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『NHKスペシャル 常識が変わる うつ病治療最前線』を見て

2009年02月24日 | 心理療法ハッピーライフ
『NHKスペシャル 常識が変わる うつ病治療最前線』を見て
2009年2月22日(日曜日)放送


2009年2月24日(火)
心理療法(認知行動療法)ハッピーライフ、矢野裕洋


リアルタイムで見る事が出来ませんでしたのでDVDに録っていた『NHKスペシャル 常識が変わる うつ病治療最前線』を先ほど見ました。
とても良い内容ですから、うつ病の本人や家族、関係者だけではなく、対人緊張症や神経症など精神疾患で困られている人やその家族、関係者にもご覧になる事をお勧め致します。
お近くのNHKに問い合わせて頂ければ再放送の日時を教えてくれるはずです。


さて、この番組を見て、医師によって薬が大きく違うという事は聞いていましたがここまで大きく違っているとは思っていませんでした。
医師が話を聞いてくれないとか私に薬に関しての相談をするクライエントさんはいますが、私は医師ではありませんから直接相談に乗る事は出来ませんから、セカンドオピニオンのようにしても良いしドクターショッピングをしても良いから他の医師に相談する事を勧めていました。
しかし、番組内であった精神科の臨床経験のない医師が精神科を名乗ってクリニックを経営している、確かに医師法では精神科の臨床経験がなくても名乗って良いとなっているのですが、基本的に精神科や心療内科は机と椅子があれば開業できるし患者が急増しているから、ビジネスとして捉えている医師がいる、という話は私としてもびっくりしました。

番組内で出された『医者選び、ここに注意』を番組を見ていない人用に書いておきます。
○ 薬の処方や副作用について説明しない
○ いきなり3種類以上の抗うつ薬を出す
○ 薬がどんどん増える
○ 薬について質問すると不機嫌になる
○ 薬以外の対応法を知らないようだ
上記の5個の要点に現在通っている医師が当てはまるようで今の医師に不満を持っているようでしたら他の医師に相談する事を私もお勧めします。



番組内で医師の投薬治療だけがうつ病の治療ではないという話が後半にありました。
番組に出演されている医師の
「薬はケアのひとつの手段にしか過ぎない」
という発言は心理療法をしている側からしたら当たり前の事なのですが、現在の日本の常識はうつ病や他の精神疾患は『病気』というのが常識になり過ぎています。
そして、『病気』だから『医師に治してもらう』という思考に凝り固まって自分の考え方や認知の仕方に問題があるなどと全く考えてもいない人たちがほとんどです。
しかし、生まじめな性格や責任感のとても強い性格の人などがうつ病にかかり易い等は一般の人もご存知だと思います。
もちろん、心理療法が医師の投薬治療に代わるものではありません。
私はうつ病や他の精神疾患は医師の投薬治療と心理療法を平行して行う事が最も良いと言い続けています。
しかし、クライエントさんが医師に心理療法を受けていますと言ったら「止めろ」と言われたという話も実際にあります。

番組内ではイギリスの心理療法センターの取り組みが紹介されていました。
イギリスではうつ病治療に国を挙げて認知行動療法を利用して良い結果が出ています。
日本もそうなって欲しいです。

イギリスの心理療法センターのセラピストは男性患者の悲観的な思考パターンに気づいてもらい考え方を修正してもらう事でうつ病治療をしている場面が出ていました。

そうなのです。
今でも『うつ病は病気』という考え方が強すぎて『脳の病気』という考え方が大勢を占めているのですが、
「悟れば治る」
と言う医師もいますし『悟れれば治る』と実際に思っていたり感じていたりする人は多いはずです。

イギリスの心理療法センター(認知行動療法)の取り組みを言い換えれば『悟るお手伝い』をしているのです。
番組内で出てきた男性が
「そんなに悲観的に考える必要はないのだ」
という『悟り』を得る事で楽になっているのです。

私の所(心理療法ハッピーライフ)では大げさなものではありませんが『悟り』を得て頂いて楽になってもらっているのです。
それは、
「人と自分は同じ人間という立場からすれば対等だ。」
「まじめ過ぎる事はいけない。何事も何々過ぎる考え方はいけない。」
「自分や自分の周りを客観的に見る方法を手に入れた。」
「不安とは大した事ではない。不安の処理の仕方を手に入れた。」
「何事も白黒はっきりさせる事が良いと思っていたけれども人生の中で白でも黒でもない、グレーの部分が重要なんだ。」
などです。
内容はうつ病や他の精神疾患で困っていない人たちからしたら当たり前の内容だったりします。
しかし、本人からしたら凄い『悟り』なのです。
『悟り』という言い方が嫌な人は『人生哲学の修正』と言い換えても良いです。
他の疾患、例えば、対人緊張症(対人恐怖症、社会不安障害とも言われます)は
「全ての人に良く思われなければいけない。変に思われたら怖い。」
という人生哲学をまずほとんどのクライエントさんは持っています。
それを、
「全ての人に良く思われる事は無理だ。変に思われたら嫌だけれども怖い事ではない。」
という風に修正して頂ければ簡単に治ります。
ただし、凝り固まっている人生哲学ですからこの人生哲学を修正するには必要な時間と必要な努力が要ります。

最後に、この番組で日本の心理療法のメインは『傾聴』をする心理療法で『認知行動療法』ではないと遠慮がちに言っていた所を補足します。
日本で最も広まっている『傾聴』を主とする心理療法はロジャーズが始めた『来談者中心療法』です。
悪い療法ではありませんが、この療法は『うつ病や他の精神疾患のような病者』を対象にしているのではなく『健常者』の人生相談的な事柄が対象です。
ですから、うつ病や他の精神疾患の人が来談者中心療法に行く事は場違いな所に行く事になります。

この番組をご覧になられて心理療法を受けてみたいと思われた人は、それぞれの心理療法の専門分野やセラピスト、カウンセラーの力量が違いますから、申し込む前に
自分をどのように治す手伝いをしてくれるのか? 
どれ位の期間で良くなるのか? 
そもそも治るという定義はどんな定義か?
セラピストやカウンセラーの経験、
等をしっかり聞いて疑念のない所を選ばれる事をお勧めします。
ちなみに、多くの所は初回無料にしていたり質問などを長時間聞いてくれます。
そうでない所は怪しいです。
心理療法の世界は混交玉石、精神科や心療内科も混交玉石なのですから心理療法の世界はそれ以上の混交玉石だと思って下さい。




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にお気軽にお願い致します。
私は世の中の精神疾患に関しての「社会意識」を修正して行きたいと思っています。




明日は新しい内容で書く予定です。




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心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから12年目になります。