たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

八島湿原

2012年08月20日 | みんなの花図鑑

Syasimarimg180520120811 Stoneazamirimg163420120810

 トネアザミが咲きはじめた八島湿原です。最終日の8月11日(土)は7時まで寝て、おいしい和食の朝ごはんをいただいてから、湿原をひと回り。一昨年のようなきれいな朝焼けにはならず、さすがに疲れも出はじめていたので、鷲ヶ峰にも登りませんでした…。

Stoneazamirimg163520120810 Syasimarimg180320120811_2

 風でブレブレですが、トネアザミの花にもミドリヒョウモンやウラギンヒョウモンが集まっています。

Smidorihyomonrimg177720120811 Soouraginhyomonrimg166620120811

 ノハラアザミも咲きはじめていました。ノハラアザミのミドリヒョウモンとノアザミのオオウラギンヒョウモンです。

Saokamenokohamusiyocyurimg166820120 Skirigirisurimg167220120811

 アザミの葉っぱには、アオカメノコハムシの幼虫も。もしかするとセスジカメノコハムシのほうかもしれません…。脱皮殻とかに糞をコーティングしたものをかぶるらしく、なんとも言えないいでたちです。キリギリスは今年もかなり鳴いていましたが、近くても笹の葉と葉の間で鳴いていて、写真は撮らせてくれませんねぇ…。

Snakiinagofrimg167120120811 Smikadofukibattarimg168420120811

 ナキイナゴとフキバッタ。フキバッタは羽が退化して飛べないバッタです。ミカドフキバッタにしちゃっているけど、かなりあやしいです…。

Skinmizuhikirimg176520120811 Snusubitohagirimg171020120811

 キンミズヒキとヌスビトハギの花は、秋ヶ瀬公園でも見られますね。

Skinbaisorimg168320120811 Sfusigurosennorimg167620120811

 キンバイソウの花は終わりかけで、実になったものも多かったです。花びらのように見えるところはがくで、本当の花びらは内側の細いぴらぴら。フシグロセンノウはこれからですね。さち婆流にいくと、名残りとはしりという感じ。

Smetakarakorimg170520120811 Shyomonedashakurimg167820120811

 メタカラコウですが、そういえばオタカラコウのほうはいつどこで見たことがあったかな? ミズナラの木にとまっていたヒョウモンエダシャクは、昨晩部屋の灯りにやたらと集まってきていたガです。昼は花に夜は灯りに集まる感じです。でも、アセビを食べて毒をたくわえ、成虫になっても鳥には食べられないというのはすごいですよねぇ~。

Syasimarimg169720120811 Sibukisuzumeyocyurimg169420120811

 葉がヤナギに花がランに似ているからヤナギランとなったようですが、お花畑はまだこれからです。さち婆の好きな花だけど、この芋虫は苦手みたいね…。この先の芋虫毛虫は、見ないほうがいい人もいるかな!?

Sibukisuzumeyocyurimg168920120811 Skiagehayocyurimg174820120811

 ヤナギランにいたイブキスズメの幼虫は、今年はかなり目につきました。以前「幼虫図鑑」で教えてもらった緑色型も見てみたい物好きな方はhttp://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ibukisuzume.html。たか爺の写真が載っています。成虫も見てみたいところですね。シシウドにはキアゲハの幼虫。

Skurotenshacihokoyocyurimg176120120 Sootobisujiedasyakuyocyurimg1644201

 クロテンシャチホコの幼虫は、模様ですぐわかるだろうと思っていたら??? 「幼虫図鑑」に投稿して、atozさんに教えてもらいました。いつも感謝! オオトビスジエダシャクのほうは確認してもらっていないけれども、大丈夫かな。

Syosikarehayocyurimg173920120811 Susuzumikarehayocyurimg170020120811

 ヨシカレハは確認してもらってOK。ウスズミカレハは、クヌギカレハ等の可能性もあるとのことでした。

Sasagimadararimg171120120811 Sasagimadararimg172420120811

 木道沿いのヨツバヒヨドリには、やはりアサギマダラです。

Ssikayokerimg172920120811

 シカの食害対策ですね…。この湿原は絶対守ってもらわないと!

Sezokawaranadesikorimg173020120811 Skourinkarimg173720120811_2

 エゾカワラナデシコとコウリンカは、やはり撮ってしまいます。

Sominaesirimg174120120811 Sinugomarimg173220120811

 オミナエシは、今年は少ない感じ。イヌゴマはどこにでも。

Sakiakanerimg174520120811 Snodakerimg174720120811

 高原にはアキアカネが似合いますね。ノダケはこれから。

Ssirayamagikurimg170220120811 Snokongikurimg176920120811

 シラヤマギクとノコンギク。もう秋です。

Sasamafurorimg176620120811 Sasamafurorimg177320120811

 アサマフウロは、ここでしか見たことがありません。

Soochabaneseseririmg177020120811 Skokimadaraseseririmg176720120811

 オオチャバネセセリとコキマダラセセリになるのかな。地味で小さなチョウですが、目がかわいくて好きなチョウたちです。 

Sokatoranoorimg168520120811 Sibukitoranoorimg178220120811

 オカトラノオとイブキトラノオ。

Skusaredamarimg178720120811 Syamahakkarimg177120120811

 クサレダマとヤマハッカです。クサレダマは、女神湖でも群生していました。

Skaramatusorimg179420120811 Snitobetunozemirimg180020120811

 カラマツソウは終わりかと思っていたら、最後に見られてよかったですね。花びらのないカラマツの葉っぱみたいな形の花です。ツノゼミは、ニトベツノゼミになるのかな。

 1周90分の八島湿原ですが、8時過ぎに出発してやはりお昼まで…。八島山荘でお昼を食べてから帰途につきました。

Stukubatorikabutorimg181120120811 Stukubatorikabutorimg180620120811

 たか爺は運転中で気がつかなかったけれども、昨日さち婆がサワギキョウがあったという場所にも寄ってみました。そしたら、サワギキョウじゃなくてトリカブトが沢沿いに群生していましたね。ツクバトリカブトになるのでしょうか。

Skujyakucyorimg182620120811 Smidorihyomonrimg182820120811

 クジャクチョウとミドリヒョウモン。女神湖からはそのまま立科町へ下りれば早いのですが、結局また夢の平林道へ…。

Sasagimadararimg181820120811 Smarubadakebukirimg184520120811

 アサギマダラがイケマの花に来ているところは、初めて見ました。大河原峠のマルバダケブキにも集まっていましたね。

Shanacidakesasirimg184120120811 Snogiranrimg185420120811

 これは見たことがない花かと思ったら、ハナチダケサシのようです。ノギランも。

Soyamarindorimg186220120811 Soogawaratogekararimg183420120811

 最後に撮った花は、大河原峠のオヤマリンドウになりました。

 霧が出てきたので、今度こそ本当に帰途につくべく蓼科スカイランを下ります。お花見しながら脇見運転だけど、前後に他の車なし、対向車も1桁台でしたね。今年の夏旅も終わりですが、たか爺が万が一長生きしてしまった場合の「じじばばワンダー」の予行練習にはなったでしょうか!?


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夢の平林道 | トップ | 初どんぐり! »
最新の画像もっと見る

みんなの花図鑑」カテゴリの最新記事