昨日、夏休みを利用してGRFさんのお宅を再訪しました。前回訪問したのは今年の2月で、凍てつくような寒さでした。今度は対照的な真夏の昼間でしたが、それでも一時のとんでもない暑さは和らいだようです。今回はご一緒したpat_mthny7205さんに、車を出していただき、行き帰りも涼しい車中で楽をさせていただきました(ありがとうございました)。流石にお盆ということもあり、車の流れはスムーズでした。予想外に早く着いたので阿佐ヶ谷のカフェで時間調整してお宅に向かいました。この日は、GRFさんは夕方から所用があるため昼を挟んだアルコール抜きの会となりました。
例によってユニコーンのある部屋からスタートです。基本的に前回と機器構成は変わっておりません。ただし、2月時点はEMMの装置はまだエージング半ばで、ようやくCD34と拮抗するところまできたとのことでした。それに加えて前回はユニコーンのユニットのネジの緩みもあったようです。それもでも十分楽しませていただいたのですが、より万全に近い状態での鑑賞となりました。EMMは私には艶に磨きがかかったように感じました。基本はクラシック→ジャズの流れでしたが、幅広く交流されている方からの推薦盤を含めてジャンルを跨いで楽しませていただきました。
こちらの低音を聴く度に、全ての音が単一のユニットから出されていることの不思議さを感じます。無志向性であることからリスニングポジションの影響を受けにくいのも特長でしょうか。自宅の場合、いわゆるスイートスポットを外すと左右の音のバランスが崩れ、すぐにSPが鳴っていることに気付く状態になりますが、こちらでは部屋中に音楽が満ちている感じです。GRFさん自身、普段は右隅のコーナーのPCのあるポジションで聴かれることが多いそうです。それでもセンターが左右のバランスという点でベストであることは確かで、私の方がセンターに座る時間が長くなってしまい、pat_mthny7205さん、恐縮です。
ユニコーンの音を聴いて毎度感心するのは楽器や声の鮮度、瑞々しさです。そしてその鮮度が音楽の楽しさにつながっていること、です。Brendel?の「皇帝」のピアノ、確か初回も聴かせていただいたのですが、これにはため息が出ます。pat_mthny7205さんは床にあったCD入れから Coltraneの名盤を見つけてリクエスト。「Wise One」に浸りきっている様子です。ヴォーカルもいいですね。写真はTony Bennett(87歳でも健在、9月の東京jazzフェスティバルにも来ます)のブルースアルバムで共演者も豪華です。私はSheryl Crowとのデュエットをしっかりチェックさせていただきました。
ご近所の蕎麦屋さんでせいろをいただき、後半はGRFのある部屋に移動です。先ほどのユニコーンとは対照的な、部屋の広さを活かした平行法の本丸です。最初は昨年末に導入したRectangular GRFから入り、続いて手前の小型SP、T4に切り替えての鑑賞です。写真はT4に切り替えるために、Rectangular GRFを壁まで下げた状況です。T4はかなり手前にセッティングされているのですが、皆さん不思議がるように後方のSPが鳴っているような錯覚を覚えます。ちょうどこの写真のように奥に焦点が合っているが如くです。以前にGRFさんがブログで公開された平行法の実験の実体験となりました。
最後は、再びユニコーンのある部屋に戻り、長谷川きよし&ちあきなおみで締めとなりました。カジュアルな路線にも配慮いただきありがとうございました。それぞれ沁みました。先日の雨中の登山ではありませんが、山に登っているといわゆる偽ピークに惑わされることがあります。下から見上げて、ピークだと思った場所が実際には何でもない場所だったりします。オーディオでも似たような状況に陥っていないか、気にはなるところです。勿論、結局は山と同じように自分の足で歩くしか答えはないのですが、たまに景色のいい場所に出会えると登る足にも力が入る・・・のでしょうね。
例によってユニコーンのある部屋からスタートです。基本的に前回と機器構成は変わっておりません。ただし、2月時点はEMMの装置はまだエージング半ばで、ようやくCD34と拮抗するところまできたとのことでした。それに加えて前回はユニコーンのユニットのネジの緩みもあったようです。それもでも十分楽しませていただいたのですが、より万全に近い状態での鑑賞となりました。EMMは私には艶に磨きがかかったように感じました。基本はクラシック→ジャズの流れでしたが、幅広く交流されている方からの推薦盤を含めてジャンルを跨いで楽しませていただきました。
こちらの低音を聴く度に、全ての音が単一のユニットから出されていることの不思議さを感じます。無志向性であることからリスニングポジションの影響を受けにくいのも特長でしょうか。自宅の場合、いわゆるスイートスポットを外すと左右の音のバランスが崩れ、すぐにSPが鳴っていることに気付く状態になりますが、こちらでは部屋中に音楽が満ちている感じです。GRFさん自身、普段は右隅のコーナーのPCのあるポジションで聴かれることが多いそうです。それでもセンターが左右のバランスという点でベストであることは確かで、私の方がセンターに座る時間が長くなってしまい、pat_mthny7205さん、恐縮です。
ユニコーンの音を聴いて毎度感心するのは楽器や声の鮮度、瑞々しさです。そしてその鮮度が音楽の楽しさにつながっていること、です。Brendel?の「皇帝」のピアノ、確か初回も聴かせていただいたのですが、これにはため息が出ます。pat_mthny7205さんは床にあったCD入れから Coltraneの名盤を見つけてリクエスト。「Wise One」に浸りきっている様子です。ヴォーカルもいいですね。写真はTony Bennett(87歳でも健在、9月の東京jazzフェスティバルにも来ます)のブルースアルバムで共演者も豪華です。私はSheryl Crowとのデュエットをしっかりチェックさせていただきました。
ご近所の蕎麦屋さんでせいろをいただき、後半はGRFのある部屋に移動です。先ほどのユニコーンとは対照的な、部屋の広さを活かした平行法の本丸です。最初は昨年末に導入したRectangular GRFから入り、続いて手前の小型SP、T4に切り替えての鑑賞です。写真はT4に切り替えるために、Rectangular GRFを壁まで下げた状況です。T4はかなり手前にセッティングされているのですが、皆さん不思議がるように後方のSPが鳴っているような錯覚を覚えます。ちょうどこの写真のように奥に焦点が合っているが如くです。以前にGRFさんがブログで公開された平行法の実験の実体験となりました。
最後は、再びユニコーンのある部屋に戻り、長谷川きよし&ちあきなおみで締めとなりました。カジュアルな路線にも配慮いただきありがとうございました。それぞれ沁みました。先日の雨中の登山ではありませんが、山に登っているといわゆる偽ピークに惑わされることがあります。下から見上げて、ピークだと思った場所が実際には何でもない場所だったりします。オーディオでも似たような状況に陥っていないか、気にはなるところです。勿論、結局は山と同じように自分の足で歩くしか答えはないのですが、たまに景色のいい場所に出会えると登る足にも力が入る・・・のでしょうね。