詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

山吹の実

2014-03-13 | 短歌



<山吹の実>

「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだに無きぞ哀しき」

突然の雨に雨宿りした家の娘が歌と共に山吹の花を差し出したという

山吹を詠んだ有名な短歌である。

黄色い山吹に実のならないことはご存知かと思う、ところが白い山吹

には黒い実がなるのである。

白い四弁の花びらの清楚な花の咲く頃までこの実はついている。

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水ぬるむ

2014-03-13 | 短歌



<水ぬるむ>

水の表面をつがいの鳥がすべってゆく。

静かな水面に少しだけの波紋を残してもう少しするとこの鳥たちも

北の空へと旅立つであろう。

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