先週の土曜日、フィリアホールで行われた三浦友理枝さんのラヴェル作品集の演奏会に行って来ました。ベルウッドさんのご好意でチケットを譲っていたことがきっかけでした(別のコンサートとのダブルブッキングだったようです)。席は離れてしまいましたが、昔ピアノを弾いていたこともある家内を誘うこととしました。この日は、西丹沢の登山をご一緒したK&Kさんご夫妻も来られると伺っていました。休憩時間、スパークリングワインを購入するために並んでいると、pat_mthny7205さんを見かけてびっくり。7月末に拙宅にお越しの予定のそねさんも会場にいたそうですから、こじんまりとしたホールにずいぶんと集まったものです。
開演は17:00でした。
開演前にK&Kさんが私の席に来られました。ピアノがスタンウェイでないことに驚いていた様子でした。
さて、チケットを譲っていただいたものの、ラヴェルのピアノ作品との接点がこれまでありませんでした。ラヴェルと言えば、「ボレロ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」と来ますが、うーん、そこから先が・・・。いきなりノーガードで臨むのも憚られましたので、三浦さんのラヴェル作品集を事前に買ってみました。このところ西方への出張が多く、なかなかオーディオシステムで聴く頻度が上がりません。デジタルファイル化して持ち出しもしましたが、実質、予習は進みませんでした。むしろ先入観なくライブでいいと思った曲を、オーディオで聴き直す方が、方向としては自然なのかもしれませんね。
プログラムの構成のためか前半は控えめ、淡々、といった印象を持ちましたが、後半はグッと惹きつけられました。この日最も印象に残ったのは先のCDには入っていない「夜のガスパール」でした。とりわけ3曲目の「スカルボ」は圧巻でした。素人目(耳)にも難しそうな曲をダイナミックにこなす三浦さんに目と耳を集中させました。飛び交う音とホール感。この日の勝負曲だったのでしょうか。K&Kさんはラストの「ラ・ヴァルス」が特によかったと言われていました。私自身の物差しがあまりに貧弱なのは仕方ないとして、この日受けた印象を大事にしたいです。「夜のガスパール」はアルゲリッチ盤を早速購入しました。
クラシックは年代や地域によって個性が分かれます。クラシック派のオーディオファンにおいても、万遍なく聴かれる方は多くないように思います。好きな時代、作曲家、編成の偏りはどうしても出ますね。私の場合、何だかんだでベートーヴェン、モーツァルトの比率が高くなりがちです。ラヴェルしかもピアノ作品となると飛び地も飛び地でしたが、飛ぶだけなら躊躇は要りません。その飛んだ先には、フォーレ、サティー、ドビュッシーがいて、さらに時代が下がるとジャズや現代音楽が見えてきます。思わぬ形でリサイタルに行く機会を得ましたが、こうして音楽の幅が広がることは嬉しいことです。
私もサインを求める列に並びました。この間、家内にK&Kさんご夫妻から演奏の解説もいただいたようで・・・お気遣いありがとうございました。
川久保賜紀さん、遠藤真理さんとのピアノトリオのCDを購入、サインをいただきました。
第2夜は9月末ですから秋風も吹き始めた頃でしょうか。少しは物差しもきとんちしているはず?と思います。
開演は17:00でした。
開演前にK&Kさんが私の席に来られました。ピアノがスタンウェイでないことに驚いていた様子でした。
さて、チケットを譲っていただいたものの、ラヴェルのピアノ作品との接点がこれまでありませんでした。ラヴェルと言えば、「ボレロ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」と来ますが、うーん、そこから先が・・・。いきなりノーガードで臨むのも憚られましたので、三浦さんのラヴェル作品集を事前に買ってみました。このところ西方への出張が多く、なかなかオーディオシステムで聴く頻度が上がりません。デジタルファイル化して持ち出しもしましたが、実質、予習は進みませんでした。むしろ先入観なくライブでいいと思った曲を、オーディオで聴き直す方が、方向としては自然なのかもしれませんね。
プログラムの構成のためか前半は控えめ、淡々、といった印象を持ちましたが、後半はグッと惹きつけられました。この日最も印象に残ったのは先のCDには入っていない「夜のガスパール」でした。とりわけ3曲目の「スカルボ」は圧巻でした。素人目(耳)にも難しそうな曲をダイナミックにこなす三浦さんに目と耳を集中させました。飛び交う音とホール感。この日の勝負曲だったのでしょうか。K&Kさんはラストの「ラ・ヴァルス」が特によかったと言われていました。私自身の物差しがあまりに貧弱なのは仕方ないとして、この日受けた印象を大事にしたいです。「夜のガスパール」はアルゲリッチ盤を早速購入しました。
クラシックは年代や地域によって個性が分かれます。クラシック派のオーディオファンにおいても、万遍なく聴かれる方は多くないように思います。好きな時代、作曲家、編成の偏りはどうしても出ますね。私の場合、何だかんだでベートーヴェン、モーツァルトの比率が高くなりがちです。ラヴェルしかもピアノ作品となると飛び地も飛び地でしたが、飛ぶだけなら躊躇は要りません。その飛んだ先には、フォーレ、サティー、ドビュッシーがいて、さらに時代が下がるとジャズや現代音楽が見えてきます。思わぬ形でリサイタルに行く機会を得ましたが、こうして音楽の幅が広がることは嬉しいことです。
私もサインを求める列に並びました。この間、家内にK&Kさんご夫妻から演奏の解説もいただいたようで・・・お気遣いありがとうございました。
川久保賜紀さん、遠藤真理さんとのピアノトリオのCDを購入、サインをいただきました。
第2夜は9月末ですから秋風も吹き始めた頃でしょうか。少しは物差しもきとんちしているはず?と思います。