山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

暮れなずむ春の夕暮れ・カリンの花

2012-04-17 | 植物
午後6時半になっても、白く暮れなずんでいる春の夕暮れ。
大好きです。
これから来る明るい季節を感じさせる。

夕方5時ぐらいには雨戸を閉めて家の中の熱を逃がさないように
というのが母の教えだったけど、守らない私。
暮れゆく外の空気をいつまでも感じていたいから。

でもすぐ暗くなってしまいます。
隣のうちはちゃんと4時半ごろから閉めていますよ。

今日は恵那で桜満開でした。多分一番真っ盛りの日。
明日ぐらいから散り出すでしょう。
春を感じる幸せ。

写真は先週、名古屋のカリン。
我が家のカリンとずいぶん違うので、マルメロかと思っていたけど
やっぱりカリンのようです。

昔の人は、お金を借りんことがいいことだったんですね。
今は借りるほうが偉い感じです。

花びらがパラリと散るので、美しい感じです。

カリンはものすごく硬い木です。
前に剪定してみてびっくりした。途中で挫折しそうでした。
実も硬くて、それが秋になると、ドカーンと落ちてくるので、ちょっと怖い。
そのうち雨どいも壊れそうです。
カリンによって壊れたのは、JAの建物更正使えないでしょうね。



コバノミツバツツジ開花

2012-04-16 | 植物
今夜はフクロウが鳴いています。

この写真は、先週、愛知県の尾張旭市にある森林公園で撮ったものですが、
私の住む中津川でも、ということは、我が家でも、
ようやくコバノミツバツツジが咲き始めました。
我が家の周りや庭にはコバノミツバツツジがたくさんあります。

例年なら4月に入ってすぐ咲き出すのだけど、およそ半月遅れです。
コバノミツバツツジは、オシベが10本あるのが特徴です。
トウゴクミツバツツジにもオシベが10本あるのですが、
生えている地域が違うので、間違うことはありません。
よく見れば、おしべの元のほうの毛の生え方が違うのですが
そこまで見なくても分かります。
トウゴクミツバツツジのほうが色が鮮やかで花が少し大きい気がします。
要するに、コバノミツバツツジより、ちょっと華やか。

コバノミツバツツジは花色の濃淡に個体差があります。
それと、花が盛りを過ぎると白っぽくなってきます。

ミツバツツジは雄しべが5本ですが、そんなところを見なくても、
やはり生えている場所が少し違うのです。
「同じところに生えている」という人がいますが、
私の観察では、地域としてはほぼ同じでも、
ミツバツツジのほうが少し高度の高い、すなわち冷涼なところに
あると思います。そしてやはり、コバノミツバツツジより花がわずかに大きくて
色が鮮やかです。
しかし、これにも個体差があるでしょうから
断定はできません。


コバノミツバツツジは、雑木林の代表的な低木。
春早い、まだコナラやアベマキといったどんぐりの木の葉が出ていない頃、
灰色っぽい雑木林の縁を彩ります。
ソメイヨシノはそろそろ。
シデコブシがちらほら。
ハナノキは赤くなり始め。
山桜はまだまだ。
足元にスミレ。
そんな感じの、ちょっと寒さが残るけど
春が来てる!と実感できて心がうきうきし始める時期、
一斉に咲き出すのです。

子どもの頃、この花をレンゲツツジと言うと思っていました。
花がレンゲ色だから。
でもレンゲツツジは違う植物です。レンゲツツジの花はオレンジ色で
高原に生えています。私の住むあたりで自生していることはありません。
レンゲツツジのあるところに、トウゴクミツバツツジもよくあります。

そういえばもう少しすれば、レンゲも咲き出しますね。
私はこの赤紫色やマゼンダと言われる色が大好きです。







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ヒサカキの花 香りは出前一丁

2012-04-15 | 植物
名古屋市の隣の尾張旭市の森林公園で、ヒサカキの花も真っ盛りだった。

ヒサカキは春のわりと早い頃から咲き出すけれど、桜が咲くような時期にプンプン香っているというのに少し驚く。毎年そうなのかしら……桜の時期にはあまり気づかない。

香りがかなり独特で、スーッとするような、頭くらっとするような、で、
嫌いだという人も結構いる。
確かに香りが強すぎると、やや避けたくなるのは事実。

でもそれがかすかにスーッと香ってくると
私にはラーメンの「出前一丁」のにおいに感じる……


ヒサカキの花はとても小さくて、花をとくと見たことのある人は意外に少ないだろう。
よく見ると、花の色が意外にも多様。
この写真のものは花びらの先が茶色がかっている。
枯れているわけではない。
そしてガクが紫がかった濃い茶色。
でも、花びらがピンクがかっていたり、ガクがもっと赤っぽかったりするものも多い。


