風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

悲しい?年賀状

2011-12-15 | 社会
テレビではどの局のニュースでも、〝年賀状の受付始まる〟を報道している。
ひと昔は郵便局でしか売っていなかった年賀状なのに、今ではどこでも手に入り便利になった。

この年賀状、最近金券ショップやネットで大量に安売り?されているという。購入枚数によって、一枚が47円とか48円で。どこからそんなに大量の年賀状が値引きで???

この「安売り年賀状」、実はその大半が日本郵便の職員からの持込みだという。
つまり会社が役職別に販売目標というノルマを課して、達成のために尻たたきをしていて、その達成状況によって人事評価するという。

ノルマは課長代理クラスで16000枚、一般社員13000枚、非正規の契約社員でも5000枚が普通だという。
中には、まったく売れる見込みもないのに自腹を切って数十万円で購入して、それを金券ショップに持ちむ。もちろん、ショップの購入価格は一枚40円~44円くらいだから損が出るのはあたりまえ。

一つ年下の従弟が郵便局に勤めていたので、このような実態を彼から聞いてはいたが、最近はますますひどくなっているという。

郵便局といえば身近で親切で便利なところだったが、郵政民営化後、貯金も保険も、職員はノルマに追いまくられているという。
こんなことでいい仕事ができるだろうかと心配になる。

百歳の誘惑

2011-12-15 | 日常
テレビでもお馴染みの明治44年生れ、今年で満百歳の現役医師・日野原 重明(ひのはら しげあき)さんの講話集(本・CD・カセット)の宣伝が新聞に出ていた。

宣伝紙面に講話の一部が掲載されていた。そのなかに、「自分が持つ才能や財産を人の役に立つように使って、皆が喜ぶような働きをするのが、人間のいちばんよい生きかたなのでしょうか」というのがあった。

もちろん、このような堅い話ばかりでなく、「音楽は癒しの魔法」や「ヒノハラ流!健康の秘訣」から「やすらかな最期の迎えかた」まで計12巻ある。

各巻のタイトルを見ていると〝読んでみたい〟との気持ちとともに、一方で、とんでもないという気持ちが交差する。
「人が喜ぶために自分の…」なんて生きかたは、これまでもしてこなかったし、これからもできそうにない。そんな俺が読めば、自分の〝ダメな生き方〟を改めて感じるだけでは…。

とはいったものの、各巻のタイトルを見直していると、フム~???
出版社のお先棒を担ぐ気持ちはさらさらありませんが、やはり百歳を生きて現役という日野原さんの魅力には誘惑されそうだ。