行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヤブカンゾウ、ノカンゾウ

2022-08-08 20:00:12 | 花,植物
7月10、11日、
野道、河川敷にヤブカンゾウ、ノカンゾウの橙色が咲いていました。


7月の声を聞く頃、
散歩道に今年もヤブカンゾウ(藪萱草)が花をつけていました。


ヤブカンゾウはツルボラン科ワスレグサ属、
有史以前に中国から帰化したといわれる多年草です。
道ばたや土手、林のふちなどによく見られます。


花は橙赤色で八重咲き、
八重の花は一般に雄しべと雌しべが弁化したものといわれますが、
ヤブカンゾウは完全には弁化しておらず、雄しべが見られます。


多摩川の河川敷にノカンゾウ(野萱草)が咲いていました(3/11)。
ヤブカンゾウと同じく、ツルボラン科ワスレグサ属の多年草です。
「萱」は中国語で忘れるという意味、
両者ともワスレグサの別名があります。


花は一重咲きで、草丈はヤブカンゾウより少し小型、
ヤブカンゾウに比べると見かけることが少ないノカンゾウです。


ノカンゾウ、ヤブカンゾウともに
3月~4月に出る新芽は山菜としておいしく人気があります。
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ハンゲショウ+カワセミ

2022-08-07 20:00:19 | 花,植物
6月下旬、
ハンゲショウに花がつき、その下の葉が白く染まっていました。


ハンゲショウ(半夏生) 。
ドクダミ科ハンゲショウ属に分類される多年草です。
ドクダミと同じく地下茎で増え、水辺や湿地に自生します。


半夏生とは、
夏至から数えて11日目の7月2日頃から七夕までの5日間、
雑節の一つです。
昔は田植えの終えた農家の人たちが、
栄養のあるものを食べて、一休み、鋭気を養うとされた時節です。


その半夏生のころ、
葉を白く染め、花をつけるのでハンゲショウ。
葉の片側だけが白くなるので片白草(カタシログサ)、
半化粧とも呼ばれます。


小さな池の岸辺にハンゲショウ。


そのハンゲショウの下にカワセミが来ました。
この夏初めて見るカワセミです。


ハンゲショウの花は小さくて地味、
それをカバーして虫を呼び寄せるために葉を白くするとのこと。
花が終わった後は葉は徐々に緑に戻ります。
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ネズミモチの花とアオスジアゲハ

2022-08-06 20:00:14 | 花に虫
6月末、トウネズミモチが満開に咲き、
アオスジアゲハやヒメアカタテハが吸蜜していました。


大きなトウネズミモチが木いっぱいに花をつけていました。


昨年はこの木にミドリヒョウモンがいたことを思い出し、
なにか蝶をがいるのでは探して見ると、
アオスジアゲハがやってきました。


アオスジアゲハ(青条揚羽)、
黒色の翅を貫くように見られる青緑色の帯が美しい蝶です。
もともとは南方系の蝶ですが、
いまは東京の都市部でも、春から秋までもっともよく観察されるアゲハチョウです。


ヒメアカタテハもトウネズミモチに吸蜜にやってきました。
この蝶も春から秋まで見られますが、
特に秋になると、見る機会が急に増えてきます。


この日も猛暑日で毎日が暑い日、
どこかに姿をひそめているのか
今年は虫たちの姿が少ない6月末です。


その近くの山道にリョウブが咲き出していました。
早くから暑くなったせいか、今年は花の咲き方がいま一つに見えます。


そのリョウブの葉に一頭だけトラフシジミ夏型を見つけました。
近づいてレンズを向けると、
花にとまることなく、どこかに消えて行ってしまい、
結局、撮れたのはピントがあまいこの一枚だけでした。
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チョウゲンボウ

2022-08-05 20:00:14 | 
上谷戸大橋の下にチョウゲンボウの雛が生まれていました(6/9)。


ここ上谷戸大橋
毎年チョウゲンボウが橋下の構造物に巣を作ります。
周辺の開発が進んで、餌場が少なくなったせいか、
今年は一組だけの巣作りとなったようです。


6月9日、散歩の途中、
何人かの人たちが望遠レンズで橋の下を覗いているので、
そこに混じって見ました。
穴の中から、2羽のチョウゲンボウの雛が可愛い姿を見せていました。
親鳥が餌を捕って来るのが待ちきれないようです。


上谷戸親水公園を一周して戻ってくると、
橋下の街灯に親鳥が巣から下りて、とまりました。


若い母鳥です。
一休みして、再び、餌を捕りに出かけます。


後日(6/24)、上谷戸親水公園にて。
高木にチョウゲンボウ♀が一羽とまっていました。
少し遠いので、ワンカットしか撮りませんでしたが
家に帰り、写真を見ると、
足元の枝に、ムクドリほどの大きさ、餌らしき鳥がぶら下がっていました。


これも6月9日、
上谷戸の遊歩道にて、
スズメの幼鳥が眼の前に飛び出して来てキョロキョロ。
あわててレンズを向けましたが
あまりに近すぎて眼にピントがあっていません。
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傷んだゼフィルス

2022-08-04 20:00:17 | 昆虫
5日連続の猛暑日となった6月29日、
林縁の草原にウラナミアカシジミ、ミズイロオナガを複数見つけました。
暑さに耐えかねて、体力を奪われ、木陰や草陰に下りてきたようです。
5月下旬~6月初旬の発生から約一ヶ月、
どの個体も翅が傷み、色褪せていて、
そろそろ終活の時期であることを感じさせます。


写真を撮った順に並べて見ました。
まずはウラナミアカシジミ、
この個体は翅が少し欠けているものの、色褪せは少ないようです。


ミズイロオナガ。
色艶は失せていますが、尾状突起はしっかり残っていました。


ウラナミアカシジミ2。
この個体はかなり色褪せ、尾状突起も半分切れていました。


ウラナミアカシジミ3。
上のものに比べると赤色がまだ残っていました。


ミズイロオナガ2。
色褪せ、翅縁にかなりの傷みがあります。


ウラナミアカシジミ4。
翅縁が切れ、尾状突起もなくなっていました。


ミズイロオナガ3。
尾状突起は残っていますが、
発生期に比べると、翅色はずいぶん褪せ、美しさはありません。
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自宅前から夕焼け

2022-08-03 20:00:50 | 風景
2022年6月下旬~7月初旬にかけて、
東京は9日連続の猛暑日を記録しました。
6月に猛暑日なることも異例なのに、
9日も連続するとは驚き、異常です。
世界各国でも異常気象の報道、
明らかに地球がおかしくなってきているようです。
そんな6月下旬~7月初旬、自宅前から夕焼け空を写して見ました。


6月20日、
この日は猛暑日ではありませんでしたが真夏日、
19時過ぎ、今日は暑かったなと外を見ると夕焼け空。
カメラを取り出し、庭に出て見ました。
設定を探っていると夕焼けが見る見る薄くなっていくのであわてて一枚。


5日連続の猛暑日となった6月29日、
雨戸を閉めようとしたら西の空に夕焼け。
(19時20分、2階のベランダより)


6月25日から猛暑日が始まり、7月3日までの9日間続きました。
この間、晴れ日が続くので、
27日には例年よりずいぶん早く、東京に梅雨明け宣言が出ました。


7月1日、この日も暑かった。
夕刻を待つて買い物に出かけた妻が
「きれいな夕焼けが出ているよ」と帰ってきました。


すでに19時20分を過ぎていましたが
外を見ると上空まで赤く染まっています。


この日はバス通りまで出て見ました。
夕焼け空にレンズを向けていると、
何人かの人が並んで、スマホを夕焼け空に向けていました。
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ヤブヤンマ産卵と飛翔

2022-08-02 20:00:12 | 昆虫
林縁の小さな池を覗いて見ると、
池横の岩壁にヤブヤンマが産卵していました(6/19)。


晴れた日の夏の午後
林縁の水溜まりのような小さな池にヤブヤンマが産卵にやってきます。
ヤブヤンマは水の中ではなく、水辺の周辺の土や苔の中に産卵します。


水辺の岩壁にほぼ垂直にとまり、
苔に産卵し始めました。


リスク回避のためでしょうか、
産卵場所を少しずつ変えます。
頭を支点にして90度回転、真横になり産卵をはじめました。


こんどは180度回転、逆さまになり産卵。


360度回転して、元に戻りました。
産卵器で苔を探り、産卵します。


近くで撮れた一枚をトリミング、
ヤブヤンマの頭部、複眼をアップにして見ました。


飛翔しているヤブヤンマ。
産卵場所を探してゆっくり飛んでるところがやっと撮れました。
飛行機が飛んでいるときは車輪を収納するように、
トンボも飛んでいるときは6本の脚を腹部下に収納する仕組みがあるようです。


ヤブヤンマのホバリング、
4枚の翅がヘリコプターのプロペラのように動いています。
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ネムノキの花とクロアゲハ

2022-08-01 20:00:45 | 花と虫
真夏日となった6月24日、
散歩道のところどころにネムノキが花開いていました。


一週間ぶりに公園の外周道、
ネムノキの大木がいつのまにか木いっぱいに花をつけていました(6/24)。


まだ6月で梅雨明け前でしたが、
この日の東京は青空の覗く真夏日、
そして、驚くことに翌日から一週間、猛暑日が続いたのです。


結局、東京の梅雨明け宣言は6月27日、
異常な暑さの夏が始まりました。


ネムノキ(合歓の木)はマメ科の落葉高木。
葉は2回偶数羽状複葉で、多くの小葉がつきます。
夜になると小葉が閉じて垂れ下がり眠ったようになります。
ネム、ネブとも呼ばれ、名の由来です。


6~ 7月、小枝の先から花柄を出して、
淡紅色の花が10~ 20個集り、咲きます。
長く伸びた薄紅色のたくさんの花糸が花の外に突き出て、独特の花姿です。


小河川の水辺のネムノキにクロアゲハ、
ちょうど橋の上にいると、眼の前の花にとまりました。
望遠ズームの400mmでクロアゲハとネムノハナ、
珍しくトリミングなしです。


ネムノハナには黒いアゲハチョウがよく吸蜜に来ます。
こんな近くで撮れたのは初めて、
蝶も傷みがなくきれいな個体です。

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