珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

アナログ試聴会(その1)

2011-03-02 07:45:08 | その他
土日にそれぞれ行われたアナログ関連の試聴会に参加してきました。今年はアナログプレイヤー探しと決めていますので、できるだけ多くの機種の音を聴いて候補を絞り込むつもりです。まだこれは!という1台は決まっていません。アナログの場合、プレイヤー以外にも、カートリッジ、アーム、フォノイコライザーと音を決める要素があり、併せてこれらも選定せねばなりません。世間ではアナログがブームのようで、著名な海外製カートリッジは納期待ちが3ヶ月とのことでした。まずは、26日(土)、オーディオスクェア横浜店で開かれたフェーズテックの試聴会から記します。

営業部長さんと技術部長さん自ら進行するデモだったので、話題も豊富で分かりやすかったです。前半はデジタル、後半はアナログでした。アナログプレイヤーはアコースティックソリッドの中堅機 Solid Wood MPX です。挨拶がわりの1曲目 Manhattan Jazz Quintet から凄まじい音でした。前段でのデジタルの音も良かったので、より一層アナログの良さがわかります。厚みは想定していましたが、解像力も見事でした。


試聴会全般を通じて音を出していたのが、同社のパワーアンプ MA-1 です。1000Vのトランス積んで1個50kgのモノラルアンプです。値段も2台で500万ですから、まあご縁はなさそうですが。写真からもわかりますように、これは真空管アンプです。開発者によると音の立ち上がり、スピード感を追求した結果、真空管に行き着いたとのこと!?これは真空管に対するイメージと逆ですね。球にも拘りがあるとのことでした。


同社がデジタルに力を入れていることはPCオーディオファンならご存知ですね。ルビジウムクロックやUSB-DACでも昨年話題になりました。今年もUSB-DDコンバータの基板を販売するなど、動向が気になるメーカーです。アップサンプリング、K2テクノロジー(16bit音源を20bit化)、ルビジウムクロックの有無など、HD-7Aの機能を中心としたデモでした。24bitのビートルズ音源にK2を施すと、(理屈通り)音が悪くなる例も紹介され、面白かったです。実は同社のUSB-DDC基板をネットで速攻で入手し、使い始めたところです。導入記は別途紹介します。


翌日のダイナミックオーディオで開かれた試聴会の話題は、次回に紹介します。

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