珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Giuliaさんを招いて

2013-09-25 20:46:37 | オフ会
3連休の真ん中の22日、デジタル系でお世話になっているGiuliaさんにお越しいただきました。Giuliaさんとは、先日のHalie Lorenのライブ以来です。LINN DSのユーザーさんで音質に拘られている方は、ブログ"Giuliaのひとり言"を訪問されたことがあるでしょう。Giuliaさん自身もDSのユーザーですが、最上流の重要性に気付いて創意工夫を重ねられています。リッピング用ドライブやHUBのクロック交換、備長炭アース、など発想がユニークで(ユニーク過ぎておいそれと真似できませんが)、いつもながらフロンティアぶりには感心しています。相島技研のニュースにもHUBのクロック交換のことが紹介されています。

上流が大事な点はネットワークプレイヤーに限らず、Linux PCでネットワークオーディオを楽しんでいるMPD派も一緒です。リッピングで音源は正確にデジタルデータに変換されていますから、あとは如何に望ましいデジタル信号(データではありません!)にしてDACへ届けるかが課題となります。阻害要因がNAS、HUBやLANケーブルに潜んでいるとしたら・・・これは手を打たねばなりませんね。見方を変えると主導権はネットワークプレイヤーの外にあったわけです。この状況を嫌ったのでしょうか、SONYはハードディスク内蔵のファイル再生プレイヤーHAP-Z1ESを出すようです。

Giuliaさんにお越しいただいた目的の一つに、種々の実験があったのですが、いきなり実験に入るのは、世間話もしないで仕事の話を始めるようなものです。まずは普段の音をデジタル、アナログそれぞれ聴いていただきました。OctaveとVienna Acousticsの組み合わせはGiuliaさんにとっておそらく初めてだったと思います。後日談で音ではなく音楽に入れたとコメントいただいたので、まずは良かったと思います。意図している空間表現も伝わったようです。面白かったのはアナログです。押しが強い、重心も低い・・・Delphi+PP-300の組み合わせは、Giuliaさんのお使いのLP12とは随分カラーが違うようでした。


風呂敷を広げた状況です。電車でお越しいただいたのに、色々と持ち込んでいただきました。クロック改造のHUB、アイソレーション電源、USBノイズフィルター、電源ケーブル等。


想像よりずっと大きい備長炭アースです。これで10kgあります。Giuliaさんはリッピング用とアンプ用の2つを使われていますが、今回はリッピング用の方をお持ちいただきました。


さて、肝心の実験ですが、何かと障害が立ちはだかって右往左往することになりました。先に音楽を聴いていただいてよかったですね。まずクロック交換のHUBに差し替えたところ、CuboxからNASが見れなくなりました。オフ会でIPアドレス設定は避けたいです。ここで時間を取られるのはもったいなく、HUBを元に戻しました。続いてフィデリックスのUSBノイズフィルターですが、こちらはCuboxのLANケーブルとの干渉で断念です。最後の砦、備長炭アースをOctaveのアンプに適用したのですが・・・。音は快調だったのですが、V40SEのACインレットが2芯で、アースは無関係であることが判明。

まあ、こんな日もありますね。備長炭アースは一週間貸していただけることになりました。AIT LABOのDACにシャーシ接続で試しているところです。実験はトラブル続きでしたが、NASやHUBの振動対策など、拙宅のノーガードの部分が明らかになりました。Cubox→USB-DDC→AIT DACという構成は、LINNから比べると複雑で、まだソースをよくする余地はありそう、とのご指摘でした。Giuliaさん、楽しい時間をありがとうございました。KRYNAのショールーム訪問、楽しみにしています。
コメント (4)
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