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対人緊張(対人恐怖症、社会不安障害)、神経症、うつ病、統合失調症に関して

2009年02月10日 | 心理療法ハッピーライフ
対人緊張(対人恐怖症、社会不安障害とも呼ばれています)、神経症、うつ病、統合失調症に関して


2009年2月10日(火)
心理療法(認知行動療法)ハッピーライフ、矢野裕洋


今日のブログは昨日の「思い込み 神経症」の続きです。


思い込み=神経症 その通りです。


具体的に書きますと、

対人緊張(対人恐怖、社会不安障害)は人に自分が緊張しているのを見られたり知られたらとても怖いという思い込みから精神的な問題に加えて赤面症や吃音など色々な症状を出します。
この症状に関して分かっていない人たちが多いのですが、精神的に思い込む事で体の症状はほとんど出せます。
ですから、発熱や下痢など、まさか精神が原因とは本人も周りの人も思っていない症状まで出しますから精神的な思い込みからの症状だと分かっていない事が多いです。
また、不登校、摂食障害、神経症、うつ病など一見対人緊張とは関係なさそうに思える症状の人の中には、本人や周りの人が認知していない場合がほとんどですが、根本原因は対人緊張のケースが結構あります。
これらの症状のケアを不登校や摂食障害、うつ病に焦点を合わせてしまいますと中々改善が出来ません。


神経症はパニック障害や強迫性障害などをはじめ多くの症名が存在しますが、「思い込み」という視点から見たら二つの大きな思い込みが存在します。
一つは上記しました「対人緊張」の思い込みです。
人に変に思われたら怖い、人から悪い評価をもらうと怖いという「対人に関しての間違った思い込み」です。
これらは人と自分の精神的な正しい関係が築けていない為に起っています。
正しい精神的な関係は20歳を過ぎれば、肉体的、精神的、社会的にも対等の大人同士の関係でなければいけないのに精神的な関係が「子供と大人」の関係のままになっているのが原因です。
ですから、正しい精神的な関係になっている人は、
人に変に思われたら嫌ですが怖いとは思いません。
同様に、人から悪い評価をもらうと嫌ですが怖いとは思いません。
しかし、精神的な関係が「子供と大人」の関係のままですから、5才の子供は一人で生きる能力はありませんから母親に嫌われたらもう育ててくれないので生きて行く事が出来ませんから怖いと感じるのと同じように人に変に思われたら恐怖を感じるのです。

もう一つは、「嫌だ=怖い」にしている思い込みです。
対人緊張も「恥ずかしい=怖い」「嫌だ=怖い」という間違った思い込みですから同じではないかと思われる人もいらっしゃるでしょうが、ここでの思い込みは対人が関係ない「嫌だ=怖い」という思い込みです。
例えば、疾病恐怖とも言いますが、
「自分は大変な病気になっているのではないか?」
というものです。
(皆さんはノイローゼという方が分かりやすいかも知れません。)
焦点は自分の病気ですから例外を除けば、人がどう思おうが全く気にならないのですが、大変な病気になっているのではないか? と病的に怖がるのです。
神経症でない人たちの思考は、大変な病気になるのは嫌だけれども大変な病気になったら怖いと思い続けて生きるのはおかしい、大変な病気になるのは嫌だけれども今は大変な病気になっていないのだから怖いではない、としています。


うつ病の思い込みも上記と同じ2つの間違った思い込みからうつが発生している状態です。
ちなみに、驚かれるかも知れませんが、対人緊張症(対人恐怖症、社会不安障害)や神経症、うつ病の分類は主に症状の強弱で判断していると言ってもおかしくないのです。
一般の人たちの考え方では、風邪は風邪で風邪が酷くなったらインフルエンザになるとは思っていませんよね。
病名は病気にしっかりと当てはまるもので医者によっては風邪、医者によってはインフルエンザでは困るし、最初は症状が軽かったから風邪だと言いましたが症状が重くなりましたので病名をインフルエンザに変更しますと言われても納得できないでしょう。
しかし、精神的な疾病は皆さんが思っているような病名の付け方ではないのです。

「神経症とは精神医学用語で、主に統合失調症や躁うつ病などよりも軽症であり、病因が気質的なものによらない精神疾患のことをさす。」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

という事は症状が重かったら統合失調症や躁うつ病で軽かったら神経症という事なのです。

何を言いたいかというと、風邪の原因は風邪のウイルスでインフルエンザの原因はインフルエンザのウイルスだから対人緊張症(対人恐怖症、社会不安障害とも呼ばれます)、神経症、うつ病、統合失調症の原因がこのブログでは同じと書かれている事はおかしいとなってしまうという事です。

しかし、精神的な思い込みに関しては、対人緊張症(対人恐怖症、社会不安障害)、神経症、うつ病、統合失調症も同じで、この思い込みを解消する事で治ったり症状が軽減したりするのです。


結論です。
「神経症とは精神医学用語で、主に統合失調症や躁うつ病などよりも軽症であり、病因が気質的なものによらない精神疾患のことをさす。」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
の気質的なものに対して書きます。

上記しました通り、精神疾患は症状の軽い重いを重要な判断材料にしています。
重いと捉われている統合失調症や躁うつ病には「体の器官としての脳の気質」が関係している事が予想されます。
統合失調症や躁うつ病は強い妄想が出たりします。
また、自分は異常だという病識(自分は病気だと認識する事)や病感(自分は病気ではないかと感じる事)がなかったりします。
例えば、背が高い人がいれば低い人もいるのと同じで、脳内物質の分泌が良い人悪い人、など気質的な差はあると思います。
特に統合失調症の場合は幻聴がまずあります。
この幻聴は本当に聞こえる音や声と区別が付かない幻聴の為に本人は何が何だか分からなくなるのですから本人の脳の気質的な問題が考えられます。
しかし、人は孤独になると大なり小なり独り言を言ったり空耳を聞いたり奇行が出ます。
何を言う私も大学受験に失敗して孤独な東京での浪人生活の時に経験をした事があります。


私が、私の約15年の心理療法の臨床経験から、皆さんに伝えたい事は、
1. 精神疾患は脳の気質的な問題は確かにあると思います。
2. 育てられ方などの環境的な影響も確かにあると思います。
3. 日常生活が送れない程の症状が出ているのですから投薬治療で症状を抑えなければいけません。
4. 心理療法だけで症状が完全になくなるとは言えないケースがあります。特に、統合失調症の幻聴は心理療法ではなくならないと私の経験では思っています。
5. しかし、「間違った思い込み」を多くの精神疾患ではない人たちと同じ考え方や認知に修正すれば精神疾患自体が治ったり大幅に改善します。例えば、統合失調症のケースでは幻聴はなくなりませんでしたが本当の音や声と幻聴を区別する為の考え方や認知の仕方を受け入れて頂く事で日常生活が出来るようになります。


☆結論です。
投薬治療と平行して「間違った思い込み」を正しい考え方や認知に修正する事は精神疾患に最も必要な事です。


ご意見、ご感想は
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にお気軽にお願い致します。
私は世の中の精神疾患に関しての「社会意識」を修正して行きたいと思っています。



明日は新たなテーマで書く予定です。



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