風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

風が吹けば桶屋が…

2008-10-15 | 社会
ニュースを見ていたら、政府が景気が悪くなってきたので、「総合経済対策」とやらの一つとして、高速道路の午前0時~午前4時までの深夜料金を値下げするという。

昨今、ガソリンや食料品など相次ぐ値上げの中で値下げとはうれしいことだが、ほんとうに喜んでいいのか。

みなさん、深夜に高速道路走りますか?まあ、たまには走ることもあるでしょうが、もっぱらトラックばかりですよ。
割引が始まるのを、高速道路の入り口で待っていて、0時の時報と同時に爆音を響かせ一斉にゲートを潜り抜けて行く。みんなが寝静まっている時間に。

友人の息子さんがこの仕事をやっていたが、ここのところの、燃料代の高騰によってとても採算が取れずやめたという。「昼に寝て、深夜ばかり走っていると家族とも口を利く機会が減るし、体ももたない。挙句の果てに、睡眠不足や過労で事故を起こしてしまったら元も子もない」という。

最近、技術的に深夜労働の必要がないのに、減価償却を早くするため(要するに利益を上げるため)夜も昼も働かせる企業が増えている。
家族の幸せや健康まで犠牲にして働いているトラック運転手にもっと深夜に働けということか。

値下げしたら国民の人気が、支持率が上がる。そんなことを考えているやつがいたら水でもぶっ掛けてやりたいものだ。

※おっちゃん、ほどほどにしとかんと。あんまり吠えすぎたら体に悪いで。ワン!