トネアザミが咲きはじめた八島湿原です。最終日の8月11日(土)は7時まで寝て、おいしい和食の朝ごはんをいただいてから、湿原をひと回り。一昨年のようなきれいな朝焼けにはならず、さすがに疲れも出はじめていたので、鷲ヶ峰にも登りませんでした…。
風でブレブレですが、トネアザミの花にもミドリヒョウモンやウラギンヒョウモンが集まっています。
ノハラアザミも咲きはじめていました。ノハラアザミのミドリヒョウモンとノアザミのオオウラギンヒョウモンです。
アザミの葉っぱには、アオカメノコハムシの幼虫も。もしかするとセスジカメノコハムシのほうかもしれません…。脱皮殻とかに糞をコーティングしたものをかぶるらしく、なんとも言えないいでたちです。キリギリスは今年もかなり鳴いていましたが、近くても笹の葉と葉の間で鳴いていて、写真は撮らせてくれませんねぇ…。
ナキイナゴとフキバッタ。フキバッタは羽が退化して飛べないバッタです。ミカドフキバッタにしちゃっているけど、かなりあやしいです…。
キンミズヒキとヌスビトハギの花は、秋ヶ瀬公園でも見られますね。
キンバイソウの花は終わりかけで、実になったものも多かったです。花びらのように見えるところはがくで、本当の花びらは内側の細いぴらぴら。フシグロセンノウはこれからですね。さち婆流にいくと、名残りとはしりという感じ。
メタカラコウですが、そういえばオタカラコウのほうはいつどこで見たことがあったかな? ミズナラの木にとまっていたヒョウモンエダシャクは、昨晩部屋の灯りにやたらと集まってきていたガです。昼は花に夜は灯りに集まる感じです。でも、アセビを食べて毒をたくわえ、成虫になっても鳥には食べられないというのはすごいですよねぇ~。
葉がヤナギに花がランに似ているからヤナギランとなったようですが、お花畑はまだこれからです。さち婆の好きな花だけど、この芋虫は苦手みたいね…。この先の芋虫毛虫は、見ないほうがいい人もいるかな!?
ヤナギランにいたイブキスズメの幼虫は、今年はかなり目につきました。以前「幼虫図鑑」で教えてもらった緑色型も見てみたい物好きな方はhttp://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ibukisuzume.html。たか爺の写真が載っています。成虫も見てみたいところですね。シシウドにはキアゲハの幼虫。
クロテンシャチホコの幼虫は、模様ですぐわかるだろうと思っていたら??? 「幼虫図鑑」に投稿して、atozさんに教えてもらいました。いつも感謝! オオトビスジエダシャクのほうは確認してもらっていないけれども、大丈夫かな。
ヨシカレハは確認してもらってOK。ウスズミカレハは、クヌギカレハ等の可能性もあるとのことでした。
木道沿いのヨツバヒヨドリには、やはりアサギマダラです。
シカの食害対策ですね…。この湿原は絶対守ってもらわないと!
エゾカワラナデシコとコウリンカは、やはり撮ってしまいます。
オミナエシは、今年は少ない感じ。イヌゴマはどこにでも。
高原にはアキアカネが似合いますね。ノダケはこれから。
シラヤマギクとノコンギク。もう秋です。
アサマフウロは、ここでしか見たことがありません。
オオチャバネセセリとコキマダラセセリになるのかな。地味で小さなチョウですが、目がかわいくて好きなチョウたちです。
オカトラノオとイブキトラノオ。
クサレダマとヤマハッカです。クサレダマは、女神湖でも群生していました。
カラマツソウは終わりかと思っていたら、最後に見られてよかったですね。花びらのないカラマツの葉っぱみたいな形の花です。ツノゼミは、ニトベツノゼミになるのかな。
1周90分の八島湿原ですが、8時過ぎに出発してやはりお昼まで…。八島山荘でお昼を食べてから帰途につきました。
たか爺は運転中で気がつかなかったけれども、昨日さち婆がサワギキョウがあったという場所にも寄ってみました。そしたら、サワギキョウじゃなくてトリカブトが沢沿いに群生していましたね。ツクバトリカブトになるのでしょうか。
クジャクチョウとミドリヒョウモン。女神湖からはそのまま立科町へ下りれば早いのですが、結局また夢の平林道へ…。
アサギマダラがイケマの花に来ているところは、初めて見ました。大河原峠のマルバダケブキにも集まっていましたね。
これは見たことがない花かと思ったら、ハナチダケサシのようです。ノギランも。
最後に撮った花は、大河原峠のオヤマリンドウになりました。
霧が出てきたので、今度こそ本当に帰途につくべく蓼科スカイランを下ります。お花見しながら脇見運転だけど、前後に他の車なし、対向車も1桁台でしたね。今年の夏旅も終わりですが、たか爺が万が一長生きしてしまった場合の「じじばばワンダー」の予行練習にはなったでしょうか!?