山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

水仙の黄色は独特のきれいさ

2012-04-04 | 植物
嵐のあと。
寒い日。
近くの山が真っ白になった。
雪がごま塩状になっていた恵那山も、また冬のように冠雪。

今頃は春爛漫になっているのではと思っていたけど、全然。
白梅はまだ満開にならない。
4月になってこの状態、珍しい。

いつもなら、うららかな陽の下でスミレが咲いて
桃も満開になっているけど、今年は桃のつぼみも膨らんでいない。
旧のひな祭りも終わってしまった。
チューリップの芽は縮こまって成長を止めている。

ただ、水仙だけがあちこちで咲き始めている。

水仙の黄色は、ちょっとほかにはないような黄色。
透明感があって、レモン色がかっていて
光が当たることで、輝く黄色になる。
光がないと、さえない。
部屋の中に生けても、窓辺に置かなければ、きれいではない。

来年は、丈の低い小さな水仙も庭に植えたい。
生けるのにかわいいから。

この時期はなんといっても水仙。
高校1年だったかの英語の教科書で、ワーズワースの詩に出会った。
湖のほとりに一面の水仙が咲いている光景。
大好きだった。
私以外にもこんなに水仙好きな人がいるんだと
うれしくなった。

以来、一面の水仙の畑を作りたい、という夢がある。
いい加減実現しなきゃ……。はや何年になるだろうう。
ターシャ・テューダーも水仙いろいろ植えていた。



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