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西日本新聞の無料マネーセミナーが天神で開催され出席、事前に申し込み、送られてきた受講券を持参して参加、エルガーラ8階ホールは満席。13時会場、13時半開会、平気で遅れてきてごそごそ席をさがす客には興ざめ、まったく非常識。
講演はなかなかよかった。第一部のお財布の健康についてはJPモルガンアセットマネジメント副会長の中井氏。レジュメもよく、中高年の投資の勘所を教えてくれた。
仮に65歳で貯蓄が3000万円、年金月23万円だとしてゆとりある老後のためには月38万円いるらしいが、15万の不足を預金とりくずしでいくと15年80歳で預金は無くなる。2%で運用すると84歳、4%で運用すると90歳までOK。
預金金利はこれからずっと超低金利が続く(したがって預金はだめ)だから目標とけじめある投資が必要。ポイントは長期投資と分散投資。
アメリカが量的金融緩和策第二弾QE2で50兆円の金が世界にばらまかれる。投資マーケットが動く。
ウオール街の相場格言。「強気相場は悲観のなかに生まれ、懐疑のなかで育つ」まさに今の環境。市況が底の段階で無理してでも買い、ちょっと上向いたら利益確定のため早く売る(高値期待して持ち続けたらだめ)・・「楽観の中で成熟し、幸福感のなかで消えてゆく」長期投資と長期保有は違う。損する投資家は上昇機運のなかで株を買い、下落局面で悲観し、今や上がることを祈る哲学者になっているのがほとんど。
私もネット投資をやっているが、ネット上で儲けた分が今、すべて含み損になってしまっている。すなわち稼いだ金はすぐ現金化してしまうことが大事ということ。
第二部は78歳になられるあの世界の三浦雄一郎さん。目標、夢をもち、つらくない努力(日常生活に負荷をかけトレーニング)を継続することが大事という。
65歳当時、身長164センチで体重80キロをこし完全にメタボ。エベレストを征した男が住まいの札幌の500Mの裏山が登れなくなっていた。一念発起、5年後70歳でエベレストに登頂する目標設定。両足に3~5キロのの重り、背中に20キロの荷物を担いで普通に生活。2年で富士山に登れ、70歳最高齢エベレスト登頂を果たした。
やはりテーマをもち、期限を設定することが大事と再認識した。ただし好きなことをストイックにやめてしまう必要はないとのこと。
例によって蕎麦屋に立ちより、出し巻き、野沢菜、熱燗2合をやりながら鬼平犯科帳を読む、ざるそばで締めて、帰宅19時であった。