野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

オフィシャルサイトは、こちらから!

★野菜ソムリエPro.&ベジフルフラワーアーティスト   宮坂敏史オフィシャルサイトURL
https://miyasaka831.jimdofree.com/

奈良フードフェスティバルに行ってきました。

2012年10月31日 23時35分00秒 | 野菜&果物

先日、奈良公園(奈良県庁前のあたり)で開催中の奈良フードフェスティバルに行ってきました。

これは、シェフが考案した、奈良県の食材を使ったメニューが一同に食べられるイベント。
フレンチ、こだわりのパン、地酒…などなど
色々な奈良県産のものがズラリと並びます。

当日は、雨。

真っ先に足を踏み入れたのが、
トラットピア・ピアノさんのコーナー。


そこで、三輪そうめんのスープパスタを頂きました。
(メニュー名を忘れてしまいました・・・。)

そうめんのスープパスタ。
???と思いますよね。
でも、これがメチャ旨い。
スパイシーさもなんともいえません。

皆さん、そうめんというと、夏の食べ物。
では、温かいそうめんというと、にゅうめんですよね。

でも、すぐに飽きてしまいますよね。

このスープパスタは、
今までのそうめん料理の既成概念を覆しつつ、
独特のコシがあるという三輪そうめんの新しい魅力を味わえる一品でした。

しかも、ダシは大和肉鶏。奈良の鶏肉です。
使っている野菜も、奈良県産。

にゅうめんよりも具沢山で、尚且つちょっとスパイシー。
野菜タップリですから、にゅうめんよりも温まりそうですね。

しかもこの日は雨でしたから。

ところで、スープパスタを注文しようとブースにいると、
こちらを振り返った目の前のお客さん。
中学校の先生だったのです。

10数年ぶりに再会。
正倉院展の帰りだったそうです。

で、いろいろ頂いたのですが、
もう1つご紹介。
それがこちら。


大和ポークのミートソースサンド。
大和ポーク…文字通り奈良県産の豚肉です。

しかもミートソースは、一般的なミートソースと違って、
別にひき肉を炒めて味付けし、刻んだトマトをのせている感じでしたが。
これがまたいいのです。
肉の味も楽しめて、しかもトマトの風味もそのまま味わえます。

そして、挟んでいる野菜は、からし菜です。

一般的に言われているからし菜にしては、
葉っぱが丸かったので、もしかしたら三池高菜の若葉かも…。

三池高菜…赤い葉っぱをした高菜の一種。
地元では自家用で植えられていますが、
もっぱら漬物用。
もし三池高菜ならば、既成概念を覆す活用の仕方です。

また、ミートソースの味付けを変えて、中に入れる野菜も替えると、
いろいろなバリエーションが出てくるでしょう。
ミートソースを韓国風に味付けして、葉っぱをエゴマにしてもいけるかも…。
来年、挑戦したいと思います。
パンに合うかどうかわかりませんが…。

また、飲食スペースには、こんなものが飾られていました。

完熟した「ひもとうがらし」です。
奈良県認定の奈良の伝統野菜「大和野菜」。

こういった形で、奈良の食材が全国に広まって欲しいですね。
僕も奈良の野菜ソムリエの1人として、奈良の野菜&果物を広めていきたいと思います。

このイベント、11/11(日)まで開催中!
詳細はこちらへ↓↓↓
http://nara-foodfestival.jp/
まだお越しでない方は是非・・・。



****************************************
◆◆ブログランキングに参加中◆◆
~クリックして下さればありがたいです↓~


にほんブログ村 料理ブログ 野菜ソムリエへ

にほんブログ村 野菜ソムリエ


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 半農生活へ

にほんブログ村 半農生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芸術の秋といえば、恒例のこの展覧会に出展♪

2012年10月27日 22時32分29秒 | アート

ちょっと前の話題になりますが、
10月6日(日)~7日(月)に、
大和高田市さざんかホール 2階展示室で
アトリエA芸術祭「第8回アートへのとびら展」を行いました。