ヒサカキは、仏様に供える木でもある。
図鑑を見ると「地域によってはサカキの代わりに供える」というような記述が多いが、
私からすると、仏様にサカキを供える例を
見たことがない気がする。
常にヒサカキ。
東濃地方ではシャシャキとも呼ばれている。

かなりの日陰でも育つので
暖地の放置された二次林の下層に生い茂っていることが多い。



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あまり気づかれないフモトスミレ

2012-04-14 | 植物
フモトスミレには「ちっちゃい」という言葉が似合う。
白くて、少しピンクがかっていて、葉の裏がたいてい紫色だ。

小さいので、植物好きの人でないと、おそらく目に入らずに、通り過ぎてしまうだろうと思う。。
この写真では、両横に桜の花びらが散っているけれど、それよりも花が小さい。

とってもかわいいスミレで、見つけると嬉しくなる。


スミレの季節がやってきた。
タチツボスミレやニオイタチツボスミレにスミレ、フモトスミレから始まり、シハイスミレやマキノスミレ、5月に入る頃、白いツボスミレというのが咲いて来る。
もちろん3月のもっと早いうちに咲くヒナスミレなんていうのもあって、
春が来たなぁと思う頃には終わっている。

日本はスミレ王国。
ヨーロッパにはこんなにスミレはないらしい。




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マメナシの花

2012-04-13 | 植物
マメナシは尾張地方の湿地に自生する珍しい植物。
遠い昔は珍しくもなかったのでしょうけど、一体いつから珍しくなったのでしょう。
今では絶滅危惧種です。

私の通っていた小中学校はマメナシの自生地の近くだけど
当時はそんなことは全く知らなかった。
植物に詳しかった父は、知っていたらしい。


今日は名古屋から帰るとき、ちょうど時間があったので
自生地に寄りました。
尾張旭のこの自生地には、初めて行きました。

ここにはアイナシといって、マメナシとナシの交雑種もあるらしいので
これがマメナシのほうだという確信はありませんが。
ここにはシデコブシはありませんでした。

桜もたくさん咲いていました。
桜は薄桃色だけど、マメナシは白です。
葉の感じがやわらかくてとてもよい。

数本ありました。

春でいっぱいです。

その隣の森林公園では、コバノミツバツツジが咲き出していました。
森林公園にはコバノミツバツツジが大量にあるので、あと4、5日すると
ものすごい赤紫色で公園中が染まりそうです。
それもまた見ものだと思います。



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桜が名古屋周辺で満開、散り初め

2012-04-13 | 植物
尾張旭の城山公園の桜です。
桜がこんなふうにポンポンと球状になって咲くことに
はずかしながら、今まで気づいていなかった。


昨日から名古屋に用があり、ちょうど桜も満開なので、お花見も楽しみにして
行ってきました。

実家のすぐ近くには大きな桜並木があるので、まず早朝桜並木散歩。
その後、平和公園という墓地にお墓参りに。
平和公園は桜の名所でもあり、
ものすごい桜が咲いていて、桜吹雪も始まってはいるけれど
一面桜の雲のように、頭上が桜で覆われていました。

近くにありながら、桜の時期の平和公園に行ったのは
(あるいはじっくり桜を見たのは)初めてのようが気がします。
学生の頃はちょくちょく通ったのだけど。

とにかく、どこもかしこも、桜満開で、素敵でした。

桜の時期の日本は、誇りです。
世界中の人に見せてあげたいと思う。



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桜・シデコブシ開花 各地の塩

2012-04-11 | あちこちの特産品
恵那あたりで、桜がちらほら。シデコブシもときどきチラホラ。
多治見まで行くと、桜は5分咲きから7分咲きぐらい。
今日は多治見へ行く用があったので、虎渓山あたりでお花見をしようかと思ったけど
雨なのでおとなしく帰ってきました。
明日はどんな天気でしょう。

