珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Delphiの会 2

2023-12-01 22:40:04 | オフ会
勤労感謝の日、taoさんのお宅で開催されたDelphiの会に参加してきました。7月のハンコックさんのお宅での初回に続く第2弾です。午前中、多磨霊園での墓参があり、その足で東村山に向かいました。Delphiの会は、OracleのアナログプレイヤーDelphiシリーズのユーザーの会です。6月の拙宅オフにて、レコードを持ち寄る話が持ち上がったことがきっかけでした。今回はゲストとしてチューバホーンさんも加わり、4名での会となりました。taoさんのお宅を訪問するのは、今年のGWオフ以来、半年ぶりです。

5月のオフ会から機器の構成は変わっていませんでした。しかし、大きな変化がありました。プレイヤーを除く、全ての機器の足元に振動対策のためのフローティングボードが施されていました。同様のボードは10月にお邪魔したチューバホーンさんも導入されています。更にプレイヤーの下には、フローティングでないボードを入れる計画もあると伺いました。振動対策のアプローチは様々ありますが、このところ交流させている方の多くが、こぞって取り組まれています。共通の効果があるように思います。


前回初めて聴かせていただいた、ソナスのガルネリ・メメント、健在でした。交差法のセッティングは変わっていません。こちらは専用のスタンド、ベースです。大理石のベースにはテーパがついていて、SP自体は仰角を持って設置されています。再生時にはSPの存在は消え、音が広がります。


冒頭でチューバホーンさんの持ち込みCD、taoさんのCDを、食前酒的に聴いて、レコード鑑賞に移行しました。三人はメインジャンルがそれぞれクラシック、ジャズ、ポップスと異なるので、レコードを持ち寄っても被る心配がありません。ただし、ホストのtaoさんは、ゲスト向けにポップスやジャズのレコードをご用意されていました。こちらは、GWのオフ会でも紹介いただいた、ヨーロピアンジャズのミハエル・ナウラ クインテッドです。私向けには、谷村新司の『JADE -翡翠- 』をかけていただきました。


私も好きなポゴレリッチは、ベートーヴェンのピアノソナタ32番でした。82年の録音で、まだ髪がフサフサしてますね。鮮度感の高いピアノの再生に目を見張りました。特に低音の響きが素晴らしかったです。taoさんのレコードの後は、ハンコックさん(ユーミン、サラ・ヴォーン、マイルス・デイビス)、私(大橋純子、八神純子、石川さゆり)の持ち込み音源をそれぞれかけていただきました。マイルスの『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』のオリジナル盤を聴くのは初めてかも知れません。


CD、アナログレコード問わず、GWの時より細かい音までしっかり聞こえる印象を持ちました。ノイズフロアが下がり、音一つ一つが耳に届く感じです。一方でサウンドステージが広いので、解放感もあります。皆さんが感心されていた声は、そのニュアンスが伝わってくるような再生でした。私が再生をお願いした、大橋純子の「やさしく歌って」(ロバータ・フラックのカヴァー)の声の柔らかさに、しばし浸らせていただきました。最近のオフ会は、追悼の再生が多くなりがちで残念ではありますが、ありがとうございました。

振動対策の成果をしっかり聴かせていただき、Delphiの会は終了となりました。ヴォーカル系やCDの再生機会が増えたとのことです。感想戦は前回も使った小平「長江宴」でした。リーズナブルで美味しい中華と共にアフターを楽しみました。特に、餃子と上海焼きそばが良かったです。来年は拙宅でDelphiの会 3を開催します。それまでにシステムを追い込み、またレコードも収集して臨みたいと思います。taoさん、ハンコックさん、チューバホーンさん、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする