友人の生け花師?磯野由理さんが出展している、第49回新創美術展(京都市美術館)に行ってきた。天気が良すぎるくらいで、これで電車で行ったら罰が当たるというもの。8時過ぎに自転車で家を出て、いつものように桂川から鴨川の左岸をぶらぶら道草サイクリング。
今日が最終日だったので、本人が来ているかどうかわからなかったが、「これから行きます」とメールをすると、「私も10時くらいに行く」と返信。
着くと、由理さんが入り口で待っててくれて、「へェー自転車で来たん!」と言うと、すぐに自分の作品の前に案内してくれた。ひと際目立つ奇抜でギンギラギンの大きな立体作品。横に作品名が「Tree of Life」(生命の樹)とある。そして、なんとその下に「兵庫県知事賞」とあるではないか。「すごいやーん」というと、「そうやろ、すごいやろ」とにっこり。
作品をじっと見ながら、「ふㇺー」とため息をついていると、「ヤマちゃん、どう思う。思うままに感じたこと言って」と。一息ついて、「苦しみや喜びを持ちつつ、人それぞれが懸命に生きているような感じかな」と、ちょっときざに言ってみた。「それ貰うた。これから、みんなにはそんな風に言うわ」と。その後、記念に2ショット写真を撮った。
帰り際、「こんなこと聞いていいかなァ」とつぶやくと、「何でも聞いていいで」というので、思い切って聞いてみた。「生活どうしてんのん。花の先生で食べていけるの」と。言った途端に、失礼なこと聞いてしまったと悔やんだが、後の祭り。〝そんなこと聞いて、お前が面倒でもみてやる甲斐性があるのか〟と言われそうだが、さすが太っ腹(失礼)の由理さん、気を悪くしないで???ちゃんと話してくれた。由理さんゴメンナサ~イ。今度ゆっくり飲みましょう。
ゴールデンウィークで、京都の街はすごい人と車。裏通りを抜けて、いつものようにコンビニで合計580円の昼食を調達。人が少ないところまで鴨川を下って、木陰でゆっくりと昼食。少しだけ昼寝をした後、追い風の道を家に向かって自転車を漕いだ。
※磯野由理さんのFBはここから