(前回の続き)オホーツク海を望む北の果てで懐古の一杯を頂いた後は少し雨が降ってきまして「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」へ移動して車を停めて一休み。
丘の上に見える光景がメルヘンチックだからこの名前なんだそうです。結構な観光地で割と賑わってました。
売店であの北海道名物の新商品?を発見。「白い恋人ブラック」ってなんやねん、ってまんまと乗せられて買ってしまいましたが美味しかったからいいや。
道すがら”菜の花畑”を発見。10月にまさか見られるとは季節感が…。
さてこの日は北見市のビジネスホテルに宿を取っておりましたので早めに予定を済ませて15時頃にはチェックイン。4日目にしてようやく身体を伸ばして寝られるこの喜びを少しでも長く味わいたい。
ちなみに道東エリアは北見市が比較的安い宿が多いようです。網走付近はちょっと高かった。
翌朝はお楽しみの朝食バイキングに舌鼓。この宿は季節毎に変わるスムージーが特色で「パインとマンゴーのトロピカルスムージー」「レモンとオーツミルクのビタースムージー」どっちもめっちゃ美味しくてお代わりしてしまいました。バイキング最高!
さてホテルを出た後は再び網走に戻りまして「北海道立北方民族博物館」へ行ってみます。
こちらは世界の北方地域の諸民族の文化を紹介する博物館でしてアイヌのみならず様々な地域の衣料や道具類など資料が展示されていて非常に興味深かった。白老のウポポイとも違った角度で見ることが出来て勉強になりました。
お土産コーナーではマペット欲しかったけどまぁまぁのお値段だったのと一つ買ったら全部揃えたくなりそうなので断念。でも可愛いっすね。次回買ってしまいそうな予感…。
その後は東進して小清水町に移動。小清水町のご当地ラーメン「恋麺」なるものが有りまして実は23年3月列車で浜小清水に来た時にシーズンオフで頂けなかったので(クリックで過去記事へ)今回再アプローチ。”忘れ物その5”小清水町のご当地ラーメン「恋麺」を食べてみたい!
お待たせしました 『恋麺』 いよいよ販売開始!! | 道の駅 はなやか(葉菜野花)小清水
という事で「道の駅はなやか小清水」に来てみましたが、あれ?イートインコーナーが改修中でした…。「恋麺」自体は他にも町内5店舗で提供されているらしいのですがその情報が2018年から更新されておらず、食べログ等にも恋麺の情報なし。もし行ってメニューに無かったら痛いので今回は断念しておきます。忘れ物その5は回収失敗となりました(笑)
仕方ないので前回頂いてメッチャ美味しかったじゃがいものスイートポテト「小清水とろり」を購入して先に進みます。
さてせっかく小清水町まで来たのでもう少し足を伸ばして人気ラーメン店「弟子屈ラーメン総本店」も行ってみたかったのですが明日最終日で昼にはレンタカー返却しないといけないので行程的に厳しいか。大人しく千歳方面に戻ります。
小清水町から旭川まで約220キロくらいで下道だと4~5時間で行けそうなので今日の夕飯は旭川ラーメンにしよう。
道中小腹がすきまして「道の駅 遠軽森のオホーツク」にて「ジオソフト 黒ゴマ味」を購入。小雨混じりで少し肌寒い中ベンチに腰掛けて景色を眺めながら頂きます。
10月だというのにヒマワリとコスモスが同時に咲き乱れてましたが何の天変地異でしょうか?(笑)昨日網走で菜の花畑も見たっけ。北海道の季節感ってこんな感じなの?
さて夕刻の旭川に着きましたら一日一杯ノルマのラーメンを頂きたい。
今旅で「梅光軒」「青葉」と頂いてきたのでそうなると御三家の一角「蜂屋」も食べておかなくては。あっさり寄りの旭川醤油ラーメンが続いたのでこってり系の旭川ラーメンも行っときましょう。
蜂屋は以前「蜂屋 五条創業店」(店名クリックで前回記事へ)の方に伺ったので今度は「蜂屋本店」へ行ってみよう!と思ってましたが閉店時間が少し早くて15:20の閉店に間に合わず。19:50まで開いている前回と同じ店舗「蜂屋 五条創業店」に再訪です。
蜂屋も青葉と同じ昭和22年の創業だそうで旭川の老舗ツートップって事になるようですが、青葉もそうでしたが店の周囲に漂う豚骨と醤油の匂いがラヲタにはたまらんですね。
ちなみに蜂屋のラーメンは焦がしラードをスープに浮かべるのが特徴。ラードの量も「濃い」「普通」からオーダー可能になってます。※メニュー表から「なし」の選択肢が消えてましたね。なんでだろう?
「しょうゆラーメン」900円
焦がしラードの濃さは「濃い」で注文。
早速のスープですがベースは白濁で取られた豚骨ガラ味でかなり濃厚に取られています。豚のクセも結構残っており野趣味を感じられる強めの動物系になっています。
動物系と魚介系は鯵の丸干しとのWスープとの事で塩気を伴う魚介系の旨みがぎゅっとこれも強めに効いていて、そして焦がしラードがスープを覆うように表層に浮かべられていて鼻腔を突くような刺激的な香ばしさを醸し出しています。
ラード濃い目で頼みましたので見た目凄いインパクトですが味的に濃すぎる事は無くて、動物系の野趣味や鯵のクセが結構強いのでバランス的に醤油とラードの濃度はこれ位が個人的には好みですね。
麺は縮れの入った低加水の中太麵が合わせられます。初めて頂いたときは”山頭火”っぽい麺だなと思ったんですが、少ないながらも旭川ラーメンを食べ歩いてきて多少の差異は有れど概ね低~中加水率で緩い縮れの麺が旭川らしい麺なのだなという事が分かってきたような気がします。
ラード普通で頼むと見た目が「なんつッ亭」「桂花」辺りの熊本ラーメンに似てますね。まぁ熊本はマー油で旭川は焦がしラードと油が違うのとあと蜂屋の方が若干創業早いようです。
さて早速のスープですが動物系&魚介系のWスープは醤油と共通で塩ダレを合わせたスープですが醤油ダレと塩ダレの差異が少なくてそれよりも焦がしラードの量の違いの方が味に与えるインパクトが強いです。
豚骨はやはり濃厚で豚のクセが強め。鯵の魚介系もなかなか強烈で鰯や鰹とは異なる特有の味わいが感じられて、そういう旨味がラードを減らした分分かりやすくなってきてますね。
ただ素材が出す塩気が強くて塩ダレだけだとまとめ切れていない印象が有り豚脂か焦がしラードなど間を埋めてくれるもう一つが欲しくなる感じなので、気分や好みでラードを増減できる蜂屋システムはその点秀逸に思います。
さて「蜂屋 五条創業店」ですがやはり”焦がしラード”はこってり好きにとって魅力的で再食の訴求力になりうるアイテムと感じました。旨味ではないのかもしれませんが香りも大事。次回は本店の方にも行ってみよう。
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