2月の最終日曜日、群馬県の下仁田方面の黒滝山に登ってきました。昨年11月に日光白根山でご一緒したメンバー7名のうち、6名が参加しました。1月末の子持山に続いて、今回も群馬入りです。当初は2月20日を予定していたのですが、悪天候が予想されたため1週間順延となりました。看板に妙義荒船佐久高原とあるように、黒滝山の近くには荒々しい妙義山があります。黒滝山も途中、ハシゴあり、鎖場ありで、なかなかスリリングでした。例年より雪が多いことが、難易度を上げていた気がします。
登山口は不動寺という名の、古い山寺でした。始まりは奈良時代だそうです。
登り始めてすぐ、馬の背の道標が出てきました。馬の背とは馬の背骨のように左右が切り落ちた尾根を言います。
その馬の背を見上げます。確かに、馬の背のように見えます。ルートにはしっかり雪が残っていますが、左右のがけには雪が付いていません。それだけ急な壁ということです。
こちらは同行の方が撮られた写真です。一番手前にいるのが私です。このハシゴは実は序の口で、上部にはもっと難度の高い場所がありました。足元が凍っていることで、余計に神経をつかいました。
難所を切り抜けてからしばらく歩いた見晴台でお昼にしました。ここから先も結構雪が残っていたこと、メインの難所を満喫?したこと、同じ道を引き返すのはもっと難度が上がること、からルートを外れて下ることとしました。地図から崖を避けながら下れると読みました。
比較的雪が少ない斜面を選んで下ります。殆どの木が落葉しており、見通しが良かったのは幸いでした。このような獣道を下り続けました。ルートがしっかりしていないので、何度も踏みなおしながら・・・。何とか林道まで辿り着きエスケープ成功です。
最後にメインルートから外れた黒滝山に登りました。こちらは展望もなく、寂しい感じもしました。
登山口の不動寺に戻ってきました。閉まるギリギリの時間でしたが、境内でお参りをしてきました。早春の、陽が長く感じられる時間に心がホッとします。例年ですとここまで雪は残っていないのではないでしょうか。
天気予報では寒さが緩むという話でしたが、結局、終日寒かったです。山の春は当然遅いのですが、準備だけは進んでいました。桜の季節に来たらまた違った魅力を発見できそうな山寺でした。
前週の天候を考えると、順延していなかったら登るのは難しかったと思われます。最後に、下仁田の道の駅に寄って蒟蒻、里芋、納豆を調達しました。下仁田ネギは季節を過ぎていたようです。代わりではありませんが、下仁田ネギコロッケで小腹を満たし、帰路に就きました。