佐賀と福岡の県境にある標高848mの九千部山(くせんぶやま)にマイ軽キャンで頂上まで。この山、平安時代に風水害祈願で1万巻読経を志した僧侶が力及ばず9000巻にとどまったため九千部山となずけられた由来がある。
九博ボラ仲間だったHさんが眺望がすばらしく車でいけるからと以前からすすめられていた山。台風14号が心配されていたが朝からいい天気、調査もかねて思い切って出発。
わが家の墓地のある霊園の少し手前の平等寺入り口から上って行ったところにある。天拝湖、山神ダムを右手に見ながら浄土真宗の光伝寺を右折。地元の方に尋ねると距離7kmくらいで舗装道路、軽キャンで登ってゆけますよということ。
上り下りしながら、3~40分で佐賀テレビ塔前広場に出る。トイレも設置されている。双眼鏡、25-600mmコンデジ、ルミックスFZ300、ペンタックス一眼K3,18-270ミリ、シグマレンズ、弁当、茶をリュックにつめて、
そこから歩きで7~80mくらい上ると頂上、展望台にでる。
中年女性3人組が展望台2Fで食事していた。展望台最上階にのぼる。福岡佐賀熊本の360度パノラマ風景。
おなじみの宝満山から九博の青い屋根までみえる。福岡方面は博多湾、福岡タワー、ペイペイドーム、南東方面は阿蘇五岳まで見える。
風は少しある程度で心地よい。弁当をひろげ食す。うまい。しかしここまで車で来れるのは驚き。Hさんはモトクロスバイクでくるとか。そういえば広場でマウンティンサイクルの若ものとすれちがった。
1時間余り滞在して山を下りる。光伝寺から左折して元のみちへ。山神ダムの手前の山口川の橋の手前の空き地に車をとめて、ダムの向かい側の道に徒歩ではいりこみ約5分ほどいくといきなり小鳥のさえずり。雀くらいの大きさか、なんと嘴が赤くて羽根の縞模様もカラフルで美しい。いきなりラッキー!
5~6羽おりそうだがカメラをかまえても逃げない。3~4mの距離で込み入った枝の中をあちこち飛んでいる。枝かぶりで撮りにくいが隙間から狙う。
2羽がお互い見つめ合っている感じのポーズ。飛び出しの翅模様も撮れた。ラッキーでしたね。しかし鳥の名前がわからない。
15時前帰宅。図鑑で調べるとどうやらソウシチョウ(相思鳥)らしい。東アジア原産の侵略的外来種。美しくてなんでも食べる雑食性、昔は家で飼われていたらしい。1980年台、中国との国交回復につれて日本にはいってきて全国で繁殖、従来のウグイスなど日本の野鳥の生態系を脅かしかねないと危惧されている種らしい。
今日は九千部山へも軽キャンでいけて、ソウシチョウにも巡り合えた。やはり行動しないとすばらしい未知への遭遇もないね。女房の「その自信過剰が一番危ないのよ!」という声が聞こえそうである・・・
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