さてここのところLCCを使った格安旅行がマイブームとなっておりまして、10月中旬ピーチエアで今年2回目の北海道に行って参りました。
今回は2泊3日予定で、前回8月北海道行ったときは少し欲張りすぎて知床やら函館までと移動に時間をかけ過ぎた感が有ったので(クリックで前回記事へ)今回は目的を絞り前回回れなかった箇所をのんびり訪ねてみようと思います。
# 今回デジカメのメモリーカードが壊れて撮影した写真の大多数が消失しまして(涙)写真少なめでお送りします。
仙台から約1時間のフライトで新千歳空港に10:30到着。今回も移動にレンタカーを使用。まずは前回行きそびれた積丹ブルーを見に行ってみよう。
…と思っていたのですが千歳から札幌、小樽へ近づくにつれて雨がぽつりぽつりと落ちてきましてうーん果たして積丹ブルーは見られるだろうか。
なんとか日の入り前に積丹に到着出来ましたが生憎の雨模様。海岸線に重い雲が立ち込めてましたが、でも心なしか小樽で見えた海よりも夕刻で暗くなっているのにも関わらず少し青みがかっている海を見る事が出来ました。なんとか積丹ブルーの片りんくらいは見られたかな。
でもやはり青空の下で光り輝く積丹ブルーを見たかった。前回は時間をミスって日の入り時刻に間に合わず今回は天候に恵まれませんでしたがこれは次回の北海道旅行の宿題としておきたい。
積丹では日帰り温泉施設「岬の湯しゃこたん」に立ち寄りましてひとっ風呂を頂きます。
こちら積丹の海を一望できる高台に在りまして天気が良ければ露天風呂から海に沈む夕陽を眺める事が可能。それでいて入浴料620円というとんでもなく素敵な天然温泉なのですが経営が厳しいらしく令和4年1月末をもって休館されるとの事。勿体ない話です。
でもまぁ何とか休館前に来られて良かった。雨模様でしたがそれでも雄大な海を眺めながらのお風呂は迫力があり特に海鳴りが凄かった。もしかしたら中島みゆきの名曲「海鳴り」はこんな轟音からインスピレーションを受けたのかもしれない。北海道の大自然を感じる事が出来て素敵な思い出が出来ました。
さてラーメンはこの日積丹に向かう途中、小樽市で立ち寄ったこちらから
小樽に着いたのが14:30頃という中途半端な時間で商店街で開いてる店を探しましたが大概昼休みタイムに突入しておりなかなか開いてない。一応目指してた人気店「桂苑」は開いてましたが満席行列でちょっと時間がかかりそう。
アーケード通りをも少し歩いてみたらまだ開いてたお店を見つけましてこちらの老舗らしき「五十番菜館」に飛び込みで立ち寄ってみました。
メニュー見たところラーメン主体の中華屋さんのようでスープも醤油・塩・味噌と一通りあり。味噌が30円高いので多分これがオススメかな?とみてこちらを注文。
早速のスープですがベースはあっさりガラ味で油量は控えめ。クセの無い動物系に合わせられる味噌ダレは配合適量。
味噌はおそらく北海道味噌と思われますがやや塩気弱めで町中華らしい優しい味わい。野菜は炒めで乗せられナチュラルな甘さをスープにプラス。タンメン的な味わいと味噌が良くマッチして外さない美味しさがありますね。
麺は緩い縮れの中細麵でやや柔らかめな茹で加減。ロケーションに合った優しい食感でスープとのマッチングは悪くない。気持ち強めに火を通された野菜の食感とキクラゲのコリコリな食感の対比もまた面白い。良いね。
小樽のご当地グルメに「あんかけ焼きそば」ってのが有りましてこれは頼まないわけにはいかない。
じゃじゃッと炒められた麺の上にあんかけ野菜がタップリと乗っかっていて麺が見えない。これはなかなか食べ応えも有りそう。
あんかけは醤油ダレで味付けされていますが想像してたよりもかなり薄味でヘルシー印象。北海道のラーメンって総じて塩気強めな印象があったんですが小樽だけ異端児?と思われるほど塩っぽさが少なく油っ気も控えめで良い意味であっさりとした野菜類の素材の味を生かした風味になってます。
小海老がごろッと2尾入ってますしブナシメジの姿も見えます。モヤシ、タマネギなど甘みの強い野菜も多く入り自然な味わいのあんかけになってて毎日でも食べられそうな優しい一杯。旨し。
さて「五十番菜館」ですが小樽全体なのかこの店だけなのか2杯とも塩気の弱めな味付けになっていましたが、よく考えると昔の食堂って割と薄味だった気がするんです。昭和から平成になって外食の味付けがどんどん濃くなってきてるんじゃないですかね。
そう考えると昔から変わらない味の料理が頂けるこういう昔ながらの町中華のお店は結構貴重かもしれない。ノスタルジーに浸れる町中華の一杯。ごちそうさまでした。
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