浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

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歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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大阪出張

2007-02-16 22:27:42 | 出来事
忙しすぎて現実感がうすれてやや幽体離脱ぎみ、うっかりしてると口からエクトプラズムが出ちゃいそうな状態なのだが大阪出張だ。
打ち合せをどうにかこなして九時過ぎの新幹線に駆け込んだ。自宅到着は日付が変わっちゃうな。

今回で大阪訪問は二度目になるが、慌ただしすぎて印象が何も残らない。

拠点の中がすべてそのまま大阪の印象だ。会議室の壁とか。

せめて一息とビールと柿の葉すしを持ち込んで一人乾杯である。

さばウマシ。ぬはは。当然ビールも開けてしまったりして、これまた激ウマ。さらば仕事モード。

しかしモバイルノートはピッチの性能が新幹線のスピードについていけず余暇に使えない、持ち込んだ内田幹樹の「拒絶空港」も予定を上回るスピードで読み切ってしまい予想外に暇な旅になりつつある金曜日の夜なのだ。

ついでなのでこの際、内田幹樹の「拒絶空港」について。

カミさんは最後あまりに急に展開して終わるのでびっくりしたと言っていたけど、確かにその通りでラストはもう切り詰めた感じがすごくする。

前半・中半とのバランスにやや欠けた感じだ。

一方で旅客機内、航空会社の会議室内に視点を固定し、外部へは出ない、登場人物も広げない事でその臨場感、緊張感を高めることに成功していると思う。

そして何げに政府や航空自衛隊を第三者としてかなり信頼のおけない存在として描ききると云う点でも得点の高い技を見せてくれている。

日本を題材にして歯に衣着せぬアプローチは称賛に値しますよ。

そして何より面白い。