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脳(遺伝)と対人緊張、神経症、うつ病

2009年02月13日 | 心理療法ハッピーライフ
脳(遺伝)と対人緊張、神経症、うつ病


2009年2月13日(金)
心理療法(認知行動療法)ハッピーライフ、矢野裕洋


2月11日(水)に放送されました「NHK、ふたご大研究」という番組を興味深く見させて頂きました。


この番組では一卵性双生児がどれだけ遺伝で似ているのかを多方面から調べています。
一例ですが、学校の勉強に関して社会科は遺伝的な要素が強いが数学は遺伝的要素は低い。
運動能力に関しては短距離走は遺伝的要素が強いが長距離走は遺伝的要素は低いという結果が出て興味深く拝見しました。


私自身、心理療法の仕事を始めて約15年、心理療法ハッピーライフを開業して今年で12年になります。

この間の、対人緊張、神経症、うつ病のケアに関しての豊富な経験を元に語らせて頂いていますが、私は確かに遺伝的要素はあると思っています。

例えば、対人緊張症の中の赤面症を具体例にしますと、赤面症の人たちは自分が赤面する事をとても怖がります。
逆に言うと、自分が赤面することはどうでも良いと思っている人は赤面しません。
こういう考え方の赤面症のクライエントさんに、
「あなたは赤面をしたら怖いと思っていますが、具体的にどんな怖い事が起るのですか?」
と私が質問をします。
すると、ほとんどの赤面症のクライエントさんは『赤面したらどんな怖い事が起るのか?』を今まで具体的に考えた事がないと言います。


☆ ここが最初のポイントです。
ほとんどの赤面症のクライエントさんは赤面をしたら怖いと思っていたのに具体的に何が怖いのかを考えた事がないのです。
私事ですが、私は子供の頃、短距離走は早くて、社会科は得意でした。
走る訓練などした事はありません。
社会も興味がありますから授業を聞いているだけで大体の事は覚えていましたし、この年齢になっても歴史は大好きですからわざわざ本を買って読みます。
要するに、ほとんど努力をしないで身に付けられたのです。
しかし、英語や数学、長距離走は苦手でした。
それと同じような事が対人緊張や神経症、うつ病の人たちの心の中で起っていると私は考えています。
ほとんど努力しないで自分の間違った考え方を修正できる人の方が多いから対人緊張や神経症、うつ病で困らない人の方が多いのですが、自分の間違った考え方を中々修正できない脳(遺伝)を持っている人の多くが対人緊張や神経症、うつ病になっているのではないかと私は思っています。
逆に言うと、対人緊張や神経症、うつ病の多くの人は大なり小なり脳(遺伝)の影響があるのではないかと私は考えています。
しかし、社会科は苦手でも頑張ればクラスで一番にはなれなくても平均点は取れるはずです。
心理療法ハッピーライフの実際の臨床で、この間違っている考え方『赤面したら怖い』という考え方を頑張って勉強して頂けば「難しい、難しい」と言う人もいますが、『赤面したら怖い』という考え方はおかしい。
少なくても『赤面したら恥ずかしい』で『赤面したら怖い』ではない。
今まで自分の人生の中で『赤面しているか、赤面していないか』が最大の問題点だったがそれは違う。
相手の立場になって洞察して見たり、鳥瞰(ちょうかん)して自分や自分の周りを洞察して見たら赤面など小さな事、些細な事と受け取って頂けます。
すると、赤面をしてもしなくても大した事ではないという考え方になるから、結果として赤面しなくなります。
治ります。


先ほどの続きですが、『赤面したらどんな怖い事が起るのか?』を一緒に考えて行きましょうと私が言い一緒に考えて行ったりします。
「赤面したら殺されるのですか?」
「赤面したら逮捕されるのですか?」
など極端な事をわざと言うと「そんな事はない」とまず皆さんは言います。
そんなこんなをしている内に辿り着くのが、
「赤面したら恥ずかしい」 = 「赤面したら怖い」
という恥ずかしいと怖いを一緒にしている発想です。


☆ ここが二番目のポイントです。
対人緊張の人は100%と言っても良いと思いますが「恥ずかしい = 怖い」にしています。
この点も社会科が自然に何の努力もしないで出来たのと同じで多くの困っていない人たちは自然に「恥ずかしいは恥ずかしいで怖いではない」という考え方になっているのが自然には出来ていないのです。
ここで簡単に受け入れられる人と「恥ずかしいは怖いと一緒で違うという事が分からない」と言い続ける人もいます。



まとめを書きますと、
対人緊張、神経症、うつ病は私の約15年間の臨床経験と臨床結果から間違った考え方を修正すれば困らなくなる(治る)という事例を山ほど持っていますから、従来から、
「対人緊張、神経症、うつ病は肝臓病や心臓病、風邪などの病気とは違う。」
と言って来ました。
しかし、間違った考え方が原因ですが、日常生活が送れないほどの状態ですから医師の投薬治療は必要です。
対人緊張、神経症、うつ病の人たちは、脳(遺伝)の影響で多くの困っていない人たちとは違い、同じように簡単に間違った考え方を修正できにくい傾向を持っていると考えています。
しかし、クラスや学年で一番の社会科の成績や短距離のタイムが必要なのではなく『平均点、人並み』になれれば楽になれます。
治ります。
社会科や短距離走は努力をすれば『平均点、人並み』になれます。
これと同じで、

『間違った考え方を修正する適した努力をして頂く事で、対人緊張、神経症、うつ病の人たちは困らなくなる。治る。』

という主張です。

再度書きますが、この内容は空論ではなく実際に私の約15年間の経験に基づいたものです。



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にお気軽にお願い致します。
私は世の中の精神疾患に関しての「社会意識」を修正して行きたいと思っています。



明日は新たなテーマで書く予定です。



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