さて、吉野町にある多目的スペース「吉野ゲートウェイ」で、
今、ひそかに流行っているのが「天田みかん」。
私も先日購入しました。
味わいは、甘味と酸味のバランスがめちゃバツグン。
甘みも酸味も濃厚ですが、甘味がまろやかで、酸味がキリっとしています。
で、写真に注目してください。
表面がツヤツヤで、ハリのある見た目。
そして、果肉もふっくらしています。
「天田みかん」は、和歌山県御坊市の天田地区で作られている、知る人ぞ知るみかん。
私が、インターネットで調べた情報では、
今や、たった数件しか作られていない、
幻のミカンだそうです。
そして、このみかん。
ただ美味しいだけではありません。
とある「物語」があるのです。
その「物語」。
SNSのお友達から教わりました。
以下にご紹介します。
ちょっと長くなります。
天田地区は、山の土質、昼夜の気温差、斜面の向き、日照時間。
更には海からの適度な潮風が吹く、
おいしいみかん栽培には非常に適している地域だそうです。
更に、
おいしいみかんが採れるように、
この地域ならではの栽培方法として、
木と1本1本対話しながらお世話し、
コンパクトでカッチリした木に仕立てることで、
木を鍛えさせているそうです。
ところが天田地区も例外なく高齢化で、
しかも生産者は、たった数件。
天田みかんが、自然消滅するかもしれない…。
危機感を持った吉野ゲートウェイのオーナーさんが、放置されているみかん山を整備して、今年の2月から、みかん栽培に挑戦することに。
毎週、天田地区に足を運び、みかん栽培がスタート。
ところが待っていたのは、
巨大化したウルシ、つつじ、ツタなどの雑木。
しかも、みかんの木は太陽が大の好物。
日が当たらないと枯れてしまいます。
とにかく、みかんの木を覆っている雑木を伐採し、
太陽が当たらず枯れた枝を切り取り、元気な枝だけを残して、
肥料を与えて、消毒して、草刈りなどの世話の日々。
みかん畑の周りも笹や雑木が伸び放題。
そのまま放っておくと、病気や害虫の発生源になるため、こちらも整備。
更に、イノシシが出没。
枝を折ったり、実を食べたり、畑を掘ったり・・・。
予想以上の、数えきれないほどの困難。
今年は実はならないかと思われたそうですが、
みかん農家さんに助けてもらいながら、お世話をした結果、実がなったそうです。
そんな物語の天田みかん。
吉野に上陸。
コタツで温まる吉野の皆さんの口を満たしています。
プロの農家さんのみかんの方が、もっと味が濃厚でおいしかったとのことですが、私が味わった限り、まったく遜色ない味です。
やがて、天田みかんの味を知った方々から、
なんとか残したいという動きが始まろうとしているそうです。
私自身、天田みかんの産地には足を運んだことがないですが、
吉野ゲートウェイのオーナーさんは、来年も世話をし、
一人でも多くの方に味を知ってもらい、
守っていきたいとおっしゃってます。
私自身も、
天田みかんの
濃厚な味わい、
まろやかな甘味、
キリっとした酸味から、
色々考えさせられましたし、
何らかの形で天田みかんの保全につながってくれたらと
思い、不躾かもしれないですが、駄文をつづりました。
一度、天田みかんの産地に足を運びたいですね。
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今、ひそかに流行っているのが「天田みかん」。
私も先日購入しました。
味わいは、甘味と酸味のバランスがめちゃバツグン。
甘みも酸味も濃厚ですが、甘味がまろやかで、酸味がキリっとしています。
で、写真に注目してください。
表面がツヤツヤで、ハリのある見た目。
そして、果肉もふっくらしています。
「天田みかん」は、和歌山県御坊市の天田地区で作られている、知る人ぞ知るみかん。
私が、インターネットで調べた情報では、
今や、たった数件しか作られていない、
幻のミカンだそうです。
そして、このみかん。
ただ美味しいだけではありません。
とある「物語」があるのです。
その「物語」。
SNSのお友達から教わりました。
以下にご紹介します。
ちょっと長くなります。
天田地区は、山の土質、昼夜の気温差、斜面の向き、日照時間。
更には海からの適度な潮風が吹く、
おいしいみかん栽培には非常に適している地域だそうです。
更に、
おいしいみかんが採れるように、
この地域ならではの栽培方法として、
木と1本1本対話しながらお世話し、
コンパクトでカッチリした木に仕立てることで、
木を鍛えさせているそうです。
ところが天田地区も例外なく高齢化で、
しかも生産者は、たった数件。
天田みかんが、自然消滅するかもしれない…。
危機感を持った吉野ゲートウェイのオーナーさんが、放置されているみかん山を整備して、今年の2月から、みかん栽培に挑戦することに。
毎週、天田地区に足を運び、みかん栽培がスタート。
ところが待っていたのは、
巨大化したウルシ、つつじ、ツタなどの雑木。
しかも、みかんの木は太陽が大の好物。
日が当たらないと枯れてしまいます。
とにかく、みかんの木を覆っている雑木を伐採し、
太陽が当たらず枯れた枝を切り取り、元気な枝だけを残して、
肥料を与えて、消毒して、草刈りなどの世話の日々。
みかん畑の周りも笹や雑木が伸び放題。
そのまま放っておくと、病気や害虫の発生源になるため、こちらも整備。
更に、イノシシが出没。
枝を折ったり、実を食べたり、畑を掘ったり・・・。
予想以上の、数えきれないほどの困難。
今年は実はならないかと思われたそうですが、
みかん農家さんに助けてもらいながら、お世話をした結果、実がなったそうです。
そんな物語の天田みかん。
吉野に上陸。
コタツで温まる吉野の皆さんの口を満たしています。
プロの農家さんのみかんの方が、もっと味が濃厚でおいしかったとのことですが、私が味わった限り、まったく遜色ない味です。
やがて、天田みかんの味を知った方々から、
なんとか残したいという動きが始まろうとしているそうです。
私自身、天田みかんの産地には足を運んだことがないですが、
吉野ゲートウェイのオーナーさんは、来年も世話をし、
一人でも多くの方に味を知ってもらい、
守っていきたいとおっしゃってます。
私自身も、
天田みかんの
濃厚な味わい、
まろやかな甘味、
キリっとした酸味から、
色々考えさせられましたし、
何らかの形で天田みかんの保全につながってくれたらと
思い、不躾かもしれないですが、駄文をつづりました。
一度、天田みかんの産地に足を運びたいですね。
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11月半ば、奈良にお越しくださいました
三重の野菜ソムリエ上級プロの中澤真規さんから、
「蓮台寺柿」と「玉城(たまき)次郎柿」を頂きました。
上の2枚の写真。左2枚が蓮台寺柿。右が玉城次郎柿です。
早速、食べ比べしてみました。
左が蓮台寺柿。右が玉城次郎柿です。
蓮台寺柿は、
もちっとした歯応え。
甘みが濃厚ながら、まったりしていてまろやか。サラッとした上品な口当たりです。
歯応え、甘みは富有柿よりも上品です。
玉城次郎柿は、
歯応えがしっかり。
だんだん噛んでるうちに、甘みと香ばしさが口に広がっていきます。
歯応えは富有柿よりもしっかりしていて、一口目の味わいは富有柿がジワッと来るのに対して、
ソフトですが、富有柿にはない香ばしさがあります。
※なお、頂いた柿はゴマ(黒い部分)が多かったです。偶然なのか必然なのかは不明です。
また、香ばしさはゴマのせいだと思われます。
どちらも三重県の柿ですが、
蓮台寺柿は、江戸時代から伊勢神宮近くで育てられている柿で、三重県の伝統果物でもあり、伊勢市の天然記念物にも指定されている柿。
私が伊勢神宮にお参りした際に、畑の前を通りがかった事があります。
玉城次郎柿は、
三重県松阪市と伊勢市のほぼ中間に位置する、玉城町で育てられている次郎柿。
主に名古屋方面に出荷されているそうです。
因みに蓮台寺柿は、熟れるほど、まろやかさと甘さが増すそうです。
もう1個はさらに2週間ほど、熟柿に近い状態まで置いてから食べてみました。
甘みはグッと増して、クリーミーに❗️
まるで「食べる天然の柿スムージー」です。
※写真がキレイでなくて失礼💦
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三重の野菜ソムリエ上級プロの中澤真規さんから、
「蓮台寺柿」と「玉城(たまき)次郎柿」を頂きました。
上の2枚の写真。左2枚が蓮台寺柿。右が玉城次郎柿です。
早速、食べ比べしてみました。
左が蓮台寺柿。右が玉城次郎柿です。
蓮台寺柿は、
もちっとした歯応え。
甘みが濃厚ながら、まったりしていてまろやか。サラッとした上品な口当たりです。
歯応え、甘みは富有柿よりも上品です。
玉城次郎柿は、
歯応えがしっかり。
だんだん噛んでるうちに、甘みと香ばしさが口に広がっていきます。
歯応えは富有柿よりもしっかりしていて、一口目の味わいは富有柿がジワッと来るのに対して、