スマトラでまた地震。
地球上に生きている以上、地震を避けることはできないということです。
大地も生き物のようです。
少しでも被害が少なくなる努力をするしかありません。


写真は、塩。
あちこちでつい塩を買ってきてしまったり人からもらったのをしまいこんでいた。
使わなきゃと思ってビンに入れてみたら、なんと7種類もあった。
普段使っている粗塩以外に。

奥左から
・モンゴルの岩塩パウダー
・粟国(沖縄)の非加熱天然塩
・オーストラリア&沖縄の海水から作った非加熱天然塩
・インドネシア・フローレス島の海辺の村の(多分主婦の手作りの)塩
手前
・ジョグジャカルタでよく使われている塩。塊になっている。
・伊豆大島の塩
・モンゴルの岩塩

田んぼに水、スミレ咲く

2012-04-10 | めぐる季節と自然
昨晩、ケロケロ、ケロケロというカエルの声が聞こえてきました。
どこかで田んぼに水を張り始めたようです。

今日歩いてみたら、やはり、用水路の取り入れ口が開けられて
水が入っていました。

カエルの声に懐かしさを感じます。
またこの季節が来た、と。


スミレもやっと咲いてきました。まだ縮こまっている感じです。

今日は寒さを感じない日。春の風に誘われて、誰だって外に出たくなるような。
建物の中よりも、外のほうが暖かい日で
春が来たことを実感します。

うちの白梅も2、3日前に満開となりました。
こちらの地方ではピンクの梅や紅梅はまだこれから。
やっとハクモクレンがちらほら咲き出したところです。
桃もまだまだです。


キャノンの28-80のレンズ。今まで使ったことがなかった。
持っていることすら、認識していませんでした。
今日からせっせと使ってみるつもり。
カシャっというシャッター音が、これまで使ってきたズームレンズより
軽快で、気分まで軽くなります。


夜になってもストーブをつけなくていいなんて、感動ものですね。

窓辺のかいわれ大根

2012-04-09 | たべもの・台所
沈丁花の香り、漂ってきた。
植えてから早2年とは。
1年で一番好きな香りかも
花の中で一番好きな香りかも
また春が来たことを知らせてくれて
とてもいい気分になる。

窓辺のかいわれ大根。
「生ける」などという大げさなつもりはないのだけど
なかなかかわいい。

冷蔵庫は稼動しているけど、入っているのはほとんど調味料。
それに小麦粉とか。
冷凍庫は空っぽ。もったいないなぁ電気。
冷蔵庫をできるだけ使わない努力を続けている。

なので、かいわれ大根も、コーヒーカップにほんのちょっと水を入れて
置いてある。
放っておくと葉が黄色くなってくることがあるから
早く食べたほうがいい。
でも今回はなぜかいつまでも青々している。

不思議なのは、野菜によっては
冷蔵庫に入れるとカビが生えるのに
出しておくと生えないものがあること。
かぼちゃもそう。
表面が乾燥するけど、煮ればあまり気にならない。
エノキやシメジもそう。

それと、やってみて分かったことだけど
冷蔵庫をいちいちバタンバタン開け閉めして料理するのって
意外に面倒だということ。
ザルやカゴに入ってさっと取れるところにあると
実にストレスが少ない。
腐らないうちにどんどん料理しようという気になれるし。

みなさんにおすすめしたい。



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ジャワティー 5 甘くなくても甘すぎる

2012-04-09 | 植物利用
インドネシアの食堂や屋台で紅茶を頼むと、
生ビールの中ジョッキ風グラスに入って出てくる。
あったかい紅茶がなみなみと。

ちなみに、熱々の紅茶というのはめったに出ない。

それがとんでもなく甘い。
これを飲んでいると、旅の途中でさすがに顔が丸くなってくるし
何かと私の体には悪いので
「甘くない紅茶をください」と頼んだ。
しかし、たっぷりと甘い紅茶がやってきた。

