浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

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自転車の事故

2011-01-07 23:57:00 | 自転車
自転車の事故が先進国のなかで突出して起こっているのだそうだ。
年間で千人近い人が事故死していると云うのにはちょっと驚きだ。

ニュースによれば、1980年には1366名が亡くなったものが、約三割減少してこの結果。
一方でフランスでは8割も減少して、昨年の死亡者は年間150人だったという。
フランスの人口は約65百万人、日本は約127百万、自転車人口が仮に同じだったとしたら、事故死者数は3.5倍位という計算になる。

事故の内訳をみると、自転車の事故の71%が交差点で、また54%が出会い頭の事故だと云う。

他の先進国では、自転車専用の道路の整備などによって、事故死者数が大きく減少したとニュースでは分析している。
てっきり僕は最近の自転車人口が増えた事から事故が増えたというニュースかなと思ったが、全くの的外れだったようだ。

それにしても、年間千人。30年間で3万人以上が亡くなっているというのはちょっと唖然としてしまう数字だ。

インフラの不整備を原因として捉えたとしても、そんな簡単に整備ができる訳でもなかろう。そうなると今後何年間かは、引き続き毎年千人前後の人の命は消え続ける事になってしまう。

インフラ整備は是非とも進めて頂きたいが、その前に自分で気をつけることで未然に事故を防げるのであればできる限りの事は徹底して実践しておきたいと思う。

何年か前に僕も自転車に乗っていて交差点の横断歩道上を直進中対向してきた左折車にはねられた事がある。幸い大きな怪我もなくすんだけど。

またバイクでも交差点の右直事故に遭った事がある。バイクで直進しているところに真横から右折車が突っ込んできたのだ。
この時は約一ヶ月松葉杖で生活するハメになった。

転んで自損なんて事も勿論何度もあったけど、この二回の事故はどちらも公式には相手の不注意だという事になっているが、
個人的には、避けられないことはなかったもので、直進優先だから自分が先だという慢心に負けたと思っている。
ぶつかって痛い思いをするのはあくまで弱者なのだ。

事故の話しは自慢にもならないが、こうした経験も踏まえ、そして自動車もバイクも自転車にも乗る人目線で、
普段から気をつけたいと思っているところを書き出してみるのは有用じゃないかと思った。

自転車の事故は全く他人事ではなく、一度事故に遭えば自分のみならず、家族の人生も大きく変える事態となってしまうものだ。

加害者にも被害者にもならない為に。

大通りに接続するT字交差点や一般的な十字交差点に進入する際に、横断歩道や歩道を塞ぐ形で一気に入ってくる車がたまにいる。
歩道には走っている人も自転車も通っているので、本来はちゃんと一時停止して注意すべきところだ。
しかし、当たれば痛いのはこっちである以上、こうした無配慮な車もいるという前提を持つのは大事な事だ。

交差点でなくとも、道路脇には建物の出入り口や路地もある。この出入りにも注意が必要だ。周りも見ずに子供が、自転車が、出てくる事だってあるのだ。

車道を走る場合、ありがちなのは駐車車両をかわしながら走る事だ。バイクではこの駐車車両をかわすためにコースを変える場合、車線変更とかライン変更する場合、後方確認が必須。

後方確認は自分の車幅以上にラインを変える場合には絶対だ。

しかし自転車でこれが出来てる人はすごく少ない。というか稀だ。

自動車を運転していて、自転車が急にライン変更して焦る事がある。車もバイクも運転者は周囲が予測しやすく、かつ周りが予測した通りに動く事で相互に事故を防ぐという暗黙の了解がある訳だが自転車には驚かされる事が多いのだ。下手をすると後も見ずにライン変更どころか斜め横断していくような人もいる。

これは自転車の後を自転車で追走している場合にも注意が必要で、追い越そうとしたら不意にラインを変更してきたなんて事もある。

車やバイクの場合には音がするので、自転車の人も気をつけているのかもしれないが、早い自転車が音もなく後から来ている可能性は全く考えていないという人は結構多い。
そういえば先日、小さい交差点にさしかかった時、音で判断して飛び出してきた自転車と衝突しそうになった事があったっけ。

基本的に日本では左側通行な訳だが、自転車で歩道を走る以上、右側の歩道を走るなんて事もある。こんな場合対向してきた自転車とはどっち側通行するべきなのだろう。左側だろうか。全く気にしていない人も実際には大勢いる。出会い頭に右に動く人にも良く出会う。

歩行者は歩道を歩くとき、左側を歩く事を意識しているなんて事はあまりないだろう。
公道のルールを歩道に持ち込むと逆に危険なのだ。

僕は基本的に誰もいなけれ真ん中を走るようにしている。どっちから何が飛び出してくるかわからないからだ。
人が歩いている場合は、車側を走る。自転車が対向してきた時には、基本的に左側に行くが、相手の動きをみて、右に出る事は躊躇しないようにしている。


道交法を守る事は大事だけど、本質的には事故を起こさない、無事で走りきる事が何よりだと思う。ルールよりも事故に合わないように運転する事が大事だという事を常に肝に路銘じておきたい。

繰り返すが、自転車の事故は全く他人事ではなく、一度事故に遭えば自分のみならず、家族の人生も大きく変える事態となってしまうものだ。加害者にも被害者にもならない為に。

自分自身として何より慢心せず、これからも無事に自転車に乗れ続けられる事を切に願います。

皆様も呉々もお気をつけ下さい。