はや8月、暦のうえではもうすぐ立秋というのに名古屋界隈では40度をこえる危険レベルの猛暑。気象庁はどう命名するのかね、命にかかわるこの暑さを!
わが家の庭にでると朝から蝉の大合唱。強い日差しをうけて声は聞こえどどこで鳴いているのかすぐにはわからない。何年も土中ですごしてやっと外界にでてもその寿命は1~2週間。鳴いているのはオスだけらしい。自らの存在感を示すべく必死に鳴いて、子孫を残してくれるメスへの求愛活動。近くにメスがいるのか鳴き声を聞いて飛んできてくれるのか?
ぐわんぐわん蝉諸声やみぎひだり
わが家の庭で鳴いている蝉はクマゼミのようだが、じっと聞いているとジンジンジン、ジージ、ジージと左から音が聞こえたかと思うと右からも波のうねりのようにジンジンジン、ジージ、ジージと呼応する。まさにステレオ大音響での合唱だ。共鳴し合ってぐわんぐわんと聞こえてくる。どこかでメスが聞いているのだろうか
(わがやのメダカちゃん)
家にもどりTVをつける。レスリングにはじまりアメフト、そして今回はアマチュアボクシング協会。問題を追及される面々の顔つきはどうもよい人相とはいいがたい。かつてアメリカのリンカーン大統領は40過ぎたら男は自分の顔に責任をもてといったらしい。作家の故藤本義一さんは男の顔は領収書、女の顔は請求書と言った。かの有名な大矢壮一さんは男の顔は履歴書と言った。
40までは親の遺伝子で顔つきが決まっているがそれ以後はその男の人生観、価値観、やってきたことがすべて顔に刻印され残ってくる。つらつらおのが顔を鏡で見ながら人生を振り返ると皺の一本一本に現役時代の思い出がよみがえるのではないか。
しかし、なんというのか人事権や金を握っている権力者には言いたいことがあってもなかなか言えないのが普通の人間のつらさ弱さか。アベクロカップルが長すぎると感じてもおのが身の安泰を考えれば首相三選に賛成せざるをえない議員が大すぎるということか。
「しっぽを振ってすりよってくる犬はかわいいよ」かつて天皇といわれたトップ、権力者がふとまわりに漏らした一言、愕然としたね・・・・