注文、聞いてくれてないんだ……
甘くないのって言ったのに……
これだからインドネシアって国は……
(コーヒー頼んで紅茶が来ることだって珍しくないんだし)
ああ、日本はいい国だ……
などと心の中でぶつぶつ呟き、
来た紅茶を突き返すほどの強いこだわりももてず、
諦めて飲む。

次の店で、また「甘くない紅茶」を頼むのだけど
また甘い紅茶が来る。
これだからインドネシアって国は……
全くどこでもかしこでも……
ちゃんと仕事してよ……
と心の中でインドネシアの悪口を言う。
今度は、
「あの、甘くない紅茶がほしいんですけど」
と言ってみる。
と、なにやらごちゃごちゃ言いながら、砂糖抜きの紅茶に取り替えてくれる。

さすがに3度ほど繰り返すと、ひょっとして私が悪いのではないかしら、
と気づく。
つまり、彼らとしては甘くない紅茶を出しているつもりなのかもしれない、ということ。
そうなのだ。
砂糖7杯(仮に)ぐらい入れていたのを、4杯ぐらいに減らしている、ということなのだ。

悪口言ってすいませんでした。








ジャワティー 4 気軽に飲める屋台の紅茶

2012-04-09 | 植物利用
インドネシアには気軽に寄れる食べ物屋さんがとても多い。
街の通りにいっぱいあるだけでなく、バスターミナルなんかにも常設のお店がある。
ちょうど日本の小さな駅のホームの立ち食いそば屋さんみたいな感じ。
「5本足」と呼ばれる屋台も、ターミナルや路上にいっぱいある。

特にバスターミナルや大きな市場の中にあるキオスク風のお店では、紅茶を出すところが多い。ちょっと1杯紅茶をひっかけて……という感じで、木の長椅子に軽く腰掛けて、タバコを吸いながら紅茶を飲んでいるおじさんをよく見かける。

そんな紅茶は、大きな耐熱グラスに入って、たいてい1杯2000ルピア(16~18円)。
(この写真とは関係ありません)
向こうの人の感覚としては、日本で言うなら300円ぐらいの感じなので、
値段的にはスタバとかドトールとかという感覚になる。

面白いのは、お店でブリックパックの紅茶やジュースを買うと、
もっと高くなってしまうことだ。
日本だと、喫茶店に行かず倹約して、コンビニでジュースを買って……という発想があるが、向こうでは、工場で生産されたきちんと包装されたものは、ひどく高くつくのだ。

これは飲み物だけでなく食べ物にも言えて、食堂や屋台で、おかずがしっかり載ったちゃんとしたご飯「ナシ・チャンプルー」を食べても5000ルピア(80~90円)だが、パサパサの小さなパン1個買っても3000ルピアぐらいすることがあるので、倹約を旨とするなら食堂に行ったほうがいい。

もっともナシ・チャンプルーのおかずに鶏肉や牛肉をチョイスするともう少し高くなる。
肉嫌いの私には関係のない話だ。

ちなみに、ブリックパックの飲み物は、紅茶は2500ルピアだが、果物のジュースは5000~6000ルピアする。紅茶はそれだけ格下で親しみやすい扱いになっている。


私はバスターミナルや市場の中のそんなお店で紅茶を飲んで休むのが好き。
中側にあるので少し暗くて、外を行きかう人の目にあまりさらされない。
女外人に興味深々の不躾な視線を感じないで済むから
疲れているときにはいい。



写真は、買って帰って来たブランコ娘のパッケージの紅茶。
よく見たら、ポットの下のほうに、窓の外の木々が映っていた。



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ジャワティー 3 ほこりを落として飲めば

2012-04-08 | 植物利用
先日インドネシアでいろいろ買ってきた紅茶。(前の記事の続き)

これは、ブランコ娘のパッケージのもの。
この写真は、大分残りのほうなので葉が小さいけれど、
実際にはびっくりするほど大きな葉が入っている。
白いのはジャスミンの花(だと思う)。

1000ルピア(8円)だったか5000ルピア(40円)だったか忘れたけど(全然違う!)
とにかく安い。
で、おいしいか、というと、
まあ、なかなかおいしい。インドネシアの屋台の味がする。

