ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

221018 「記録の神様」山内以久士と野球の青春。愚直に残す意義!!自分史ほぼ完成!

2022年10月18日 | アフターセブンティ

先般新聞に表題の本の書評がでていた。今まで全然知らなかった人物の評伝。日本の野球界に多大な貢献、1985年には野球殿堂入りを果たしているらしい。1902年生まれの山内以久士は米国から伝わったベースボールのルールブックを翻訳し、日本プロ野球に採用され、1942年から公式記録員として活動。テレビ中継がなかった時代、スコアブックのみで報告されていた記録を丹念に見直し、正しいデータとして残していった。ロッテの佐々木投手が史上最年少で完全試合を達成したが史上最年少と言い切れるのはプロ野球が1936年に始まって以来すべての記録が残されているからである。

 今や官公庁の公文書でさえ平気で改ざんされてしまう恐ろしい時代だが何事にも愚直に記録に残すことの意義を山内の人生が教えてくれていることを孫の著者がのべているようだ。

 かくいう私も現役時代からデータをとり、分析し、問題を抽出、改善策をだすという仕事をずっと続けてきたので今もパソコンで記録を残すことには苦にはならない。3年前2月に武漢発新型コロナウイルスが日本で発症して以来の新規感染者数のデータをとり、どの時点で緊急事態宣言がでた、いつ解除されたなどもわかる。今もとりつづけている。妻などからみれば馬鹿かと思っているかもしれない。

 賢者は歴史に学び、愚者は経験に頼ると言われる。目先の判断は時として為政者の欲得が働きかねない。

 今やスマホ全盛で新聞をとらない世帯、読書しない学生、日記を書いたりめんどくさいことはしない。スマホというのは作った人間の策略で所有者の検索履歴を分析しその人間の好みの画像、情報をいつも前面に提供。スマホ依存者はしらずしらず偏った情報にさらされミスジャッジをしかねない。

 私の77年間の自分史がほぼ完成した。A4横型で56ページになった。幼少期のデータ不足で、終戦後の世相,時事情報しか残せなかったが、インドの人生区分による学生期20歳まで、家住期50歳まで、林住期75歳まで、それ以後の遊行期となまなましく整理できた。あとは写真が入っていなところを追加修正していけば完成。子供や孫たちが見てくれればよいがそれはわからない。私の棺桶には入れてほしくないが・・・・

 

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