これは、ボクの出身高校美術部OB・OGが中心で主催している展覧会。

もとは高校美術部在校生とOB・OGらの
合同展覧会でしたが、少子化による高校再編を機に、
新たにスタートしようと、ボクらで引き継ぐことに。

現在は、高校の美術部恩師の先生が経営されている美術教室
カルチャーセンターアトリエA」主催の
展覧会「アトリエA芸術祭」の1コーナーとして開催しています。

今年で8年目。
卒業後も続いている高校美術部の先輩後輩のつながり。
合同展覧会で11年、1年のブランクを経てこの展覧会で8年。
あわせて20年になります。。

ボクは今年は作品を2点展示。
全て野菜・果物、しかも、生活者があまり目にしないものを
モチーフにしています。

この前日まで、奈良市で
axe Unit 13th anniversary」が開催。
そこでも作品を出品していましたので、
連続での作品出品となります。

今年も色々な作品が出揃いました。


こちらはちぎり絵(貼り絵)
海外の展覧会で表彰されたそうです。


こちらは陶芸。
中に釉薬を塗っています。
中には青系のLEDの明かりを入れています。

中でも圧巻なのは、
この作品。


巨大トーテムポール。

子どもたちが中に入って
記念撮影もすることが出来ます。

では、アトリエA芸術祭の他のコーナーを紹介します。


こちらは子ども絵画のコーナー。
子どもたちが、のびのびと描いているのが印象的でした。


子ども油彩のコーナー。
子どもたちが描いた油絵を展示。
大人顔負けの作品もありました。


こちらは大人絵画コーナー。
大人の受講者の皆さんの作品を展示。
油彩、パステル、水彩、色鉛筆などがありました。


こちらはラブリーマイペット展。
これは、かわいい動物、ペットの絵葉書の作品を一般公募で募集して
発表している展覧会です。
今年はかなり応募が多かったとのこと。


こちらは子ども造形コーナー。
子ども達が作った工作を展示。
毎年テーマを決めており、
今年はオリジナルの「トーテムポール」を作り、
それを一同に展示することで
人とのつながりの大切さをPR。
壁面には「トーテムポールみんななかよしかぞくだよ」
という文字がかかれました。

今年は例年以上のお客様が来られ、
準備していた目録が全てなくなる程。
お越しくださいました皆様、ありがとうございました。

アートへのとびら展を含めて、この展覧会の様子は
11月中旬にアトリエAのホームページでも詳しくご紹介されるそうです。

****************************************
◆◆ブログランキングに参加中◆◆
~クリックして下さればありがたいです↓~


にほんブログ村 料理ブログ 野菜ソムリエへ

にほんブログ村 野菜ソムリエ


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 半農生活へ

にほんブログ村 半農生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポポー

2012年10月23日 19時14分28秒 | 野菜&果物
さてみなさん。
この写真、なんかご存知でしょうか?

これは、「ポポー」という果物です。

先日、知人から頂きました。
ちなみに手にするのはボクは生まれて初めてです。
野菜ソムリエとして恥ずかしながら…。

バンレイシ科で、
落葉高木。

背が高くなって、サクラやイチョウと同じように、秋には落葉する木です。
北アメリカ原産。
日本にやってきたのは明治時代。
寒さには非常に強いそうです。

春に紫色の花をつけ、秋に実がつくそうです。

実は緑色ですが、収穫して時間がたつと写真のように
黒くなってきます。

で、中身ですが
(写真をとり忘れました。)
果肉は黄色から薄いオレンジ色。
食べた感じはカスタードクリームみたいな感じです。

味は、マンゴーにカスタードクリームを足したような感じで
とても甘く、
香りはマンゴーと生クリームをあわせたような感じ。
独特で結構強い香りです。

(部屋においておいたら部屋中香りが充満したくらいです。)

好き嫌いが分かれるでしょうね。

また、中には黒い種が並んでます。

とはいえ、ポポー。
あまりお店には見かけませんね。
なぜなら実が柔らかくデリケートであることから、
流通では扱いにくいからだそうです。

その為、幻の果物といわれたりします。

皆さんも是非お試し下さい。


****************************************
◆◆ブログランキングに参加中◆◆
~クリックして下さればありがたいです↓~


にほんブログ村 料理ブログ 野菜ソムリエへ

にほんブログ村 野菜ソムリエ


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 半農生活へ

にほんブログ村 半農生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「キツネにダマされへんようになった」から苦しめられた?

2012年10月20日 22時41分13秒 | 野菜&果物
先日、とある農家さんを訪問したときのこと。
イノシシやシカなどの農作物の被害についての話題が出ました。

言うまでもなく、最近はイノシシやシカがとてつもなく増えています。

この原因が、
「山に彼らのエサがなくなっている」とか、
「異常気象だ」とか、いろいろ言われていますが、
「キツネ」や「野犬」がいなくなっていること
ではないかという話題になりました。

簡単に言うと、生態系が狂っているためです。

語弊のある表現ですが、
キツネはイノシシの子どもやシカの子どもをエサにしていました。
その為、あまり増えなかったのです。

言い換えると、キツネが生態系のバランスを保つ役割をになっていたわけです。

ところが最近はキツネがいなくなり、
イノシシやシカは増える一方。

昔、田舎では「日が暮れるまでに早う帰ってこやんとキツネに騙されるで!」って
言われたものです。

ところがそんな言葉はすっかり過去帳入り。

生態系のバランスを保つキツネがいなくなり、
シカやイノシシがワンサカ増えて山にエサがなくなり、
そして、里山の田畑を荒らしているというお話が出ました。

一方で、私達人間はシカやイノシシよけのネットをせっせと準備しています。
田舎に行くと、網にすっぽり囲まれた畑も目にします。
まるで「オリの中の畑仕事」のようになっているところも…。

行政が補助金を出してまで鳥獣類対策をしているところも少なくありません。

でも、自然の本質を見抜いていかんことには、
なんぼ補助金を出してシカやイノシシの対策をしても、いたちごっこが続き、
やがて何度も被害を受けて疲れ果てた生産者さんは農業をあきらめることにつながり、
そして里の田畑が荒れることにつながり、里は廃れていって、
挙句の果てには荒れ放題の田畑にイノシシやシカが住み着くことになりかねないでしょう。


