野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

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★野菜ソムリエPro.&ベジフルフラワーアーティスト   宮坂敏史オフィシャルサイトURL
https://miyasaka831.jimdofree.com/

夏野菜収穫2011 その2

2011年08月31日 22時35分30秒 | 野菜&果物
しばらく更新遅れました。

スイカ以外に栽培している夏野菜について、一部紹介します。
写真は全て8月初めのものです。


こちらは冬瓜
品種は日本に昔からある「丸型冬瓜」です。
熟れてくると白い粉が吹くのが特徴。

冬瓜は僕が栽培しているウリ科の中でも、
もっとも生育気温が高いようで、
種の発芽ももっとも遅いです。
そして、生育も、7月ぐらいから一気に加速します。


こちらは太長ヒョウタン

「?」と思われるかもしれません。
一般的には棚からぶら下げて栽培していますからね。

実は、いろんな形を楽しむために、あえて地這い栽培しています。


こちらはプリンスメロン。
末成り、つまり一番最後のほうに実ったものです。
接木栽培ではありませんので、スイカとあわせて、
毎年ウリバエ(ウリハムシ)の幼虫に
悩まされますが、今年はウリバエ対策を行ったため、
殆ど被害はなく、末成りまで楽しむことが出来ました。
その訳は後日ご紹介します。


こちらは赤オクラ。
アントシアニンが豊富そうですね。
生食できますので、そのまま切ってサラダへ。
(火を通すと茶色く変色します。)


こちらはゴーヤ。
苦味のモモルデシンで有名ですね。
夏の栄養源の1つでもあります。


こちらは完熟させたキュウリ。
日本野菜ソムリエ協会のFacebookでも、先日紹介されていました。

ちなみに品種は「四葉(スーヨウ)」。

もうしばらくすると採種する段階です。
(今は採種を終えました。)


バジル。
ピーマン、トマトのコンパニオンプランツで仕事をしてくれています。
バジルの臭いが効果的です。。


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ナラヤマソウ~FLOW

2011年08月17日 22時33分47秒 | 野菜&果物
先日、野菜ソムリエ仲間と「ナラヤマソウ~パンケーキカフェ FLOW」というお店に行ってきました。


ここは、吉野でコンフィチュールを制作している
フミさんのパンケーキカフェ。

僕と同じ吉野のソムリエの方です。


コンフィチュールと、こだわりパンケーキなどを楽しむことが出来るお店として
大和高田市に先月末にオープンしたばかり。

★コンフィチュールとは?
野菜や果物を砂糖やお酒で煮込んだものです。
一見ジャムのようですが、ジャムに比べて素材の個性を重視しています。
その為、品種だけでなく、栽培環境、さらにはその年の
野菜&果物のできばえに応じて調整しながら調理します。
その為、コンフィチュールは素材独特の食感や風味を、
より楽しむことが出来るのが強みです。


店内は、落ち着いてかつモダンなつくりで、ゆったりとすることが出来ます。


早速、「コンフィチュールパンケーキ・コンフィチュール3種セット」を注文
リンゴのシロップ、バター、コンフィチュール3種がついています。
僕はコンフィチュールはトマト、タマネギ、ラズベリーの3種を選びました。


パンケーキ。
普通のパンケーキとは違います。
オーダーを受けてからじっくりと焼いてくださります。
そのため出来立てを召し上がれます。
しかも小麦の香りがします。
で、この独特の茶色といい、ふぁっとしているのがいいですね。
また、ミルクコンフィチュールも生地に入れています。

何もつけなくても、かみ締めると独特の甘みが出てきます。
このパンケーキは何枚もいけますよ。


こちらはトマトのコンフィチュール
色が、あまり赤すぎないのが印象的ですね。
リコピンって感じもします。
そして、トマトの風味もちゃんと残っています。


こちらはタマネギのコンフィチュール
タマネギのナチュラルな甘みがなんともいえませんし、
タマネギのあの食感も残っていておいしいです。


こちらはラズベリーのコンフィチュール
ラズベリーをそのまま食べているような感覚で、しかも
ラズベリーらしい甘酸っぱさが残っていておいしいです。

リンゴのシロップ。
一見蜂蜜のようですが、
それがすごいあっさりして、ベタッとしていなく、
爽やかな甘さが口に広がります。

ソムリエ仲間と、結構話し込んでしまい、
お昼過ぎに入ったら、気がついたら夕方でした。




また、お店でもコンフィチュールを購入することが出来ます。
いろいろ種類があります。

因みに、営業日は金、土、日です。
営業時間は11:00~17:00。
営業日および営業時間の詳細はフミさんのブログにて
ご確認ください。

お店URL:http://confiturefumi.com/pancake.html
※地図もあります。

また、コンフィチュール・フミさんのWebサイトも
ご覧下さい。

大和高田に来られた際は是非、ナラヤマソウ~パンケーキカフェ FLOWにお立ち寄りください。
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今、注目の「エゴマ」

2011年08月14日 22時23分32秒 | 野菜&果物

写真は、ボクが栽培しているエゴマです。

この度シニア野菜ソムリエデビューされ、
エゴマの普及に努めてらっしゃる、
となりの大阪人さんから種を頂き、播いて育てたものです。


一方、この写真、我が家で育てている青ジソの姿です。

何となく似ていますね。

そうです。エゴマは、シソ科。
東南アジアが原産です。

参考までに葉っぱを比較。

こちらはエゴマ

こちらは青ジソ(ちりめんじそ)

