。

 

●静岡県の落葉果樹についてお話を伺いました。

静岡県の農業算出額(平成22年度)2,123億円のうち、

果樹が占めるのは294億円。

その中の34億円が落葉果樹となっています。

この金額だけ見ると、

「たいしたことない・・・。」

と思われるかもしれませんが・・・。

 

ここからがすごいんです!!

静岡生まれの落葉果樹がこんなにもあるんです。

Img_4140

巨峰、ピオーネ、四つ溝柿、次郎柿、

レインボーレッド(キウィ)、喜水/静喜水(梨)、

宮口小梅。

これは、大いに自慢できることだと思います。(^^)

 

 

●梨の食べ比べを行いました。

静喜水

Img_4147

食べやすい。

「豊水」好きに好まれる味。

 

八里(やさと)

Img_4148_2

酸味があり、ザラザラした食感が懐かしい。

 

なつしずく

Img_4146_2

青梨の系統を食べる機会が少ないせいか、

初めて食べる味と香りに驚き!

 

筑水

Img_4145_2

昔からの食べなれた味。

 

あけみず

Img_4144_2

香りが良く、滑らかな舌触り。

 

 

●35℃を超える炎天下、圃場見学をさせていただきました。

こちらはなつしずくの樹です。

Img_4151

 

棚を作って、枝を伸ばしていきます。

Img_4152_2

 

防鳥ネットが張られています。

Img_4154_2

 

下草はわざと生やしています。

Img_4153_2

草の機能を活かした「草生栽培」と言い、

 ・土壌の流出を防ぐ

 ・土壌天敵の増強

を目的としています。

 

こちらは珍しい自家受粉する品種。

Img_4155_2

まだ試験場にも1本しかありませんが、

この品種が普及したら、

受粉作業の手間が省け、

農作業の軽減化につながります。

 

 

静岡県にはこんなにおいしい梨がたくさんあるのに、

小規模な産地が多いので、

ほとんどが県内で消費され、

入手できるところも観光農園や直売所など・・・。

たぶん、産地周辺の人しか知らない品種も多いでしょう。

 

他ケンミンの皆様、

ドライブで静岡へお越しの際は、

ぜひ、農産物直売所、観光農園にお立ち寄りください。

登呂遺跡で種が見つかったと言われる梨が、

こんなにおいしく成長しました。 (^^)v

ぜひご賞味ください。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする