詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

木瓜ーぼけ

2012-04-03 | 短歌


<木瓜ーぼけ>
鮮やかな朱色の木瓜。もちろん、白花も斑もあるのだけれど、盆栽風の枝ぶりにはこの
朱色が良く似合う。花はまるまるとして、棟方志功の女神像のようなふくよかな花だ。野
生のものに比べ花弁が多く豪華の一言に尽きる。

春の日に焔たつごと木瓜の花のほどける庭の片隅
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白木蓮

2012-04-02 | 短歌


<白木蓮>
白い花はどれをとっても美しい。この色の無い姿が想像を超えた世界へと誘うのだ
ろうか否である。よく見ると白には暖かい白とか、青っぽい白とか無限のグラデー
ションがある。見る人の、その時の気分によって感じる色も千差万別なのだ。色を
限りなく美しいと感じる時、ひとの心は無垢に帰っているのではないだろうか。
白い色を愛して止まない人のために花となり雪となり形を変えて心に深く残って行く
のだろう。
※最もお気に入りの木蓮の写真/CASIO EXILIM 8.1 携帯電話にて撮影 

永遠の白という名の奥深き彩をきざむわれもまた白
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白い月

2012-04-01 | 短歌


<白い月>
雨上がりにしてはめずらしく大気が澄んでいると見えて中天に浮かぶ半月がとても綺麗だ。
あれほどさわいだ金星もかなり離れて静かに光っている。月の写真は天体望遠鏡で撮ると
かなりシャープに映るらしいが、カメラの望遠レンズでは役不足を否めない。だから少しでも
美しい月を撮ろうと思うからクレーターに影が射して立体的に見えるチャンスを待って撮る。
3/31夜 500×2倍 1/500 f16

早春の木立はいまだ覚めやらず梢に白い半分の月

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする