今まで、干し野菜と言うと
空気が乾燥した寒い冬に根菜類で作っていましたが、
きゅうりを干してみました。
といっても、この時季は湿度も高いので、
カラカラに乾燥させることは難しい・・・。
そこで、3時間ほど干してセミドライタイプにしてみました。
コツは干しザルに均一に広げ、時々裏返しにするだけです。
こちらは、干したきゅうりを削り節と醤油で和えたものです。
干すことで、甘味と歯応えが増し、
新しいきゅうりの魅力が顔を覗かせます。
ただ、セミドライの場合は
水分が完全に抜けているわけではありませんので、
冷蔵庫で保存して、なるべく早く召し上がって下さい。
きゅうりが採れすぎて困っている方、ぜひお試しを!!
ゴーヤがたくさん採れているので
ゴーヤ料理が続きます。
こちらは、九州阿蘇地方に伝わる伝統料理で
「どろりあげ」というそうです。
【材料】4人分
ゴーヤ 1本、 かぼちゃ 400g、 ちりめんじゃこ 適量
だし汁 1/2カップ、 醤油 大さじ1と1/2
小麦粉 大さじ1、 塩 少々
【作り方】
①ゴーヤは薄切りにして、塩をまぶし、水気が出てきたら洗い流す。
②かぼちゃは、食べやすい大きさに切る。
③だし汁でかぼちゃを煮て、軟らかくなったらゴーヤを加える。
④ゴーヤに火が通ったら、ちりめんじゃこを加え、
醤油と塩で味付けをする。
⑤倍量の水で溶いた小麦粉を回しかける。
かぼちゃの甘味が、ゴーヤの苦味をマイルドにしてくれます。
実は、このレシピは次の本を参考にしています。
食・生活文化研究所エリスから1999年に発行された
「『にがい』がうまい」という本です。
今は、もっと立派な本になって
農文協さんから発売されていますが、
当時は切手を同封して、送ってもらった記憶があります。
そういえば、「切手を同封のうえ、お申し込み下さい。」
という言葉も聞かなくなりましたね~。
ゴーヤは、カレーの具によく使っていますが、
ハヤシライスにも合うのでは・・・と思い、作ってみました。
【材料】4人分
ゴーヤ 200g、 玉ねぎ 1個、 しめじ 1パック
牛肉切り落とし 200g、 バター 大さじ1
赤ワイン、水 各100ml、 デミグラスソース 1缶
トマトケチャップ 大さじ2、 ウスターソース 大さじ1
塩・こしょう 各適宜
【作り方】
①ゴーヤは種とワタを取り、薄切りにしたら塩をまぶしておく。
30分ほど置いて水気が出てきたら、洗い流す。
②玉ねぎは薄切り、しめじは小房に分けておく。
③鍋にバターを熱し、玉ねぎを炒め、しんなりしてきたら
水切りしたゴーヤを加えてさらに炒める。
④牛肉としめじも加え、牛肉にだいたい火が通ったら、
赤ワインを加えて煮立たせる。
デミグラスソース、トマトケチャップ、水を加えて10分ほど煮る。
⑤仕上げにウスターソースを加え、塩・こしょうで調味する。
写真は、ピーマンを散らしたご飯を添えてあります。
「大人になったら、ハヤシライスはどうも苦手で・・・」
とおっしゃる方がたくさんいらっしゃいますが、
ゴーヤの苦味をほのかに感じる大人のハヤシライスですよ。
お試し下さいね。 (^_-)-☆