ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

131008 良性発作性頭位めまい症がまたでた。亡くなられた酒井雄哉大阿闍梨の掛け軸、武蔵寺で!

2013年10月08日 | アフターセブンティ

 深夜4時ごろ目覚める。ラジオのスイッチをひねると深夜便の「明日への言葉」をやっている。起き上がろうとするとめまいらしき感覚。またきたかと思う。良性突発性頭位めまい症。頭の位置が左右上下に移動するとき平衡感覚をつかさどっている耳石(内耳にあるカルシウムの塊)がうごいて眼前がくるくる舞いだす。そのままじっとしていると収まる。持病になって6~7年。安静にしているより体は動かした方がよいらしい。理学療法とやらで、あまり自己流はよくないらしいが強制的に身体を左右上下にうごかして耳石をもとに戻すというか、ならすというかを強制的にやる療法。私もこの手で対処している。6時過ぎ、おきあがり洗顔し、外に出る。日の出は6時20分くらいになっているが空が焼けていた。いそいでカメラをもちだし出てみたが朝焼けは消えていた。ほんの一時的な現象だったようだ。今回のめまい症状は軽そうだが頭が重い。1時間ばかり布団でやすんでそれから朝食。いい天気だ。

武蔵寺の写経会に出かける。朝日にはえて緑のモミジがきれい。

小さな女の子の髪の毛が光輝いている。

門前のお地蔵さんもしみじみ尊顔を拝すると迷い多きわれわれをじっと見守っていただいているような滋味深さを感じる

いつもの手順で写経を終え、食事。和室の大広間に先般87歳でなくなられた酒井雄哉大阿闍梨の掛け軸がかけられていた。39歳の時、断食の行者に感動し出家、1980年と87年の2回、比叡山で千日回峰行を完遂。千日回峰行とは文字通り千日にわたって比叡山30KMの工程を歩きつづける難行で途中、断食、断眠の修行9日間、京都の町中を100KM、100日にわたって歩く大回りも含まれる難行中の難行、これを2回もやりとげたとてつもない大僧侶。その大阿闍梨が先般87歳で亡くなられた。その大阿闍梨の書かれた掛け軸がきしくも眼前にあり思わずシャッターをおす。掛け軸は正座をして見るものですよと住職にしかられてしまったがまさにそのとおりである。以後、かけ軸の前では立ったまま見るという不作法がないよう心しよう。

一隅を照らすという意味合いだろうがほんとに偉大な僧侶をなくしたものだ。

コメント
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