葉っぱの大きさやギザギザが違いますね。

エゴマは、東南アジアが原産。

種子はエゴマ油に使われます。
種子の成分はたんぱく質、脂質、繊維、カルシウム、ビタミンB1、B2、ナイアシンなどが豊富。
特に鉄分と脂質のα-リノレン酸(必須脂肪酸の一つ)が多く含まれ、
良質の油脂が含まれているので栄養価が高く、
健康や美容の観点から今、注目されています。

女性だけでなく、男性にも美肌効果があるそうです。
著名なスポーツ選手や芸能人で、愛用している人もいるそうです。
イケメンになれるかも…。

また、葉は青ジソの葉と同じように使うことが出来ます。
韓国料理ではそのまま、またはキムチなどの漬物に利用され
独特の風味があります。

香りは青ジソよりも少しハーブと漢方寄りってとこでしょうか?
でも、そんなに強烈っていう香りでもありません。

葉も、栄養素が豊富。
カルシウム、鉄分などのミネラルが多く、
β-カロテン、ビタミンC、Dも多く含まれます。
エゴマの葉で注目したいのはビタミンK1の含量で、
骨粗しょう症の予防効果が期待できます。

ボクは最近、味付けノリと一緒にご飯を包んで食べています。
風味からして、トウガラシなどのスパイシーなものと合いそうですね。
韓国ノリも合うかもしれません。
冷麦やそうめんの薬味にも合うかも…。

いろいろ、試してみたいと思います。

エゴマ…かなり可能性が秘めていて、楽しみです。
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幻!?の大山スイカ

2011年08月07日 19時58分28秒 | ベジフルオンリーワン

前回の記事でご紹介の、このスイカ。
鳥取の幻の地方品種、「大山スイカ」では…?
とご紹介しました。


こちらは収穫したもの。

<大山スイカ>
日清戦争に行った県出身の兵が中国大陸から種を持ち帰ったのが始まり。
中国名は大王瓜(だい・おう・うり)。
日本では「凱旋(がい・せん)スイカ」と呼ばれ、
大山の周りで栽培されたことと相まって大山スイカとなった。
県外へも出荷される特産品だったが、
品質が不安定などの理由で昭和初期に廃れた。
現在の特産品の大栄スイカと比べると、
細長い繭形で外皮にしま模様がないのが特徴。
甘みは負けていない。
(2010年8月11日 読売新聞より抜粋)


育てた感じは、一般的なスイカに比べて、
株が若干大柄です。育ちは野生的で、かつ大胆。
ただ、他のスイカよりも肥料を吸収しやすいため、
肥料過多には要注意です。
肥料過多の場合、葉ばかり茂って実がならなくなりますし、
病気にかかりやすくなります。

肥料の吸収の度合いから見て、人間でいえば「酒豪」といった感じでしょうか?

ところで、鳥取県では数年前から「大山スイカ」の復活に取り組んでおられるそうです。
それを取り上げた参考記事を見つけましたので、ご紹介します。

<参考記事>
*「『大山スイカ』再デビュー…鳥取」2011年7月5日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/business/20110705-OYT8T00250.htm

*「幻の大山スイカ栽培に取り組む」2011年7月4日 朝日新聞
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000221107040001

*「大山スイカ 平和の実り」2010年08月11日 朝日新聞(マイタウン朝日)
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000121008110001

*鳥取県立倉吉農業高校
ブランド化に向けて、本格的に取り組んでおられます。
http://cmsweb1.torikyo.ed.jp/kurano-h/modules/journal/journal_detail.php?block_id=229&news_id=184&op=comment

*アンテナショップで「大山スイカ」試食会を開催」
 鳥取県公式サイトより
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?itemid=621376
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夏野菜収穫2011 その1

2011年08月06日 19時33分43秒 | 野菜&果物
我が家の畑でとれた夏野菜の収穫についてご紹介。

今日はスイカです。

今年は春先が若干低温で、
株が十分大きくならないうちに梅雨に入り(梅雨入りが早かった)、
しかも雨量が多く梅雨明けに猛暑が続いたため
不作だそうです。
果肉の色が薄く、そして糖度も若干低いようです。

とはいえ、我が家では豊作ではありませんが、
そこそこの出来でした。


これは赤大玉スイカ
品種「縞王」を自家採種し選抜したたものです。
因みにこのスイカ、重さは8kgあまりありました。


これは黄大玉スイカ
(収穫当日に撮影)
こちらも自家採種し選抜したものです。
赤大玉スイカに比べて、生育は若干おとなしいです。
また、縞模様が若干細めです。
因みにこのスイカも重さは8kgあまりありました。


これは上と同じ黄大玉を植えたのですが、
出来たのは縞のないスイカ。
(収穫当日に撮影)
交雑したのでしょうか。
こちらも生育は若干おとなしいです。


これは20年前から自家採種をし選抜を続けているスイカ。
重さは10kgぐらい。

20年前、鳥取に海水浴に行ったときに旅館で
デザートとして出たスイカの皮が、縞がなかったので、
珍しいと、種を持ち帰り、翌年育ててみました。
我が家では通称、鳥取スイカと呼んでいます。

最近分かったことは、
鳥取の「幻」の地方品種と呼ばれる
大山スイカ」の可能性が高いことです。
なお、鳥取県では今、「大山スイカ」の復活に取り組んでおられるそうです。

普通のスイカに比べて貯蔵性は結構あります。
味は普通のスイカと全然劣りません。
結構野生的で、株が若干大柄です。
ただ、他のスイカよりも肥料を吸収しやすいため、肥料のやりすぎには要注意です。

大山スイカについては後日詳しくご紹介します。

また、これらのスイカの食べ比べを後日してみたいと思います。
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