ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

チェンバロ

2006-06-27 14:28:07 | 日記・エッセイ・コラム

暑い! 九州・四国地方では大雨だというのに、当地はまるで梅雨が明けたかのような暑さだ。  今夜はロータリークラブ今年度最後の例会。チェンバロ演奏を愉しみながらの懇親会を予定している。以前、わが美術館(石倉)でも演奏した事があって、大変好評だった。会員にはしばし中世の貴族の気分を味わってもらえたらと期待している。本日をもって会長の任期が明ける。


さくらんぼ

2006-06-26 15:33:33 | 日記・エッセイ・コラム

「さくらんぼ狩り」という看板に魅かれて、とある農園に飛び込んだ。だがハウスの中には入れてもらえず、店頭に置かれたパック詰めのを買わされる。これではさくらんぼ狩りとは言えない。しかも並んでいるものはちょっとお粗末で、とても旬の果実とは言いがたい。そうそうに農園を出て東武デパートに行く。15名の方々にお中元を贈り、地階の食料品売り場で今夜のお惣菜を買う。穴子寿司とタコのマリネー。売り場の隅のカウンターで飲んだ400円のマンゴージュースが美味しかった。


蕎麦の味

2006-06-24 17:22:20 | 日記・エッセイ・コラム

隣りの時計屋さんから蕎麦が届く。五年ほど前からはじめた蕎麦打ちも、今ではプロ以上の腕前。「挽きたて・打ちたて・茹でたて」が信条と、打ちたてを時々届けてくれる。こればかりは冷たい盛りで食べるのが最高! そんな訳で、てんぷらを揚げたときには「てんかす」をたくさん作って冷凍にしておく。それをタレに添えて頂く。幽かなごま油の香りが一層、蕎麦の味を引き立たせてくれる。                               かつてアメリカからの短期留学生(35歳)が、帰りがけにこんな事を言った。「ホームステイーの先々の町で、ここの蕎麦が最高! と奨められ沢山頂きました。でも正直どれも美味しいとは思えなかった。」 と。蕎麦の味がほんとうに判るまでには、日本人を五十年ぐらいやらないと無理。それでも判らない日本人がいるのだから、たとえ地元有名店であってもアメリカ人を早速蕎麦屋に連れて行くのは考え物である。  


スズメバチ

2006-06-24 11:39:23 | 日記・エッセイ・コラム

数日前から軒先を物色していたスズメバチが、昨日ついに家の中に押し入ってきた。姫たちは危険を察して二階へ逃げ込む。妻は果敢にも掃除機を取り出し、タイミングよろしく見事に吸い取る。用心の為、掃除機の先をビニール袋で閉じ、丸一日放っておいた。妻は掃除機の扱いが得意で、羽アリでもピーナツでも何でも吸い取る。やがては僕まで吸い取られそうな気がしている。今朝掃除機の先を覗いてみると、奥に吸い取った筈のスズメバチがビニールにへばり付いてギロッとにらんでいる。怖ろしい眼・・・・・。                                       子供の頃、たくさんの昆虫をいじめた所為だろうか、彼らの大きな眼に睨まれると寒気がする。


通夜

2006-06-23 20:33:26 | 日記・エッセイ・コラム

知人の通夜に参列した。不謹慎を承知で言うのだが、僕は告別式よりも通夜のほうが好きだ。夜の帳が下りるころ通夜堤燈に灯がともり、暗がりの奥から急ぎ足で、三々五々参集してくる風情は白昼の告別式にはない。義理でやって来る者は少なく、しめやかな坊主の法話に、死者も生者もこころ和まされる。葬送とはこうあるべきと思う。

梅雨のさ中、暑い日がつづく。そろそろサクランボが美味しい頃。