ソフトですが、富有柿にはない香ばしさがあります。
※なお、頂いた柿はゴマ(黒い部分)が多かったです。偶然なのか必然なのかは不明です。
また、香ばしさはゴマのせいだと思われます。
どちらも三重県の柿ですが、
蓮台寺柿は、江戸時代から伊勢神宮近くで育てられている柿で、三重県の伝統果物でもあり、伊勢市の天然記念物にも指定されている柿。
私が伊勢神宮にお参りした際に、畑の前を通りがかった事があります。
玉城次郎柿は、
三重県松阪市と伊勢市のほぼ中間に位置する、玉城町で育てられている次郎柿。
主に名古屋方面に出荷されているそうです。
因みに蓮台寺柿は、熟れるほど、まろやかさと甘さが増すそうです。
もう1個はさらに2週間ほど、熟柿に近い状態まで置いてから食べてみました。
甘みはグッと増して、クリーミーに❗️
まるで「食べる天然の柿スムージー」です。
※写真がキレイでなくて失礼💦
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11月中旬、三重県の野菜ソムリエ上級プロの中澤真規さんが奈良にお越し下さり、
日本一(市町村別)の柿の産地、奈良県五條市にある「柿博物館」へ
ご一緒させて頂きました。
柿博物館には、全国各地から集められ、隣接の圃場で育てられている柿の実物が展示されてました。
この日展示されていたのは、なんと、154種類❗️
しかもお伺いした時が一番種類が多い日だったとのこと、ラッキー✨でした🥰
見たことない柿がズラーっ‼️
三重県の柿「蓮台寺」や「次郎」「前川次郎」も展示されてました。
他にも柿のタネや柿のルーツなどの資料などが展示され、柿のイロハが理解できるようになってます。
博物館の周りにも何種類か柿が植えられていて、育っている姿を見る事が出来ます。
中澤さんも僕も、果物ソムリエ。
それぞれの品種の木の前に立ち止まる度に、品種ごとの木の姿、葉っぱの姿、実のカタチなどについ目が行ってしまい、話が全然尽きません😅
中でも「絵御所」という品種には驚き。
完全甘柿の先祖「御所(ごしょ)」から派生した品種と思われますが、果実にいっぱいスジのような模様が現れてます。
実は、虫食いや病気ではなく、こちらの模様が出るのが本来の姿で、しかも、模様は突然現れてくるそうです。
博物館であっという間に時間が過ぎて、次に向かったのが、
JA西吉野柿選果場に併設されている直売所。
ここでは特産品の柿(家庭用)がお手頃な価格で手に入れる事が出来ます。
五條でしか買えない、樹上完熟された真っ赤な富有柿や、大きくて赤っぽく、希少な最高ランク「赤秀」も販売されてました。
その後に向かったのが、石窯ピザと絶景を楽しめる「cafeこもれび」へ。
この日は暖かかったので、テラスで絶景を見ながら、
ピザを口にしつつ、久しぶりに色々お話することが出来ました。
お天気も、時折太陽が顔を出してくれて、もってくれました。
中澤さん、中澤さんのお義母様。
遠路ありがとうございました。
今度は三重県の野菜果物に親しみたいと思います✨
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数年前から育てている「くらかけ大豆」。
藻塩が部屋から出てきたので、「藻塩麹」を作って、茹でたくらかけ大豆を煮汁といっしょに藻塩麹でひたしてみました。
お箸が止まりません。
食べ方次第でアスリートフードにもなるかも。
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8月末、吉野・大阿太高原産「凛夏(りんか)」という梨を見つけました。
甘味が強く、わずかに酸味もあります。
口の中で甘味のあとに酸味が広がり、そして甘味…というように、メリハリのある滑らかな甘味があります。
程よくジューシーで、果肉は幸水よりも口当たりが軽く、サクサクとした軽い歯ざわりが特徴です。
地球温暖化。そして、それに伴い夏は酷暑。
幸水などをはじめとした、メジャーな品種の梨も、年々栽培しにくくなっています。
暑さや病気に強い品種として2015年にデビューした梨です。
新しい品種が出回り、生活者に親しまれていくのはありがたいですが、一方で温暖化により昔から親しまれてきた品種が育てにくくなり、生産量が減りつつある状況については、個人的に考えさせられます。
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