Music Mania

No Music No Life

花魁ROCKER 京都Second Rooms

2025年01月26日 | 花魁ROCKER
1月18日は花魁ROCKERのライブだった。
場所は京都府向日市のSecond Roomsである。
半年ほど前、Forefingerの忍者さんから対バンのお誘いがあり、ようやく実現となったのだ。

今回のライブは僕らが1番目ということで、サウンドチェックは一番最後。
これはこれでライブ直前のセッティングが省かれるのでラクでいい。

Second Roomsには初めて来たけど、会場がくの字になっていてステージはくの字の角地になる。
なので、客席が左右に伸びていて、正面にはほとんど人がいないという珍しい構造だ。
また、ライブスペースと飲食スペースが明確に別れていて、食事のみのお客さんも気楽に訪れることが出来る(ライブスペース側でも食事は出来る)。
そしてこのハコの最大の特徴は、音響が抜群にいいことである。
イビツと言っていい会場形状でありながら、こんなにバランスよくサウンドが響き渡るのは奇跡的ですらある。
ライブの出来の良し悪しは、もちろんバンド側のパフォーマンスの出来不出来が一番大きいのだが、サウンド良し悪しもかなり影響する。
音が良いとそれだけで2割マシくらい良い印象になるのだ。

今回はスタンディングではなく、椅子テーブル付きのバータイプということで、セットリストもバラエティ豊かな選曲にしてみた。
初めて花魁ROCKERを見る人がほとんどなので、出来るだけたくさんの曲をやりたい。
そのため、オープニングSEは無し、MCも必要最小限にして、9曲詰め込んだのだった。

前述したように、ここは音響がいいので、結果的に僕らのパフォーマンスも良かったと思う。
実際多くの方からお褒めの言葉をいただき、大いなる自信に繋がった。
ありがたいことです。

1.あゝ無情
2.銃爪
3.カモメが飛んだ日
4.絶対絶命
5.二人静
6.ダンシングオールナイト
7.色彩のブルース
8.勝手にしやがれ
9.あんたのバラード

この日は、僕ら以外は全て洋楽系で、2番目のザ・ヨイショット・コラショットはファンク系、3番目の烏合之酒はブルース系だ。
どちらのバンドもすごく上手くて、ブラックなノリが心地いい。
ギタリスト目線で見ると、ヨイショットのギターさんはファンクだけあってカッティングがすごく気持ちいい。
誤魔化しの効かないクリアトーンでグループ感たっぷりのギターワークだ。
烏合のギターさんは実はメタル系のテクニカル系。
野太いサウンドで、速弾きはもちろん、ビブラートが凄かった。

トリはForeignerをやらせれば日本一のFOREFINGERで、ボーカルがマルちゃんに変わってから初めて見るステージだ。
安定感抜群の楽器隊、そして、そこにのっかるネイティブ発音の男性ボーカル。
忍者さんは当日突然のぎっくり腰で、動くのが辛そうだけど、ギターの腕前はさすがである。

コロナ前くらいからFOREFINGERのライブはほとんどこのSecond Roomsのようだが、今回ここでやってなるほどと思った。
音響の良さ、スタッフの良さ、ノルマの少なさ、配信サービスなど、ここならではの良さがあるのだ。
さすがに遠方なので、そう頻繁には来れないが、また出演したい店だ。



2024年NHK紅白の感想を語ろう!

2025年01月11日 | 邦楽
【解説】2024年NHK紅白の感想を語ろう!ベストアクト3組はこれ!


僕がよく見ているYouTubeチャンネル「てけしゅん音楽情報」の昨年末のNHK紅白歌合戦の感想動画をみて思ったこと。
彼らは音楽メディアで仕事をしている、いわばプロの人たちなので、当然ものすごく音楽に詳しい。
日、韓、米、英の最新はもちろん、けっこう古い音楽も押さえるべきところはしっかり押さえていてさすがだ。
そんな若い世代の専門家は、昨年の紅白をどう見たのだろうか?

で、その前に僕自身はどう思ったのかについて。
どこから話せばいいかわからないので、とりあえず良かったアーティストをベスト3をあげよう。
1位 B’z
2位 アルフィー
3位 Vaundy
紅白見た人のほとんどの人が感じたように僕もB’zが素晴らしかった。
僕はB’zのファンではないけれど、すごく良かったし、すごくロックしてた。
稲葉はもう還暦くらいだと思うけど衰え知らずで凄かったし、松本のギターも安定感抜群だった。

アルフィーはさらに歳上だけど、歌もコーラスも演奏も素晴らしかった。
ずっと現役を続けてきただけはある。
高見沢は相変わらず奇妙なギターだけど、エンディングの派手なギターソロは凄みがあった。

Vaundyは曲そのものがとても良かった。
米津も藤井も良かったけど、僕の好みからするとこっちの方が良かった。

その他、氷川きよしの歌は圧倒的だったし、Omoinotake、ILLITは楽曲の良さが光ってたし、郷ひろみのパフォーマンスも面白かった。

で、てけしゅん音楽情報だけど、やはりというか、さすがというか、若い人ならではの感性だ。
とくに昨年活躍した若手アーティストに関してはいろいろ勉強になるし、彼らの解説を聞いたあとあらためて曲を聴いてみると新たな発見もあった。
共感出来たのは、GLAYのサウンドがとても良かったことで、とくにヒサシのタルボギターの響きが際立っていたと思う。
てけしゅん的には、Vaundy、number I、藤井風、米津玄師の評価がものすごく高く、いかにも若い彼ららしい。
いわゆるベテラン勢への忖度はなく、いい意味で若者世代の代表という感じかいい。

コメント欄も面白い。
てけしゅん音楽情報を見てる人は、若い世代のマニアックな音楽好きだと思うけど、如実なそれが反映されている。
中でもnumber Iの評価がとても高いのは、てけしゅん視聴者らしい。

最後に、紅白はオワコンだとか、時代遅れとかいろいろ言われてるけど、視聴者が若者中心のてけしゅん音楽情報のコンテンツのなかでは、この紅白動画がダントツで再生回数が多い。
それに対し、僕の周りの僕と同世代の人で、紅白見てる人は一人もいない。
会社の人も、昔からの友人にも紅白見る、見てるって人は皆無なのだ。
なんだかんだいって、世代交代しているのかもしれない。