浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

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歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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残酷な夜

2007-05-04 21:13:20 | 読書
昨日に引き続いて、今日も朝から仕事。連休の合間で精神的に全然エンジンがかからず著しく効率が悪い。午後までかかってどうにか手仕舞い。

夕方になって少し散歩しようという事で海を見に行く。風がすごい。
強い横風に負けず次々と羽田に降りる飛行機を眺めながら歩く。



夕飯の買い物がてら本屋さんをぶらぶらと物色。ジム・トンプスンの「残酷な夜」が文庫化されてた。扶養社から出版されていた単行本をそのまま文庫化したもののようだ。

まだ読んでない本だったらもっと良かったんだけどなぁ~。でも、こうしてトンプスンの本が文庫として揃っていくのは嬉しい限りだ。

既読の本なので今日は購入を見送ったけど、結局なんか買ってしまいそうな予感。

強烈に好き嫌いが別れる作家である事は間違いないが、本書をまだ読んでいない人は幸せである。
何せこれから読んで「びっくり」する事ができる機会が残っているからだ。

読む面白さの点では「ポップ1280」の方が上かもしれないけれど、ジム・トンプスンの真髄というか、らしさの点では「残酷な夜」が一枚も二枚も上だと思う。

未読の方は是非どうぞ。

この勢いだと「取るに足らない殺人」や「深夜のベルボーイ」も文庫化してもらえそうなので待ち遠しい。