3連休の初日となった昨日、Philewebつながりで名古屋の矢切亭主人さんを訪問してきました。ご同行は5月と7月に相互訪問させていただいたKYLYN(キリン)さんです。単身赴任帰りや出張との合わせ技ではありましたが、私自信、関東圏外で初となるオフ会となりました。地域を超えてネットワークを形成できる点は、ブログやコミュティの大きな利点です。ネット以前の世界では想像できなかったことです。ただし接点が増えたとは言え、趣味に没する時期は人まちまちですから、一期一会的な要素は残ります。こうして機会が得られたことにまずは感謝です。
オフ会の前にはまず腹ごしらえです。向かったのはご近所のとんかつ屋さん「あさくら」です。こちらのお店は、矢切亭主人さんの日記で存在を知りました。時間調整のやりとりの際、私の方からリクエストさせていただきました。KYLYN(キリン)さんも考えることは同じだったようです(笑)。今までランチのとんかつに朝の10時台から並んだ記憶はありません。写真の特上ロースは肉の柔らかさと衣の薄さが絶妙でしたが、あっという間に品切れです。並んで正解でした。岩塩で食べるのも新鮮で、ソースは数切れ分に留めました。店員さんの対応も丁寧で、気持ちよくお店を後にして矢切亭へ向かいました。
矢切亭とはご両親が建てられた築年数50、60年になるお家のことを指しています。そのご主人ですから矢切亭主人さんというわけです。いわゆる古民家風で風通しのいいお家です。気になる音漏れも、周囲に家が無いので問題は生じていないとのことでした。ご覧のようにピュアオーディオと映像も含めたマルチチャンネルを共に楽しまれています。まずはWOWOWのオペラと八神純子のマルチチャンネルSACDからスタートです。音を追求するならSPまわりはフリーにしたいところですが、映像にも拘りがあると悩ましい状況となります。リアSPの配置はご苦労されている様子でしたが、いい方向が見つかるといいですね。
矢切亭主人さんが昨年導入されたSP、タンノイPRESTIGE Series Kensington/SEです。以前に使われていたのが、やはりタンノイStirling/TWで18年間に渡って使用されたそうです。長年親しんだ同軸2WAYの音に惚れてるのでしょうね。先入観でタンノイ=クラシックと捉えがちですがこのSP、同じPRESTIGE Seriesの中でも位置づけが異なるようです。聴かれる音楽の6割がクラシックだそうですが、Jazzやロック、ポップスも楽しむ矢切亭主人さんのニーズに応えるSPだと思いました。印象に残ったのは弦楽器の音色。特にギターやヴァイオリンには聴き入ってしまいました。箱の鳴りの効果でしょうか。
デジタルの送り出しはラックスマンのフラッグシップD-08です。とても重厚感のある佇まいです。ファイル再生をやらないと宣言される方であれば、上がりとも言えるCD/SACDプレイヤーです。矢切亭主人さんは、一方でCDをリッピングしたPCオーディオもやられています。手軽に端末操作で選曲できるので普段聴きはPCとのことです。PCはLINUXベースのVortexBoxですから、拙宅のVoyage MPDと路線は一緒です。まだD-08に比べると粗さが残るとのことでした。個人的にはD-08→AIT-DACにつないだ音が気になりますが、D-08の存在はファイル再生の、それこそ生きた教科書になることでしょう。
この春にアナログを再開された矢切亭主人さんが選ばれたのが、TRANSROTOR ZET-1でした。SMEのアームに取り付けられたZYXのカートリッジはR1000-COSMOSです。スケルトンタイプでいかにも繊細そうなカートリッジですが、エッジの効いたメリハリのある音を聴かせてくれました。Sonny Rollinsの「St. Thomas」をアナログ2枚(500円の中古、100%ピュアLPの新盤)、CD1枚で比べましたが、押し出しで感でやはりアナログでした。Lionel HamptonのヴィブラフォンやMilsteinのヴァイオリンは、そのままずっと聴いていたくなる心地良さ。盤面のコンディションが上がるともっと音楽に入れるようになりますね。
オフ会の締めはアナログの松田聖子でした。以前の日記で矢切亭主人さんが『風立ちぬ』を紹介されていたのでリクエストした次第です。KYLYN(キリン)さんと交互に合計4曲楽しませていただきました。まるでこの日のとんかつのデザート、ゆずのシャーベットと思わせる清涼感を味わって終了となりました。
今回のオフ会は矢切亭主人さんにとっても初めての機会と伺いました。最初のオフ会は私も緊張したことを憶えています。長丁場になってしまい、ご負担にならなければ良かったのですが。個々の機器の素晴らしさに加えて、長年にわたって機器を大切にされる矢切亭主人さんの姿勢も勉強になりました。過去に購入された機器類のカタログは、分厚いクリアファイルに丁寧に保存されていました。購入されて間もない機器がシステムの主流となっていますが、今後も大事に使われていくだろうと容易に想像します。矢切亭主人さん、横浜・東京方面へお越しの際は、ご一報いただければと思います。
