地元食推協の勉強会があり、
学校給食について学びました。
調理実習で作ったものは、
全国の学校給食で人気のメニュー。
・キムタクご飯
・油淋鶏
・きゅうりの中華漬け
・もずくスープ
キムタクご飯は、以前
「秘密のケンミンショー」でも紹介されましたね。
塩尻市の栄養士さんが考えた、
炒めたキムチ、たくあんなどを混ぜ込んだご飯です。
驚くのはきゅうりの中華漬けの作り方です。
きゅうりをさっと茹でてから漬けていきます。
これは、1996年に起きたO‐157集団食中毒事件の影響。
それ以来、学校給食では生野菜は出されていないのです。
さて、我が袋井市は農業が盛んな地域ですが、
学校給食における地場産物の使用割合は、
平成23年度で8.9%。
6816食材中606食が地場産物です。
使用割合が少ない原因のひとつに、
学校給食に用いる食材の種類や量に対する
作付面積が少ないことが挙げられています。
その問題を解決するためには、
・地元で生産される作物の種類、時期、量を調査する。
・給食用食材として取り入れることができる作物を
栽培できるような環境を整備する。
・安全な食材が安定して供給できるように、
生産者と給食センターを結ぶシステムを構築する。
ことが求められます。
そのためには、JA、商工会議所、農林事務所との連携、
さらに給食食材納入業者とのバランスの取り方も
考えなくてはならないでしょう。