ぐりぐりマルシェの翌日、6月15日(日)は、
野菜ソムリエコミュニティ奈良の畑作業でした。
今日は待ちに待った収穫の日。
まずは、じゃがいも。
土を掘ると・・・あった!
皆さん、収穫に夢中です♪
上から順に、キタアカリ、シャドークイーン、メークインとアンデスレッド
この後、赤玉ねぎ。
こちらも丸々と太った玉ねぎでした。
そして、ニンジンの間引き。
その他、いんげんまめ、ズッキーニなど、いろいろ収穫しました~
因みに写真はズッキーニの株です~
ソラマメは来年の為にタネとりしました。
さて、
他の野菜の様子ですが・・・
ツルムラサキ。大きくなってきました。
こちら、奈良の伝統野菜「紫とうがらし」。
因みに苗はボクが育てたものです。
来月も収穫が楽しみです。
畑が華やかになってきました~♪
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先日、6月14日(土)、
大阪ぐりぐりマルシェに出展させて頂きました。
今回も晴天に恵まれ、たくさんの方にお越しいただきました。
会場である難波神社の境内では、
しょうぶが見ごろを迎えていました。
で、今回はこちらの試食販売です。
角田農園さんのズッキーニ
写真はマルシェ開始直後のものです。
かなりの量。
写っているズッキーニはほんの一部。
実際はもっとあります。
長いもの、丸いもの合計200個あまりはありました。
「ほんまに売れんのか~?」と、他の出展者さんからも注目の的に・・・。
これをボクが生食で試食販売することになりました。
普通、ズッキーニは生では食べづらいです。
でも、角田農園さんは無農薬無化学肥料で栽培。
青臭さがなく、だからこそ成し得るのです。
しかも、当日販売されておりました、湯本味噌さんのお味噌、
そして、谷町空庭さんの梅酢をつけて頂いて試食して頂ける事に。
これだけではありません。
カンタンに出来るフリッターも試食していただくことに。
輪切り、いちょう切りなどして適当に切ったズッキーニを、
米粉をまぶして、炒める直前に水で溶いた米粉をまぶして炒めます。
そしてオリーブオイルで少し茶色くなるくらい炒めて、岩塩をかければ出来上がり。
勿論、米粉、オリーブオイル、岩塩はぐりぐりマルシェで販売しているものです。
米粉とオリーブオイル、そして岩塩だけあれば出来る簡単メニュー。
あいにく写真撮り忘れましたが・・・。
この作戦、大当たり!
びっくりする勢いで売れていきました。
お陰様で、100個あまりあった丸ズッキーニは・・・
完売!
やはり100本あまりあった普通のズッキーニもマルシェが終ったころには、10本も残ってませんでした。
これからも、ぐりぐりマルシェで登場する珍しい野菜を、見るだけでなく、実際に舌で感じて頂けるように、
魅せて行きたいと思います~
また、野菜ソムリエ同期(大阪25期)のakemiさんも駆けつけて下さいました。
角田農園さんのご夫妻(右端お二人)と共に記念撮影~♪
akemiさん、ありがとうございました!
ぐりぐりマルシェのスタッフの皆さん。
そして、お越し頂いた皆さん。
ありがとうございました!
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松尾木材さんでの見学の続きです。
いろいろと興味深いお話を聞かせて頂きました。
木材は年々強度が増す不思議な材料だそうです。
昔の方がよく「柱に味が出てきた。」という言葉を聴いたコトがあります。
その意味も含まれているのでしょうね。
ボクは一向に味が出ませんが。
その強度の増し方は、樹齢の4倍までのぼり、それから少しづつ強度が下がっていくだそうです。
例えば、樹齢50年ならば4倍の200年まで強度が上がっていきます。
今回見学させて頂いた杉の美林は、樹齢250年。
250年×4倍=1000年!
なんと1000年まで強度があがっていきます!
しかも、吉野材は年輪と年輪の間隔が狭いため、かなりの強度ということになりますね!!!
