立春ときくとなんとなく春めいて、気分が晴れてゆく感じがする。歯がしみたり、頭痛がしたりしていないせいもある。人間というのは割といい加減なもの。幸福論のアランは言う。目にゴミが入ったら慌てずじっと涙が出るに任せておきなさい。そうすると涙がゴミを押し出してくれる。過剰反応して慌てるとろくなことにしかならない。
昨日は太宰府天満宮の節分大祭に久しぶりに妻と出かけました。行きは妻はウオーキング、私は車で一足先に。近辺駐車場はほぼ満杯、この行事への参加者が多そう。季節の変わり目の立春、立夏などの前日が昔は節分とされていたようで変わり目に悪鬼が出るということで豆が魔滅に通じることから豆まき神事が行われてきたとか。来年は地球の周期の関係で2月2日が節分になるようです。
仮本殿前には結構な数の参拝者。厄除除災の神事。
還暦代表者の厄払いのあとは参列者への厄払い。無神論者が多いとされる日本人だが皆さん、案内に従って神妙に低頭していました。
仮本殿前での豆まき、広場での豆まき、楼門前での鬼さんと子供たちの交流。雑踏の中でのスナップ撮影。
その間、妻はいつもの厄除団扇や恵方巻をゲットしてマイ軽キャンに合流、帰宅。
玄関で厄除け団扇で全身にタッチしてから居間へ。恵方巻だけでは足りないので妻がニュウ麺をさっと作って、恵方の東北東にむかって太巻きの丸かじり。無言でいただく。中心に入っているかんぴょうをかみ切るのに少々慎重に。ニュー麺ともどもおいしくいただけました。夕食後豆まき。迷信は排除する浄土真宗では豆まき仏事は行わないがある寺院したらしい。鬼は内、福も内!悪鬼は阿弥陀様が救われたとか、悪人正機説ですね。
昨今世間を騒がせている不祥事、己の力や金力で人がぺこぺこついてくるという驕りがあるから稼いでいる芸能人や政治家が道にはずれた行為をし、晩節を汚すのではないでしょうか?!神頼みというわけではないが謙虚になれた一日でした。
そして4日の立春の日、写経会。己を無にしてサッパリした二日間でした。
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