2023年も残すところ、本日のみとなりました。コロナが落ち着き、オーディオ生活にも日常が戻りました。会社の会議はすっかりリモートが浸透しましたが、オーディオ交流は、その場に行って実際に耳で聴かなければ始まりません。今年は久しぶりの訪問が多かったです。コロナ禍におけるオーディオとの向き合い方は、皆さんそれぞれでした。コツコツと進化させた方、大きな投資をされた方、ゼロから再構築の方・・・。そんな近況の確認が続いた1年でした。というわけで、2023年のオーディオ振り返りです。
今年のオーディオ投資は、後半に集中しました。大きくは①振動対策の強化、②MFPCの更新、となります。この2つはコロナ禍に始めた取り組みでもあります。初めてウェルデルタを導入したのは、2020年の末でした。以後、機器の足元、ラックのスパイク受けに導入していきました。MFPCの導入も2020年でした。同時にRoon、Direttaも導入しました。その後、コントロールPCとRoonコアPCを1本化しました。今年の取り組みは、コロナ禍のオーディオの取り組みの総仕上げ、といった位置づけになります。
振動対策は、現在、交流している方の多くが取り組まれていて、ブームの感すらあります。拙宅では、ウェルデルタの導入が皮切りとなりました。今年は残っていた、フォノイコのラックのスパイク受け、そしてパワーアンプの受けに手を入れることとなりました。DACを受けていたウェルデルタはラックのスパイク受けに回し、J1プロジェクトのインシュレータ、従来のウェルフロートボードで受けています。バベルは昨年の持ち込み試聴のインパクトが大きかったです。2024年の投資を前倒しする形で導入を決めさせていただきました。
一方、MFPCは1台のPCのみという、シンプル化の極みとなりました。従来より(現在も)PCオーディオの世界では、PCを1極集中とするのか、分散させるのかの議論が続いています。CPUの性能が上がると、音楽再生のCPU負荷は相対的に低くなるので、1極集中の理屈はつきます。管理も楽です。以前はLinuxベースの分散型でやってましたが、現在はN100というインテルのプロセッサを積んだWindows系のPCです。バックグラウンドのプロセスカット技術はMFさんに負うことろ大ですが、その恩恵に預かるのみです。
結局コロナ禍でやってきたことは、①上流側で音源情報をいかに損なわないか、②受けた情報を下流側でいかに音に変えるか、ではなかったかと思います。PCオーディオの話は①に、振動対策の話は①②いずれにも効くような感触を持っています。結果、音楽を聴くことが楽しくなれば、いいですね。この辺りは、また皆さんと交流しながら、(楽しく)議論していきましょう。PCオーディオ、振動対策いずれも、関心が高い対象と思いますので、実験交えて来年以降もレポートしていきます。
そんなこともあり、来年は投資がほぼできません。じっくり音楽を聴く年になりそうです。アナログ、デジタル問わず、音源収集に力を入れます。さしあたってJUJUの『帰ってきたママ』聴いてます。大橋純子さん、もんたよしのりさんの曲、入ってます。昨今の昭和賞賛のムード、ありがたいことです。
昨日、中華街に行ってきました。あまりの人の多さにびっくりしました。日常が戻ったことを、あらためて実感いたしました。オーディオ交流させていただいた方、ブログを訪問された方、来年もよろしくお願いします。良いお年を迎えて下さい。