ここで、以前ご紹介しました、著書「超入門・失敗の本質」で取り上げている
主な失敗の本質と、リンクさせて考えてみました。

「現場を活性化する仕組みがない」
「現場の能力を活かせない」
「自分の目と耳で確認しないと、脚色された情報しか入らない。」


この3つ、簡単に言うと、「現場(の声)を無視している」といえます。
農業は自然相手。自然の現場をしっかり見る必要があります。
知らない現場を分かっていると思い込んでいる人が、鳥獣類の対策をして、
農家さんの苦しみは軽くなるでしょうか?

「プロセス改善だけでは問題を解決できなくなる。」
「技術進歩だけではイノベーションは生まれない。」
「効果を失った指標は追い続けたら必ず敗北する。」


この3つ、まさにそうではないですか?みなさん。
シカやイノシシよけの網やネットなどをナンボ改善しても、
被害は減るでしょうか?

獣たちにも人間ほどではありませんが脳ミソがあります。
(どこかの政治家みたいに脳ナシではありません。)

「成功体験が勝利を妨げる」

昔、イノシシよけをしてうまくいったからといって、
今の時代、当時と同じ方法でうまくいくでしょうか?
獣たちも農作物を得るために頭を使います。

そろそろ温かいものが欲しくなってきました。
というわけで、今夜はスパイシーな記事で失礼します。


****************************************
◆◆ブログランキングに参加中◆◆
~クリックして下さればありがたいです↓~


にほんブログ村 料理ブログ 野菜ソムリエへ

にほんブログ村 野菜ソムリエ


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 半農生活へ

にほんブログ村 半農生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋にスイカがなぜゴロリ?

2012年10月17日 22時58分08秒 | 野菜&果物

先日、某所で石垣にスイカがゴロリとなってるのを発見しました。

畑からツルがはみ出して、石垣にまで達し、
そこに実をつけたものと思われます。

カタチから、ラグビーボール型の小玉スイカとボクは見ています。
最近、人気の品種ですね。
ラグビーボール型の小玉スイカは、
普通の小玉スイカよりも大きめで食べるところも沢山あり、
しかも冷蔵庫にすっぽり入りますね。

では、何で今頃ゴロンと実ったのでしょうか?
ボクの独断と偏見ですが、4つの理由があると考えています。

1、高温
2、苗を植えるのが遅かった。
3、苗が接木苗だったため寿命が長かった。
4、最近の品種は低温で実がつくものが多い

1について。
今年は秋になっても暑かったですからね。
10月になっても日差しが強いですね。
まず高温と日射が考えられます。

2について。
苗を植えるのが遅かったため、それだけ生育が遅れて、
今頃でも実がついたのかもしれません。

3について。
でも、エジプトの砂漠地帯が原産のスイカとはいえ、
スイカはデリケートな作物です。
その為、あまりにも猛暑続きならばてるか、ばてて病気にかかってるはず。
で、考えられるのが苗が接木だったことです。

スイカは根っこがそんなに強くありません。
その為、接木栽培が主流です。
言い換えると葉っぱやツルはスイカでも、根っこはスイカの根っこじゃありません。

では、根っこの部分はなにかというと、カボチャであることが多いです。

苗のときに、カボチャの苗(台木といいます)の上に、スイカの苗(穂木といいます)を接ぐことで、
「接木苗」が出来ます。
こうすることで、安心というわけです。

(ちなみにボクは実生、つまり株も根っこもスイカの苗)

4について。
最近の品種は割りと温度が低くても実がなるようです。
家庭菜園も含めてボクの近所の露地栽培の場合、
昔は6月上旬に実がついて、7月に入らないと実が収穫できなかったのに、
最近は5月中旬に実がついて、6月中~下旬に収穫していたりしています。

とくにハウス栽培でも用いられている品種はこの傾向が強いように思います。

ただ、まともな大玉スイカが出来るためには積算温度が1000℃~1100℃必要といわれています。
小玉スイカでしたら850℃~900℃。

積算温度とは、毎日の平均気温を合計したもの。

平均気温が30℃として計算すると、
1000℃÷30℃=33.333…日
30日~40日くらい。
雌花が咲いて受粉してからこれぐらいの日数が必要です。
つまり、30℃の日が30日~35日必要であることがわかります。

小玉スイカなら
850℃÷30℃=28.333…日
28日~30日くらい。


写真のスイカ。
大きさから判断して、
受粉して15日~20日経過しているでしょう。

あと残りの10月の平均気温から計算して、
果たして収穫できるのでしょうか…???


****************************************
◆◆ブログランキングに参加中◆◆
~クリックして下さればありがたいです↓~


にほんブログ村 料理ブログ 野菜ソムリエへ

にほんブログ村 野菜ソムリエ


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 半農生活へ

にほんブログ村 半農生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする