(前回の続き)積丹にて海鳴りの聞こえる最高の露天風呂を頂いた後はレンタカーに戻って明日の行動予定を勘案。
実は北海道2日目に例年9月下旬~10月上旬に見頃を迎える三国峠の紅葉を見に行こうと考えてたのですが天気予報は生憎の雨マーク。雨では魅力も半減してしまいそう。
逆に明日天気のいい場所を調べところ北海道の南部の方だけ晴れ間がのぞくらしい。ならば南の端まで行ってみよう。という事で日高方面に向かってみます。
運転中眠くなったら小樽のアンデリスで買った名物「プリン大福」をつまみつつ夜を徹して車を飛ばし「道の駅みついし」で力尽きてレンタカーのシートを倒して車中泊を敢行。
翌朝起床してからさらに南下して観光地「襟裳岬」に到着。えりもエリアは天気予報通りに晴れていて非常に気持ちが良い。胸がすくとはこういう事か。
えりもの秋は何もないけど良い景色がありますね。岩礁群が海の底まで点々と繋がっている様は独特で生で見られて良かった。
森進一の歌の碑の横に島倉千代子の同名他曲の歌碑が並んでありました。島倉さんの歌は存じなかったな。記念に写真も撮ったんですがデジカメのメモリーカードが飛んでしまいブログに残せないのが残念です。
それにしても襟裳岬は風が強い。いや強いとは聞いていたけど竜飛岬程度かなと思ってましたが自分の中で記録更新する程度には強くて、レンタカーのドアを開けた時にレンタカー会社から「返してね」と言われてた書類を飛ばしてしまい走ったけど全然追いつけなくて回収できなかったことはここだけの秘密です。(地球環境に負荷をかけてしまい本当申し訳ない)
さてラーメンは前日の晩、積丹から襟裳岬に行く途中で夜の札幌へ立ち寄っておりました。
札幌ススキノに数多あるラーメン店の中から今回「元祖さっぽろラーメン横丁」にある昭和47年創業の老舗「ひぐま 横丁本店」にて伝統の札幌味噌ラーメンを頂きたい。
カウンターのみの狭い店内は常に満席で少し待って着席。お隣とは透明なパネルで区切られておりコロナ対策もバッチリ。
さてメニューを拝見すると味噌ラーメンだけで4種類あるようでとりあえず辛味噌じゃなくて一番こってりしてそうなやつをオーダーしてみます。
早速のスープですが濃厚ガラ味にラードが浮かび見た目通りにこってりとした動物系がベース。
金華ハムを使った上湯との事ですが、確かに肉味が濃い目で節系に似た乾物系の香りとどっしりとしたコクと旨味が感じられます。
合わせられる味噌ダレは北海道味噌らしい辛口の味噌ダレで配合多めの塩気が結構強め。濃厚な動物系に負けない旨味や香りをスープにもたらしてくれています。
麺は西山製麺の黄色い縮れの中太麺で味噌ラーメンに特化されたタイプ。ごっつい肉味噌がゴロゴロっと入っていて何気に食べ応えもしっかりありますね。旨し。
早速のスープですがベースは味噌と共通の上湯と思われますが味噌より豚脂が少なくベースの上質さをより感じられる組み立て。
醤油ダレは配合少なめでわずかに香りを立てる程度ですが食べやすさ飲みやすさが増していてコクも有りますね。
メニュー表に「塩ラーメン好きな方にもおすすめ」と書かれていましたが確かに醤油ラーメンっぽさが薄くて塩ラーメンに近いバランスかもしれない。
麺は味噌より細い中細麺で加水率高め。スープにしっかりと絡みます。大きめカットで斜め切りのネギと穂先メンマの食感も良し。
特筆すべきはチャーシューでこれがクッソ美味しい。スイマセン興奮して言葉が汚くなりましたが煮豚じゃなく焼豚になってて少し甘めの醤油ダレでしっかりと仕上げられていて旨いです。絶品。
味噌にはこのチャーシューが乗ってないので(トッピング追加で頼むことはできましたが)あやうくスルーするところで醤油も頼んでおいて良かった。
# 「元祖さっぽろラーメン横丁」にラーメン屋多すぎ問題?一体何店舗あるんだろ?
さて「ひぐま 横丁本店」の「ひぐまコク味噌」ですが以前頂いた「すみれ」「純連」ともまた違った味噌スープで本当各店とも個性がありますね。非常に美味しかったですしまだまだ知らない味噌ラーメン屋が札幌にあると思うとワクワクしますね。いつかまた札幌に来てみよう。
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