オフ会の前にはまず腹ごしらえです。向かったのはご近所のとんかつ屋さん「あさくら」です。こちらのお店は、矢切亭主人さんの日記で存在を知りました。時間調整のやりとりの際、私の方からリクエストさせていただきました。KYLYN(キリン)さんも考えることは同じだったようです(笑)。今までランチのとんかつに朝の10時台から並んだ記憶はありません。写真の特上ロースは肉の柔らかさと衣の薄さが絶妙でしたが、あっという間に品切れです。並んで正解でした。岩塩で食べるのも新鮮で、ソースは数切れ分に留めました。店員さんの対応も丁寧で、気持ちよくお店を後にして矢切亭へ向かいました。
矢切亭とはご両親が建てられた築年数50、60年になるお家のことを指しています。そのご主人ですから矢切亭主人さんというわけです。いわゆる古民家風で風通しのいいお家です。気になる音漏れも、周囲に家が無いので問題は生じていないとのことでした。ご覧のようにピュアオーディオと映像も含めたマルチチャンネルを共に楽しまれています。まずはWOWOWのオペラと八神純子のマルチチャンネルSACDからスタートです。音を追求するならSPまわりはフリーにしたいところですが、映像にも拘りがあると悩ましい状況となります。リアSPの配置はご苦労されている様子でしたが、いい方向が見つかるといいですね。
矢切亭主人さんが昨年導入されたSP、タンノイPRESTIGE Series Kensington/SEです。以前に使われていたのが、やはりタンノイStirling/TWで18年間に渡って使用されたそうです。長年親しんだ同軸2WAYの音に惚れてるのでしょうね。先入観でタンノイ=クラシックと捉えがちですがこのSP、同じPRESTIGE Seriesの中でも位置づけが異なるようです。聴かれる音楽の6割がクラシックだそうですが、Jazzやロック、ポップスも楽しむ矢切亭主人さんのニーズに応えるSPだと思いました。印象に残ったのは弦楽器の音色。特にギターやヴァイオリンには聴き入ってしまいました。箱の鳴りの効果でしょうか。
デジタルの送り出しはラックスマンのフラッグシップD-08です。とても重厚感のある佇まいです。ファイル再生をやらないと宣言される方であれば、上がりとも言えるCD/SACDプレイヤーです。矢切亭主人さんは、一方でCDをリッピングしたPCオーディオもやられています。手軽に端末操作で選曲できるので普段聴きはPCとのことです。PCはLINUXベースのVortexBoxですから、拙宅のVoyage MPDと路線は一緒です。まだD-08に比べると粗さが残るとのことでした。個人的にはD-08→AIT-DACにつないだ音が気になりますが、D-08の存在はファイル再生の、それこそ生きた教科書になることでしょう。
この春にアナログを再開された矢切亭主人さんが選ばれたのが、TRANSROTOR ZET-1でした。SMEのアームに取り付けられたZYXのカートリッジはR1000-COSMOSです。スケルトンタイプでいかにも繊細そうなカートリッジですが、エッジの効いたメリハリのある音を聴かせてくれました。Sonny Rollinsの「St. Thomas」をアナログ2枚(500円の中古、100%ピュアLPの新盤)、CD1枚で比べましたが、押し出しで感でやはりアナログでした。Lionel HamptonのヴィブラフォンやMilsteinのヴァイオリンは、そのままずっと聴いていたくなる心地良さ。盤面のコンディションが上がるともっと音楽に入れるようになりますね。
オフ会の締めはアナログの松田聖子でした。以前の日記で矢切亭主人さんが『風立ちぬ』を紹介されていたのでリクエストした次第です。KYLYN(キリン)さんと交互に合計4曲楽しませていただきました。まるでこの日のとんかつのデザート、ゆずのシャーベットと思わせる清涼感を味わって終了となりました。
今回のオフ会は矢切亭主人さんにとっても初めての機会と伺いました。最初のオフ会は私も緊張したことを憶えています。長丁場になってしまい、ご負担にならなければ良かったのですが。個々の機器の素晴らしさに加えて、長年にわたって機器を大切にされる矢切亭主人さんの姿勢も勉強になりました。過去に購入された機器類のカタログは、分厚いクリアファイルに丁寧に保存されていました。購入されて間もない機器がシステムの主流となっていますが、今後も大事に使われていくだろうと容易に想像します。矢切亭主人さん、横浜・東京方面へお越しの際は、ご一報いただければと思います。