また、一般的には「柱が割れる=弱い柱」と思われがちです。
でも、実際はそうではないそうです。
とはいえ、見た目が良くないので、割れにくいように高温乾燥されているケースが多いです。
この場合表面は割れずに硬くなります。
ところが、中身は強くないそうです。
端的に言えば、芯が強くないのですね。
ちょうどこのときから雨が降ってきました。
その後、1本の丸太から柱が出来上がるまでの様子を見学させて頂きました。
出来立てホヤホヤの柱。
桧の柱です。
いい香りがします。
吉野材を通じた話題で、参加者の皆さんとの会話はどんどん盛り上がるのでした。
吉野に住んでいながら、今回のようにリアルに吉野杉を学ぶのは初めてでした。
本当にいい経験をさせて頂きました。
参加者の皆さんには、
吉野町にあります梅谷醤油さんのお醤油、そして川上村の火打ち餅を
お土産としてお持ち帰りいただきました。
この2つはボクが講師をさせて頂いております、
「吉野発!ベジフルClub in 家族の森」でご紹介しました吉野の特産品です。
ボクが選ばせていただきました。
野菜ソムリエセレクトのお土産です(笑)
家族の森の皆さん、
清光林業の岡橋さん
松尾木材さん
川上村の地域おこし協力隊の皆さん
参加者の皆さん、
ありがとうございました!
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さて、ツアー一行が向かったのは、
見学させて頂いた杉林の杉を製材している、松尾木材さん
バスは吉野貯木場に停車。
貯木場には杉や桧の丸太がズラリと並んでました。
今は吉野材はトラックで運んでますが、
昔は筏で川上村から吉野川に流し、この場所で集められてました。
こちらは昔、線路が敷かれていて、吉野材を運んだ貨物列車が走っていた場所。
ここで吉野材をタップリ載せて、各地に運ばれていたのでした。
松尾木材の松尾専務から、吉野杉の製材についてお話を聞かせて頂きました。
吉野杉と、他の温暖な地域の杉との違いの1つに、年輪の感覚の狭さがあります。
吉野杉は年輪が狭い分、伐採するまでに時間がかかりますが、丈夫と言われてます。
そこで、その強度について、
吉野杉割り箸を用いて実験!
左が年輪がたくさん含まれている割り箸。
右は年輪が1つだけの割り箸。
写真の状態で持って、人差し指に
一気に力を入れると…
年輪が1つだけの割り箸は、ポキっと折れましたが、年輪がたくさんある方は折れませんでした。
つまり、年輪と年輪の間隔が狭いほど、強いことが分かります。
他にも、色々とお話を聞かせて頂き、実際に丸太が建材になる様子も見学させて頂きましたが…話は次回へ続きます。
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見学させて頂いた杉林の杉を製材している、松尾木材さん
バスは吉野貯木場に停車。
貯木場には杉や桧の丸太がズラリと並んでました。
今は吉野材はトラックで運んでますが、
昔は筏で川上村から吉野川に流し、この場所で集められてました。
こちらは昔、線路が敷かれていて、吉野材を運んだ貨物列車が走っていた場所。
ここで吉野材をタップリ載せて、各地に運ばれていたのでした。
松尾木材の松尾専務から、吉野杉の製材についてお話を聞かせて頂きました。
吉野杉と、他の温暖な地域の杉との違いの1つに、年輪の感覚の狭さがあります。
吉野杉は年輪が狭い分、伐採するまでに時間がかかりますが、丈夫と言われてます。
そこで、その強度について、
吉野杉割り箸を用いて実験!
