雑草のタデと、染料の材料となるタデアイを混同される方がいらっしゃるようなので

あえて比較のための写真をいくつか撮りました。

いつもありがとうございます。藍色工房店長の坂東未来です。

植物学者ではないので、多少の説明不足はご容赦くださいますように

あらかじめお願い申し上げます。


<見分けるコツ>

タデとタデアイ

確かにどちらも似ているのですが、並べてみると違いがよく分かります。

という事で並べてみました。

画面の左は道端に生えていたタデ。

右が畑で栽培しているタデアイです。

花や葉のサイズがかなり違っていることがご覧いただけると思います。


タデの花とタデ藍の花

花のアップです。

左がタデで、右がタデアイです。

花穂の分岐の量が、タデアイの方が多いですね。


タデの葉とタデ藍の葉

そして、左がタデの葉で、右型で藍の葉。

タデアイの方が幅広の葉の形をしています。

更にこれが夏の葉だったら、タデの葉はすりつぶしても緑色の汁しか出ませんが、

タデアイの葉はすりつぶしてしばらくすると青っぽく変化します。


どちらもタデ科イヌタデ属で一年草なので、親戚のようなものですけれど、

違う種類なのです。
 


という事で、タデとタデアイは違いますよ、と言うお話しでした♪

染料になるタデアイの方は漢方薬として使われることもあり、和のハーブの辞典にも

紹介されています。

雑草のタデにも傷口の化膿を予防する働きがあるようなので、タデ科の植物には

解毒の特徴があるのかもしれませんね。