詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

花冷え/こぶし

2022-03-21 | 俳句

<花冷え/こぶし>

うそ寒い一日だった。

この寒いのにバス通りのこぶしが白い花を見せる。実際さむいと震えて

いるのは人間だけかもしれない。植物たちは自分の咲く時をしっており

先を争って花を咲かす。一輪二輪があくる日にはかぞえきれないほどに

花開いているのだから。

コメント (2)
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