左が年輪がたくさん含まれている割り箸。
右は年輪が1つだけの割り箸。
写真の状態で持って、人差し指に
一気に力を入れると…
年輪が1つだけの割り箸は、ポキっと折れましたが、年輪がたくさんある方は折れませんでした。
つまり、年輪と年輪の間隔が狭いほど、強いことが分かります。
他にも、色々とお話を聞かせて頂き、実際に丸太が建材になる様子も見学させて頂きましたが…話は次回へ続きます。
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さて、樹齢250年の杉林に到着した一行は、
ここで、吉野杉の林業暦500年、
そして、1900ヘクタール、東京ドーム406個分の山林をお持ちの
清光林業株式会社の岡橋清隆氏に、
これまでの吉野杉の歩みと、将来性についての
お話をお伺いさせて頂きました。
吉野杉の美林、
「150年後にはなくなる」といわれているそうです。
つまり、吉野杉の絶滅を意味しています。
大きく理由は2つあります。
1つは、後継者不足。
林業の仕事はかなりの重労働。
そして、例えば樹齢250年の杉の木を伐採し売るとしましょう。
野菜と違って、1人の人間が1つの野菜を種まき、苗作りから収穫まで立ち会うことが出来ません。
人間の一生を80年とします。
最低1箇所の山で植林して伐採(収穫)するまで3世代が関わることになります。
もう1つは、生態系の変化。
杉の美林に生える植物と、鳥獣類の変化が著しいです。
昔は、鹿はそんなに多くありませんでした。
ところが今は増え放題。
ブランド材でもある吉野杉は、その山に生える草(雑草)も大きく関係しているのだそうです。
言い換えれば、「コンパニオンプランツ」。
それらの草の刺激を受けて、吉野杉が作られるといっても過言ではないでしょう。
昔はいろんな草が生えていたそうです。
ところが鹿が増え放題の今、草は鹿に食べつくされ、
香りのきついもの(ミカン科など)しか残っていないそうです。
また、杉の苗を植えていると、真後ろに鹿がいるなんてこともザラだそうです。
しかも鹿は杉の苗を食べます。
そのため、苗を植えた翌日、山に入ると何もない・・・ことも少なくありません。
また、杉は若い杉の木の皮をはいだりします。
それが植林の熱意を下げてしまっているのも事実です。
吉野杉を守ることは、もはや在来野菜(その土地にしかない野菜)の保全よりも
大変そうですね。
そして、コチラの写真。
間伐材がズラリと倒されています。
これを活用すると、おカネになるのでは・・・と思われるかもしれません。
しかし、実際には逆に赤字になるそうです。
その理由は、
吉野杉は、かなり傾斜がきつく険しいところで育てられています。
その為、間伐しても、間伐材の運搬方法が問題なのです。
テレビや雑誌などで、ヘリコプターで木を運んでいる様子を見た方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、ヘリコプターは1分間になんと1万円~2万円ものコストがかかるのです。
1時間使うならば、60分×2万で120万!
2時間で240万!
間伐材が時間当たりどれだけ運べるか分かりませんが、
ヘリコプターで運んだ間伐材を加工して売ったとしても、1分間2万円の元は到底とれません。
その為岡橋さんは吉野杉の山林に山道を通す活動もされておられます。
これまで述べ、70kmもの道を作られたそうです。
その岡橋さんの奮闘振りが、数年前にTBSで放映されたそうです。
URLを添付します。
http://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/20100919/1.html
また、この樹齢250年の杉林がズラリとまっすぐ天高く伸びるこの山から、
大極殿の柱が出されたそうです。
で、どんな土で育ったのでしょうか?
土も見ました。
堆肥みたいな、腐葉土みたいなふかふかの土と思われるかもしれません。
実際は・・・
こんな土です。
岩だらけなのです。
実はこの岩だらけの土が、武断度材である吉野杉の土台でもあるのです。
この岩のミネラル、そして山水がキーでもあるのです。
あと、写真では分かりにくいのですが、かなりの傾斜をしています。
この岩だらけの土、しかも急傾斜に根っこがしっかりと張ることで、
ブランド材となるのです。
そして、岡橋さん曰く、吉野は日本最古の人工林だそうです。
先人たちは、何百年に渡りこの土と向き合い山と向き合ってきたのです。
もちろん、土の状態や斜面の向きといった違いによっても、
杉材の出来具合に差があるそうです。
野菜・果物が産地が異なると味が違うのと一緒ですね。
さて、お話を聞かせていただいた後は、
この杉林の中でお食事タイム。
川上村の
「手作り弁当すぎもと」さんのお弁当です。」
めちゃ美味しかったです。
ところで、山仕事の皆さんは、「めんぱ」という専用のお弁当箱にご飯やらおかずを
いれてお持ちします。
同行していただいた松尾木材株式会社
(清光林業株式会社さんの育てた木材の製材所さん)の
松尾専務さんが持参してご紹介いただきました。
僕のブログでもご紹介しております
→http://blog.goo.ne.jp/vegefruart-andy/e/154fcc3b6d34bb21fad41e4ea0240d36
また、
他にも、清光林業株式会社さんは吉野杉に対する想いについて、
コラムを書いてございます。
合わせてURLを添付します。
http://www.shimz.co.jp/mokkou/topics/2013/22.html
http://www.kinokuni-koubou.com/yoshino_forestry.html
清光林業株式会社の岡橋さん、ありがとうございました。
この後は、吉野杉の製材の様子を見学します。
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