Music Mania

No Music No Life

2025年グラミー賞

2025年02月09日 | 音楽
今年もグラミー賞が発表された。
最も話題になってるのはビヨンセ「カウボーイ・カーター」のアルバム賞だ。
カントリー色の強いこの作品が高く評価され受賞したということは、トランプ大統領就任と相まって今のアメリカを象徴しているように思える。
カントリーアルバム賞も受賞しているこの作品だが、決してカントリー一色ではなく、ビートルズのカバーからロックンロール調、R &Bなどバラエティ豊な内容になっている。

ケンドリック・ラマーはレコード賞、楽曲賞の他、ラップ歌唱賞、ラップ楽曲賞も受賞している。
個人的には好きな曲ではないけれど、今の時代ならではだと思う。

新人としては、やはりサプリナ・カーペンターが注目される。
アルバム「ショート・ン・スウィート」がポップアルバム賞を取っているが、これはとてもいい作品だ。
明るくポップで安心して聴けるクオリティがある。

面白い現象としては、ロック演奏歌唱賞にビートルズ「ナウ・アンド・ゼン」、ロックアルバム賞にローリングストーンズ「ハックニー・ダイヤモンズ」が選ばれていることだ。
1960年代、いったい誰が2025年にこの二つのバンドがグラミー賞をとっているなんて想像出来ただろうか。

日本人として注目せねばならないのは、エル・マツモトが参加した「Triveni」が「最優秀ニューエイジ/アンビエント/チャント・アルバム賞」を受賞した。
これ、聴いてみたけどすごくいい。
ジャンルがどうこうではなく、いい音楽というのはこういうのをいうんだな、という感覚だ。

さて、今回はテイラー・スイフトとビリー・アイリッシュは受賞とならなかったわけだが、それは公平に判定された結果だと思う。
ネットではいろいろ根拠のない噂が広まっているが、くだらないことだ。

小春日和の京都

2025年02月02日 | 花魁ROCKER
1月18日、天気晴朗、風もなしという小春日和のなか、花魁ROCKERキーボードのユキちゃんとベース横江さんの3人で、京都プチ観光に行ってきた。
第二名神、名神、京滋バイパスで長岡京を目指す。
道は空いていて僕のMAZDA3も快調だ。
おかげで予定より少し早く長岡京市に付いたので、近くの勝竜寺城へ行ってみる。
ここは細川忠輿、ガラシャ夫妻ゆかりの城として有名なところで、近くの通りも「ガラシャ通り」という名がついている。
わりと近い時期に整備されたようで、おそらくNHK大河ドラマ「麒麟が来る」との連動だったのだろう。
ガラシャの父は言わずと知れた明智光秀だ。
光秀は本能寺の変のあと山崎の合戦で敗北し、一旦は勝竜寺城に入ったもののすぐに脱出したと言われる。
城跡は水堀と石垣、土塁が復元され、城内は資料館やガラシャ夫婦の像などがあった。

ランチは近くの槐(えんじゅ)という店を予約してあった。
小さい店だけど、なかなかいい趣味があり、とてもセンスがいい。
日替わりランチを注文したけど、エビやサカナのフライ、サラダ、茄子の煮物(?)、大根や人参の酢の物イクラ添え(?)、白みそのみそ汁などがついていた。
味はやさしく、他県から来た僕らには、なにかとても京都的なセンスを感じた。

店を出たあと、近くの大山崎山荘へ向う。
ここは昭和初期の実業家、加賀正太郎が建てた洋館で、現在はアサヒビール所有の美術館となっている。
僕はずいぶん前(1999年〜2000年ころ)に何度か訪れたことがあり、今回は25年ぶりくらいの再訪だ。
広大な庭、というか土地は創建当時の雰囲気をよく残していて、もちろん山荘本体もレトロな味わい満載である。
贅を尽くした、といった表現がぴったりな洋館はそれだけで見所そのものだし、展示されている絵画も素晴らしい。
以前来たときにはなかった別館にはモネの作品などもあり、それだけでも一見の価値があるほどのものだ。

夕方からはライブなので向日市へ。
ここでドラムの田中さん、ボーカルなっちゃん、乙☆三のボーカルマサルさんと合流し、近くの喫茶あんづへ行く。
ここは最近では珍しい喫煙可の喫茶店で、僕らは誰もタバコを吸わないけどここで寛いだ。

ライブ後駐車場で、大阪から来た友人が差し入れてくれた「りくろーおじさんのチーズケーキ」を食べる。
僕は知らなかったんだけど、関西ではとても有名なチーズケーキらしく、たしかにこれは美味しい。
僕はチーズケーキといえば鳥羽国際ホテルのチーズケーキが究極だと思ってたけど、りくろーおじさんはそれとはぜんぜん違っていて、とても軽くフワフワなのがいい。
僕らはナイフもフォークもないので、それを手で鷲掴みにして食べた。
ライブ後、真冬の夜の外で食べるチーズケーキは、なにか特別な味がしたような気がした。

ライブ動画が解禁になりました。

花魁ROCKER Second Rooms 2025 01 18