でも最初はがっくりした。
ジャスミンの花の香りが強すぎてムッとくるし、ほこりっぽくてまずい。
で、淹れるときに、まず茶葉に熱湯をたっぷり流しかけて
ほこりを落として、それからポットで淹れると
ちゃんと飲めるようになる。花の香りもちょうどよくなる。
つまりウーロン茶風の淹れ方。


トワイニングとか、ブランドの紅茶、とても高い。
それはそれでおいしい。

ジャワティーはまた違った味。別物。
雑味もいっぱいある、庶民の味。
安いけれど、結構おいしく飲める。

紅茶っていろいろな味がある。
これまでにすごくおいしいと思ったのは
マレーシアのスーパーで買った紅茶。

ハナノキがようやくうっすら赤く

2012-04-08 | めぐる季節と自然
今日はやっと春らしい日差し。でも朝はとても冷えた気がする。
昨日まで寒かったから、名古屋で桜が満開だなんて、信じられない。
こちら中津川では、つぼみはまだ固し。

ようやく早めのハナノキがうっすら赤くなってきた。ハナノキは通常より1週間ぐらいは遅れている感じ。

コバノミツバツツジも咲く気配なし。
昨年も10日から2週間ぐらい遅れたのだけど。

外で庭仕事しようと思っても、する気になれなかったけど、
明日ぐらいから何とかなるか……。

でも春は人をせかすようにやってくるより、待たれるぐらいのほうがいい。
ゆっくり来てくれるほうが、なんとなく安心。


写真は、ふたたび、朝の光の中のスイセン。
先日もらったバラがようやくしおれてきた。

ジャワティー 2 お茶の産地とパカロガン

2012-04-06 | 植物利用
*前の記事の続き。

紅茶です。
この2つ、パッケージがかわいい。見ているだけでうれしくなる。
左側はブランコに乗っている娘さん。
右側は、農夫のお兄さん。背後は茶園じゃなく田んぼみたいです。

値段は、片方が日本円で8円(1000ルピア)、もう片方が40円(5000ルピア)。
激安です。
どっちがどっちだったかは忘れました。

どちらもジャスミンが入っています。
そして、ブランコ娘のほうは、
ジャワ島のパカロガンで作られた(販売された)ものです。

いろいろな紅茶を買ってみて分かったこと……
ジャスミンの入っていないもののほうが珍しいということ。
パカロガンの紅茶がとても多いということ。

パカロガンは、バティック(ろうけつ染めの布で世界遺産)で有名な、ジャワ島の北海岸にある町です。
ちなみに、バティックで有名なジャワの町はほかに、チルボン、ソロ(スラカルタ)、マドゥーラ(島)、ジョグジャカルタなどがあります。
パカロガン、って響きが素敵です。

パカロガンには行ったことがないけど、海辺の平野にあって、茶園はありそうもないので、
集積地なのだと思います。
本によると、その南、島中央部のバンドゥンという高原の町がお茶の産地だということ。
インドネシアのお茶の6割がバンドゥンで生産されているとか。

しかしバンドゥンの町には茶畑はありません(私は見てない)。
それよりずっと西に行った山岳地帯に、
見渡す限りの段々茶畑が広がっています。
それは見事な、とても美しい景色です。
高速バスがその真っ只中を走って峠を越えていくので
車窓から見ることができます。


紅茶の話は尽きません。

ジャワティーいろいろ

2012-04-05 | 植物利用
インドネシアは、島によって、紅茶中心の島と、コーヒー中心の島がある。
トラジャコーヒーで名高いスラウェシ島や、フローレス島は、コーヒー中心で、
島人は毎日数杯のコーヒーをガブ飲みしている。

しかし、首都ジャカルタのあるジャワ島は、みんな紅茶ばかり。さすが、ジャワティーの産地。

ちなみにバリ島では、コーヒー・紅茶どちらも好まれているけど、どちらかというと紅茶を飲む人が多いように感じました。


写真は、先日買い込んできた紅茶のいろいろ。
バリ島のスーパーで買ったものですが、産地はみんなジャワ島です。
とても安くて、パッケージが面白い。

日本では紅茶というとイギリスがイメージされて、パッケージも洗練された上品なもの……言い方によっては、気取った、親しみやすくないもの……だけど
ジャワでは庶民の飲み物だから、パッケージも庶民的です。

続きは次回。