そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

『論理的に読む』こと

2012年12月23日 | 日めくり帖

12/23

『論理的に読む』という本があったので買った。どういう内容かというと、パラグラフの手法を使って、書くように読む、というのである。
つまり、この手法を身に付けるためにはパラグラフの手法が何たるかを知って、それに慣れないといけない。パラグラフと日本語でいう段落とは同じようでいて違うものだというのが著者の主張である。日本語の段落はそのなかに何となく文章が詰まっているのだが、パラグラフは、ある主張をするための導入文や結論、結論を支える論証文などから構成させる。ワンパラグラフには、ワントピックが明確に述べられていることが求められる。
したがって文章を読解するときには、トピックは何で論証は何で、反証は何で結論は何であるかを読み解きながら読むということである。論理構造を分析しながら、接続詞などに注意する。読めないときはパラグラフを用いて書き直すことも辞さない。

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万葉集#14.3497-14.3499

2012年12月22日 |  / 万葉集

12/22

「川上の根白高草ネジロタカガヤあやにあやにさ寝さ寝てこそ言に出にしか(#14.3497)」
「川上の根白高草ネジロタカガヤしょっちゅうも共寝共寝で噂がたった()」

「海原ウナハラの萎柔ネヤハラ子菅あまたあれば君は忘らす我忘るれや(#14.3498)」
「海原の根柔か小菅多くありあなた忘れどわれは忘れず()」

「岡に寄せ我が刈る草カヤのさ萎草ネカヤのまこと柔ナゴやは寝ろと言ヘなかも(#14.3499)」
「丘で寄せわたし刈る萱柔らかく柔肌の娘は刈れと言わぬか()」

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古代史-002

2012年12月21日 | 日めくり帖

12/21
「銅鐸は祭祀に使いある種族特徴的な持ち物だった()」
「銅矛は中国的な香りする幡などつけてシンボルとせし()」
「中学で日本史習う古代には銅鐸銅矛文化圏ありと()」
「金印が志賀ノ島にて農民に発掘されるだいぶ前だが(いまだその謎解明できず)」
「遣隋使聖徳太子が『日出ずる』ちょっとやり過ぎ本心知らず(どのような人なら言える『日出ずる』かなりのやり手か聖徳太子は)」
「奈良時代日本は三つの文化圏蝦夷・大和に沖縄と()」
「日本は島国なれど混血の人で出来たる国であるのだ()」
「弥生前蝦夷沖縄原人が弥生人にて分断される()」
「いつ頃か梅原さんの著作にて古代史の謎教えられしか()」
「しばらくはさもありなんと見てきたが発掘などで解釈進む()」
「出雲にて銅鐸銅剣多数出て脚光浴びるかの文化圏()」
「佐賀にては吉野ヶ里出る青森は丸山三内発掘される()」
「パソコンの普及も研究成果には多大な影響与えてきたか()」
「ITの普及でインターネット等普及も研究拍車をかける()」
「遺伝子の分野も大分進みおり歴史変えるに成果のあるか()」
「望むのは宮内庁にて所掌する陵墓発掘許してほしい()」
「邪馬台の九州・畿内の論争はいまだ続けりわれは九州()」
「どのような根拠を出せば九州と証明できるか邪馬台国は(魏志倭人伝の明快な解釈か)」
「森さんが唱える漢字の用法で書記の作者の出自わかると(博達さんの著書)」

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万葉集#14.3494-14.3496

2012年12月21日 |  / 万葉集

12/21
「兒持山コモチヤマ若鶏冠木ワカカヘルデの黄葉モミつまて寝もと我ワは思モふ汝はあどか思モふ(#14.3494)」
「兒持山コモチヤマ若鶏冠木ワカカヘルデの黄葉まで寝てたいものだあんたはどうか()」

「伊香保イカホろの傍ソヒの若松限りとや君が来まさぬ心許ウラモト無くも(#14.3495)」
「伊香保イカホろのそばの若松見限ってあなた来ないか心細いよ()」

「橘の古婆コバの放髪ハナリが思ふなむ心愛ウツくしいで吾アレは行かな(#14.3496)」
「橘の木場の乙女がわれ想う心可愛いさあ行こう()」

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古代史のまとめ

2012年12月20日 | 字余り

12/20
古事記が書かれたのが712年とされており、2012年の今年は1300年の記念の年である、と出版界はわれわれをあおってくる。確かに、本屋の書棚には古事記・古代史の本、とりわけ入門書の類いが並んでいる。
わたしの場合、すでに足を突っ込んでいる軽度のマニアと言ってまちがいないだろう。だから、それらの本の大半は冷静に見過ごすことができる。一ヶ月ほど前に古事記のつまどいの話を聞きにいったとき、大阪府大の村田教授は『…の謎』とか『よくわかる…』とか言うタイトルの本はやめた方がよいといっていた。そんなにバッサリと切ってよいものか、いささか疑問ではあるが、まあそんなものかなと納得する。
その講演の帰り道、『古代日本誕生の謎・武光誠著』というタイトルの本を購入した。……の謎というフレーズがついているが、武光氏は古代史の著作も多く、スタンドプレーヤーではないし、わりと温厚な学説をぶら下げている。どんな学説かと突っ込まれると困るのだが、バランスはよいように思われる。
さてこの本であるが、内容的にも新しい事実を取り入れて全体を概括している好著だと思う。『はじめに』の最初の部分を引用する。『日本古代史は面白い。考古学の発展によって、たえず新たな事実が明らかにされて書き変えられていく。邪馬台国や大和朝廷の誕生といった大きな問題に関する、20年前の本はすでに時代遅れになっている。』これが書かれたのが平成17年だから昭和の60年頃から新しい歴史事実がわかってきたというのだろうか。梅原猛氏や古田武彦氏が新しい学説(学説ではないかもしれない)をたてたり、発掘もそれ以前から行われていたが、脚光を浴びるような遺跡等、成果がその頃に明らかになってきたということなのか。1970年頃から始まった都市開発、宅地開発で土地を掘り返すことが多くなったことも考古学的大発見につながったと言える。目立った発掘として、稲荷山の鉄剣、古事記編纂者の太安万侶の墓誌、出雲の銅鐸・銅剣、佐賀の吉野ヶ里遺跡、青森の丸山三内遺跡とか、全国規模で色々出ている。他にも、木簡とか、柱穴跡等地味な発見も多々ある。
いままでに漠然と考えてきたことだか、古代史への興味をわたし自身の古代史としてまとめてみるのも一興か。

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